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賢押杯 Alt. 2017 in Tachikawa -- 優勝レポート

Alt. の参加は二回目。前回(2015,立川)はローリングでプレイオフにひとり足りずの6位で予選敗退だった。

前日

髪を切った。人前に立てるかんじになった。

当日

とりあえず西国立に 11 時着。調べておいた中華料理屋でお昼を食べて、たましん RISURU ホールへ。あいにくの雨だったけど立川病院のソメイヨシノはとても綺麗だった。前回は秋だったからこんなに桜が植わっていることにまったく気づいていなかった。
第4会議室は前回の部屋より少し手狭な感じだった気がする。登録は定員 25 名フルゲートだったが1人キャンセル、もう1人結局現れずで 23 名で開催された。見学が5名いて椅子が足りないほど。

予選:ローリングクイズ

苦しかった。
最初のセットで全然点けられず、「横山秀夫」で5抜けしてようよう3人抜き。次のセットで2抜けだったものの、そこからも4抜けが多く、二組目と三組目を行ったり来たりという感じ。しかし8セット目残り三人の状況、答えの見当はついていたものの「人間いたるところ」まで読まれたところで押されてしまい、初の負け。ここまでで 29 人、時間的にもおそらくあと2セットだから2セットともでっかく抜かないと4位には届かないだろう。
9セット目(二組目)の一問目、「名古屋大学助教授だった当時」みたいな振りが聞こえて押す。この人しかいまい。「森博嗣」で一抜け、これで 36 人になる。たしか二組目の途中でブザーが鳴り、あと1セットになることが確定。
10 セット目、たしか三番目にいたから6位だったはず。でもこの三番目の赤のボタンは今日何度も押せていてゲンがいい。一問目、「1974 年にこの人が演じたことから」……げ、芸能〜。だめかも……。「以後沖田総司を美男子が演じる風潮ができたとも言われる、現在は NHK美の壺』二代目進行役もつとめている、」 思いもかけない方向に前振りが回ってきて、押す。点いた!! 「草刈正雄」 これでまたしても7人抜き。なんと本当に2セットとも大きく抜けてしまった。これはもしかするとなんとかなるかも。
あとは椅子に座って後続を待つ。上手(=順位が低い)の方の人が比較的先に抜けてきて、点数を見るとおれよりは下。ひとり「ユウダイ」さんが 47 人と突き抜けたトップだったが、他に 43 人がふたり、次の人は 42 人で、つまりぎりぎり通過していた。めちゃめちゃ緊張したけど、嬉しいやらほっとするやら、かなり挙動不審になっていたかもしれない。
得点の経緯は 3→9→13→17→19→25→29→29→36→43 みたいな感じ。17 と 29 の間があやふや。

敗者復活戦 ○×

「高みの見物をしててください」と言われたが、一応やってみる。三問正解。箸にも棒にもかからぬ。ここは「ねこもどき」さんが会場唯一の全問正解でいきなり復活を決めた。これを七問とるのはすごいのひとこと。

準決勝:アタック 25

ローリング通過4名と敗者復活1名での「アタック 25」。あの番組とまったく同じルールで、誤答の2休も同じ。パネルのとり方とか研究したことがなかったので出たとこ勝負になる。パネルの色は白。
序盤は緑の「まりも」さんが走る。確か最初5枚ぐらいとってたはず。そのあとようやく正解できて、2番に行ったんだったかな。で、4番を誰かが取ったあと5番を取れて上辺を制圧*1。これがすごく大きかった。そこから結構正解を出せるようになって、10、15、20 も確保する。これで右上 10 枚をものにしたので、もしかしてこれいけるんじゃないのとちょっと思い始める。なにしろ二位まで抜けられるのだ。
でも不思議と緊張しなくて、わかる問題を待ってれば必ず取れると思って答え続ける。読み切られてから押した問題が何問かあったのは、つまり問題がおれに合ってるってことなので、ますます慌てる必要はない。……と自覚的に考えていたわけではないけれど、準決勝以降はかなり待って押しても大丈夫、と感じていた。
アタックチャンスは取れなくて、青の「にむな Lv」さんに 10 番を割られてそのあと 6 番も取られ、ごっそり行かれそうになったけど、21 番、22 番と取れて1位を守る。13-10-1-1 だったので、終わってみれば快勝だった。9○0×だったらしい。後半アタックチャンスを含めて勝負どころで正解を重ねた「にむな Lv」さんが決勝の対戦相手に決まった。

決勝:9ポイント先取ニューヨークスタイル

正解で +1、誤答は -1、問題数は 40 問で使い切ったらその時点でリードしているほうの得点 +1 ポイントが勝利条件になる。
一問目、「スイングステート」を押し勝って?正解。得意とはいえない社会で先手を奪えてちょっと気が楽になる。しかし決勝はさすがに難しくスルーが頻発。「宿坊」とか明らかにふたりとも知ってたのに押せなくて思わず苦笑い。概ね終始先行できたのだけど、リードを少し広げたところで誤答、というのを3回ぐらいやったので、やはり緊張していたのかもしれない。準決勝まで誤答はひとつもなかったのに。「グランドスラム」は仕方ない誤答だったけど「サウスパーク」はしょぼい誤答だった。どっちかだな、と思ったのに正しい方に行けなかった。あとたぶんもう一問間違えたけど思い出せない。(後日追記:「バットマン」でした)
そうこうしているうちに「ダゾーン」だか「ナタリー」だかで8ポイントに届いて先にリーチ。1ポイント返されて、8-7 となったところで 40 問を使い切った。とはいえおれが8ポイントあるので勝利条件は変わらず9ポイント。四十一問目、「2015 年シーズン限りで現役は引退しているが、今年発売されたファミスタ 2017 ではナムコスターズに所属している、」……この辺りでああたぶんあの人、と思って、「中日ドラゴンズでの活躍で知られる」……たぶんこの辺で押した。点いた。ツイッターでちら見した知識でちゃんとしたソースで見たこと一度もない。「……山本昌広?」 なんかかっこ悪い答え方になってしまったけど、優勝が決まった。

アフター:ペーパーテスト

賢押ペーパーと同じスタイルの7ジャンル×10 問のペーパークイズ。違うのは四択でマークシート方式になっていたこと。たぶん次回の本戦でこの方式に切り替える予定で、今回はそれのテストなのだろう。鉛筆を持ってなかったので全部ボールペンで答えてみたが、まあ読み取れないことはないはず。自己採点では 8666566 = 43pts. で、悪くはないがこれだと上位に喰い込むのはとても無理だろう。

感想

うれしいですね、優勝。
コメントには「ローリングを抜けたいです。」ってだけ書いていて、それはほんとに今回の目標だったので、ちょっともうその先のことは全部望外の結果としか言いようがない。その分あんまり緊張しないで済んだのかもしれなくて、結果的にはよかったのかもしれない。
何度振り返ってもローリング最後の2セットは信じられないほどツイていたとしか思えないが、そのツキを掴むだけの力は一応持っていたということなのだろう。そこはそう思っておく。
来年賢押杯の本戦が予定されていて、そこでスペシャルラウンドの参加権かなにかが与えられる予定、とのこと。これはほんとに全然知らなかったので、本戦出場へのモティヴェイションがぐっと上がった。なんとか都合をつけて参加したいです。

謝辞

企画者のみなさま、スタッフのみなさま、どうもありがとうございました。ツイッターでも書きましたが、アタック 25 もニューヨークスタイルもなかなか体験できるものではなく、めちゃめちゃ楽しかったです(パネルの番号言うの超気持ちいいですね)。30 問近く答えた計算で、なんだかほんとのこととは思えないです。素晴らしい時間を過ごすことができました。対戦されたみなさまにおかれてもありがとうございました。またどこかで。

追記

自分とクイズの関わりを書いておく。
クイズサークルには過去現在を通して所属したことがない。早押し機に触るのは今回が6回目だった(賢押杯3回、賢押Alt.1回、賢押フリバ1回)。
QMA だけは初代からずっとやっていて、今年で 14 年目。(後日追記:アンサーアンサー忘れてた。初代と2までやってて、アンサー十段ぐらいまで行ったのかな。)
それで全部。
賢押杯シリーズはそんなキャリアでも楽しめる――まかりまちがうとチャンスがある大会なので、QMA 好きでオフラインはやったことないけど興味があるという方は、ぜひ一度挑戦されるといいと思います。

*1:この辺手順あやふや。この通りだと1番取られてるはずなので、たぶんこうではなかったのだと思う。ともあれ、わりと序盤に2〜5を取ったのは確か。