黄昏通信社跡地処分推進室

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螺旋の化石の螺旋

【現地時間 06-22】
どひー寝坊した。みなさん集合してからやっと飛び起きてホテルのロビーへ。20分ぐらいロスしてしまって申し訳なし。この日は午前中はフリー。地下鉄に乗って自由の女神方面へ。地下鉄は異国情緒あふれる感じ。具体的に言うと、古い。駅の設備も車両も総じて古く、きしみながら走っている感じだ。実際はそこまでではないのだが。駅から出るといきなり揃いの制服をきた人たちにつかまる。フェリーがあっちだとか全部で一時間ぐらいだとかまくし立ててきて、駅から離れた方へ誘導してこようとする。あとでわかったのだが観光フェリーの強引な客引きで、そのままチケットを買うとけっこう高い観光フェリーに一時間乗せられるという感じらしい。なんかもっともらしい制服着ててすごくたくさん居たからふらふらついていってしまいそうになる。ひとことで言えば罠である。自由の女神そのものへは別の公式フェリーみたいなのがあって、夏休みだし土曜日だしで激混みで早々と諦める。フェリーとは別に上に上がるのにも予約が必要なのでなかなかハードルの高い観光といえよう。歩いてグラウンドゼロの方へ。途中ちょっとだけ銀杏並木があって面白い。ニューヨークにもあんのね。グラウンドゼロは二棟の跡地それぞれに巨大なモニュメント――正方形に地面が掘り下げられて巨大な池のようになっていてそこに延々と水が流れ込む(※もう少し複雑です)――がすごく壮大で驚く。絶対に風化させるまいという気合いをひしひしと感じた。その後は地下鉄でグランドセントラル駅へ。ここは建物がめちゃくちゃかっこよくてテンションが上がる。すぐ近くにあるカフェでお昼ごはん。せっかくなのでハンバーガーを注文する。$20 とかでフライドポテト付き、いかにもながっつりボリュームでおいしかった。うむうむ。このあとは自由行動に。とりあえずみやげを買わなければ……ということで、駅の側にある洋服屋さんに入ったら割と可愛い感じのTシャツとかがあったので娘と姪へのおみやげはおそろいのTシャツにする。サイズはでかいけどそのうち着られるだろう。そこから地下鉄に乗ってアメリカ自然史博物館へ。これが苦戦した。地下鉄の路線図を見てああこれに乗ってれば大丈夫と思っていたら八番街でいきなり急行になってしまい、飛ばす飛ばす、自然史博物館駅も含めて七駅もすっとばしやがって、やっと降りられたのが 126 丁目。自然史博物館は 81 丁目である。仕方ないので逆方向に乗ろうと思うのだが、今度はどれが各停でどれが急行だかわからない。冷静に考えれば軌道が違ったので、単に西側のホームに来る奴に乗りゃよかったのだが、それがわかるまでにだいぶ時間がかかってしまった。ともあれようよう正しい奴に乗れてなんとか自然史博物館駅にたどり着く。ここは『ナイトミュージアム』のとこ。見た目にぱっとわかりやすい展示が多くて英語力はそれほど試されないですむ、のだが、まあ読めば読んだでもちろん面白い。ここで息子へのお土産を買う。意外と早く営業時間が終わってしまうので、外に出てセントラルパークの端っこの方をちょっと歩く。花は見慣れないものが多いがシロツメクサは日本のとおなじであるようだ。広くてとても気持ちのいい公園。適当なところでまた地下鉄に乗って、グランドセントラル駅方面に戻る。この日は日本食居酒屋で呑み。おいしいけどさすがにけっこう値が張る。現地に住んでて日本酒好きな人なら行ってみてもいいんじゃないかなという感じ。帰りは軽い酔いに任せて同行してた人ひとりとホテルまで歩いて帰る。これは楽しかったな。このあたりはぱっと見の感じは治安もよさそうではあった。水買って、部屋戻って風呂入って、寝る。

飲み物の相場

ペットボトル飲料の相場がよくわからん。カフェみたいなところで買うと $3 近く取られたりもするし、そんなもんかと思ってると地下鉄の売店で $2 だったりもする。サイズは 1.25 パイント(約 591ml)が主流。小さなスーパーみたいなところで買ったときは水が $1.60 ぐらいで、まあそこら辺が相場なのかも。一番安かったのはこの日の翌日にメトロポリタンミュージアムの前のホットドッグスタンドで売ってたコストコの水で、$1 で 500ml だった。