黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

一発屋ターフを去る

今年はここまで一瞬たりとも観てないウインブルドンだが、こんなニュースがあったので流石に紹介。2001年の覇者(これほど「覇者」という言葉が似合わない男も珍しい)ゴラン・“ワイルド・カード”・イバニセビッチが、ついにウインブルドン最後のゲームを迎えたそうだ。


Hewitt was superior in all departments except the obvious one: Goran hit 15 aces to the Australian's 12.

ヒューイットがこの試合、あらゆる数値で上回っていた。だがたったひとつ、サービスエースだけは、12本に対して15本と、ゴランの方が上回っていた。
最後の相手は2002年の覇者レイトン・ヒューイット。「流石に強すぎた」とゴランは試合後にコメントしている。だが、最後にセンター・コートに戻って来られたことは、そして気まぐれな太陽がコートの上に顔を見せたことは、このウインブルドンの名物男が天からも愛されていた証だろう、と記事には書かれている。

But I going to miss everything. This is for me biggest tournament. But I going to miss waiting for the rain to stop.

でも、なにもかもが名残惜しいよ。(ウインブルドンは)おれにとって一番大事な大会だったんだ。雨が止むのを待つ時間さえ、もう味わえないのかと思うと寂しいよ。
最後のインタヴュー。リンク先英語だけど、簡単なので閑なら見てみるといい。しんみり来る筈なのだが、実際はそうでもない。本人のキャラがキャラだからだろうか。なんにせよお疲れ様のひとこと。この男には本当に楽しませてもらった。有難うと言いたい。