黄昏通信社跡地処分推進室

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愚考1の続き

  • でまあ、超今更だけど、「ゲーセンで出会った不思議な子の話」。おれのスタンスからすると、この手の2ちゃんで実話として報告する形式自体がクソ。ということにはなるので、まあこの時点でクソだ。
  • が、前回も書いた通りフォーマットはクソだけど中身は別、ということにはしている。その上で中身を評価すると、正直全然いいと思えなかった。無論、前回も書いた通りある種の予断は考えている以上に評価に影響する。本当に起きた話だ、と思うことが評価をあげ得るように、本当に起きた話だと思わせようとしている作り話だ、と思うことが評価を下げることは当然あり得る。
  • それにしてもここまで話題になるのだから中身はそれなりにちょっとしたものなのだろう、と勝手に思いこんでいたのだけど別にそうじゃなかった/もしくは多くの人にはヒットするけどおれにはそれは当たらなかったらしい、というのは中々に意外だった。おれは物語の消費者としては実に凡庸な部類だと自分では思っていて、ありがちなストーリーでも泣いたり笑ったりする方だと思うからだ。
  • どこまでも類型的でしかない物語なのだから、人物とか舞台とかにしか感情移入する要素はなくて、それがおれには引っかからなかったのかも知れない、というようなことはちょっと思う。特に舞台がゲーセンというのと、その作中での描かれ方はおれにとってはよくなかった。これゲーセンじゃなくてもいいよね、としかおれには思えなかったからだ。
  • あ、だからゲーセンどっぷりだった人がどう感じたか、ってのはちょっと知りたいかな。まあそもそもそういう人に対して書かれていない、のだとは思うけど、基本的にあんまり評判よくなかったんじゃないかなーと個人的には勝手に思っている。