黄昏通信社跡地処分推進室

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幻の蟹

朝浜辺を散歩してみる。あまり人が居ないが、その一方で寝そべって読書に没頭してる人とかも居る。パラソルもなく。総じて白人は日焼けを気にしてない人が多い印象だったんだけどなんでだろうな。影響大きい筈なんだが。砂浜には無数の蟹穴が空いていて、砂色の小さな蟹が出入りしていた。素晴らしい保護色で、浮いているみたいに速く走る。近付くとすぐに巣穴に入ってしまうのだが、一匹だけ巣穴を見失ってうろうろしてる奴が居たので捕まえることができた。親指の爪ほどの大きさ。丁寧なカラーリング、重さなどないかのよう。

ウミガメ

今日もオプショナルツアー。コーヒー農園の見学の筈だったのだが何故かウミガメを見に行く行程が入っていた。ちょっと嬉しい。行ってみると果たして海岸でアオウミガメが1頭ガン寝していた。甲羅を陽に当てて寄生虫とかを殺すらしいのだが、なんつうか、寝過ぎ。おまえが殺されるぞ。法律で 15 フィート以内に近寄ってはいけないことになっているので、遠巻きに双眼鏡で見る。

コーヒー農園

ここは観光農園の見学で、期待してたのとちょっと違った。野生の七面鳥がうろうろしているのが面白い。大きくておっとりしていてとても可愛い。

コナ

すっげえさびれてる。人もあまり居らず、「打ち捨てられたリゾート」という感じ。空き店舗も多かった。アーケードがあったので覗いてみたら、なんとガンバレットがあった。英語圏でのタイトルは『POINT BLANK』らしい。いくら古いゲームばかりあるとはいえそれほど広くない店内に 12 年も前に発売されたこのゲームが未だに置いてあるのだから大したものだ。時間がなくてやれなかったのが残念。

七面鳥は措くとしても、滞在中に色々な小鳥を見た。この地ではありふれた鳥なのだろうけど、見慣れない鳥を見るとそれだけでちょっと嬉しいものだ。ハワイイ島で印象に残ったのはキンノジコ(英語名は saffron finch)。小さくてまるっこくて遠目には全身黄色という、南国らしい派手なカラーリングで、とても可愛かった。

みたび海へ

ホテルに戻ってからまたぞろビーチへ繰り出す。海岸であった日本人の新婚カップルの男の方がAに似ていた。そのまま日暮れまで海岸に居て水平線に沈む夕日を見た。今日でハワイイ島も最後。ちょっと寂しい。素晴らしいところだった。