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高専ロボットコンテスト2004地区大会(2):東北地区大会

毎年書いているけどここは「ロボット上手の勝負下手」。技術は高いんだけどそれが勝ちに結びつかないロボットをよく全国大会に送り出してくる。
今年で言うと準優勝で全国大会出場を決めた一関高専A「閃光華火」が典型的なそのタイプ。まずスポットの奥に妨害網を伸ばして、次にバレーボールを射出して自分のボールにぶつけ、妨害網にひっかけてスポット付近にとどめる。さらにバレーボールを飛ばして相手のボールを落とす。というおそらく全国でも珍しい投擲型なのだが、射出精度が異常に高く、決勝まで自分のボールには百発百中で勝ち進んだ。だが、決勝で敗れた試合のように先に妨害されたり、素早くスポットを確保されたりしてしまうと基本的にどうすることもできないのが泣き所。強くはないだろうが、印象に残るマシンだ。
優勝したのは鶴岡高専A「Stream」。動きが速く、妨害機を出してからスポットを確保しに行く、という動きができるので、きちんと動作すればかなり多くのタイプを完封できる。東北には珍しい?試合巧者と言えるだろう。もう少しボールを運ぶ精度が上がれば、全国でもわりとやれそうだ。
もう1チームは東北で0センチを達成した2チームのうちのひとつ、福島高専A「パーフェクトブラザーズ」。先にスポットを確保してからその子機がそのままボールを取りに行く、おそらくこのゲームでは最強のアーキタイプ。わりと早いうちに敗れてしまったが、実力は結構上位だった。全国では苦戦するだろうが。