黄昏通信社跡地処分推進室

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片手が脱皮

ということで片手が脱皮した。気づかないうちに脱皮してたとかがなければたろうよりはだいぶ遅いペースだが、それでも身体の大きさはほとんど変わっていないように見えて不思議。殻は 24 時間以内ぐらいで食べ尽くしたみたい。ところで「脱皮したらもとより小さくなるはずなのにどうして大きくなるの?」というめちゃくちゃ素朴かつ本質的な疑問についてだが、脱いだ直後はとても柔らかく、その間に水とかがぶがぶ取り込んで膨らむらしい。しかるのちに硬くなることで結果的に脱皮前より大きくなるのだそうだ。すげえシステムだ。

qodaq 第二回例会

先月の第一回が楽しかったので今月も参加した。前回書いた通り出題用の問題も準備した。まあ常日頃問題は作っているのでそれがどこに向くかというだけの話……のはずなのだけど「これはモノシリ向きかな」とか「これはむしろみんはやの方が」とか考え出すと意外ときりがない。
今回は前回より若干参加者が少なくてのべ 12 人、だったのかな。でもみなさんのこだわりの問題とそれについてのフリートークが盛り上がって楽しかった。
水先芦花さんが今回初参加だったのだが、この人はみんはやでは「厨子王」と名乗っていて、前々から少し気になっていた。とにかくどんな企画でも上位にいる印象なのだ。何者なんだろうと思ってたんだけど、今回読んだ問題は「湖中島みんはや」の再放送だった。少し前に部屋が立ってたのは憶えてるんだけど参加はしていなくて、しかもあれ別々の人が二回やってたよなというのも記憶にあったが、水先さんは二回目の方を立てた人だったらしい。いわく、TAKUMI さんがなにかのきっかけで「湖中島にはロマンがある」というような発言をする→610 さんが本家「湖中島みんはや」を企画する、という流れがあって、水先さんはその企画の予告を見て徹底的に対策したらしい。そしてそこで出なかったネタをカウンター企画として打った、ということだったのだそうだ。おれは唸ってしまった。湖中島みたいなニッチなジャンルに「徹底的に対策を打つ」ということができる貪欲さはちょっと今の自分からは想像もできない。もちろん強い人が必ずしもみんなこういうスタイルではないということはわかっているが、しかしなるほどそりゃどんなジャンルでも強いはずだわと思わされた。ちなみに問題は案の定めちゃくちゃ難しく一問もわからなかったが、作問の苦労や関連知識の話は普通に面白かった。個人的には一問目がすごく好き。
自分の問題は……どうだったのだろう、わからないが、全滅の問題もありつつも、それなりに答えが出る問題も多く、まあ悪くはなかったのかなと思っている。discord だとどうしても話しはじめると相手は割り込みづらいので、必要以上にしゃべりすぎたきらいもあったかなと思うけど、そこらへんは慣れていくしかないかな。
ということで、次回があればまた参加したいと思っています。

散歩

夕方散歩。近所の公園の、うちから遠い側の方へ。以前から気になっていた、ある家の二階から家の前方へ突き出していたテラスが先日崩壊してしまったらしく、見に行ってみたのだがもうテラス自体は綺麗に片付けられていた。気になっていたというのはなんとなくたわんでいるように見えていたからで、実際老朽化していたのだろうけど本当に壊れちゃうのはけっこう驚き。で、公園の側に来てたソフトクリームワゴンで子供たちにソフトクリームを買い、少し遠回りして知らない道を通って帰る。知らない道は本当に楽しい。スマホの地図アプリのおかげで行ったことのない道でも気軽に歩けるようになったのはありがたいことだ。本当に手ぶらで歩いてると変な袋小路にはまったりして、あてもないはずなのにそれはけっこう萎えるんだよね。妙なもんだけど、まあそういうものかもしれないとも思う。

『なめらかな世界と、その敵』 伴名練著 早川書房,2019-08

今回あたりから 2020 年に読んだ本です。相変わらずめちゃくちゃ遅れてるゼ。

なめらかな世界と、その敵

なめらかな世界と、その敵

  • 作者:伴名 練
  • 発売日: 2019/08/20
  • メディア: 単行本
著者の十年ぶりの作品集。同人誌などに細々と書かれ、時に年間 SF 傑作集などに収録された作品を中心に6編が収録されている。いきなり平行世界を自在に行き来する描写があらわれて面食らう表題作「なめらかな世界と、その敵」。平行世界の行き来のカジュアルさと、世界がそうであることの重さのアンバランスさが興味深い。問題意識はイーガンの「ひとりっ子」に通じるところがあるが、個人の中で閉じているところがこの人の持ち味なのかな。「ひかりより速く、ゆるやかに」は書き下ろし。SF では頻繁にと言っていいほど使われているネタではあるけれど、この料理法はよかった。「ホーリーアイアンメイデン」は既読で、初見でも好印象だったけどやはりかなりいい。他の作品と一緒に収められているとまた違った文脈みたいなものが見えてくるのは味わい深かった。
よかったのは上記三編で、残りはそれなりというところだけどどれも印象は悪くなかった。また作品集が出れば読んでみたいと思う程度には好き。

出勤

今週三度目の出勤。よろしゅうない……のだが結果的には行ってよかったという感じではあった。
月、火、木、と少しずつ確実に電車内に人が増えているのがわかる。駅構内の店舗もかなりの数営業を再開していて、まだ混んでいるにはほど遠いけど、ちょっとずつ世界が動き出しているのがわかる。おれたちはそれなり以上の傾向と対策をつかんだのだから、それを活かしながら、リスクを受け入れつつ、いろいろなものを動かしていかなくちゃいけない。とはいうものの、少なくとも現状ではリスクを負うのは結局病院とか介護施設の人になってしまう。それをよしとすることはできない。よしとせずに、なお世界を動かし続ける方法は、今のところおれにはわからない。

出勤

借りてきたノート PC にソフトウェアをインストールする。なにも難しいことはなかった。なんでこれ毎回サービスマン呼んでたんだろか? ばかばかしすぎた。次からは自力でやろう。といいつつ夕方実際使ってもらったらエラーが出ましたと言われて呼ばれる。TA のドライバ入れ忘れとった。てへ。もちろん入れて解決。