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NFL 2017 -- Week 1

さあ、開幕!





の前に、今シーズンのルール変更を確認しておこう。

  • オーヴァータイムが 10 分に短縮された。これはレギュラーシーズン、ポストシーズン共に同じ。ただし、ポストシーズンではこれまで通り同点なら延長を繰り返す。10 分だと FG 一本ずつ決めて時間切れ、みたいなこともありそう。
  • フィールドゴールや PAT の際に、リターンチームの選手がオフェンスラインを飛び越える行為がすべて禁止となった。危険だし、既存のルールがわりと理不尽(他の選手に触れずに飛び越えれば反則にならない)だったので、一律禁止という方針はよいと思う。
  • 頭部への危険なヒットをした選手は一発で退場処分にすることができるようになった。「必ず」では厳しすぎるので妥当な線とは思うが、反面誰が見ても悪質とまでは言えないヒットで退場がコールされれば割り切れないものは残るだろうな、とも思う。






さて、あらためて、始めよう。

Kansas City Chiefs (1-0) @ New England Patriots (0-1)

開幕戦は昨季のチャンピオンが登場。おたがい昨シーズンは地区優勝でプレイオフに進んだチーム同士の対戦となった。チーフスはジレットスタジアムでの勝ち星がなく、ブレイディは自身開幕戦で 12-2 という圧倒的な成績を残している。
先攻はペイトリオッツ。最初のパスこそブレイディががら空きの TE アレンに通せなかったが、そこからは完璧なパスプロテクションに守られてパスを通しまくる。一回目にエンドゾーンを陥れたプレイはホールディングでヌリファイされたが、その2プレイ後に同じく RB ギリスリーがエンドゾーンを踏んだ。
チーフスは返しのドライブの最初のプレイで早速ルーキー RB カリーム・ハントにボールを預けるが、ボールをかきだされてファンブルロストしてしまう。
ペイトリオッツはこの機を逃さずブレイディがグロンカウスキーへタッチダウンパスを通した、かに見えたがこれは着地時にボールを地面に着いてしまいリバース。この後チーフスディフェンスが踏ん張り、3rd、4th ダウンをいずれも半ヤード手前で止めて無失点にとどめた。
チーフスはそこからの 90 ヤードをタッチダウンまで持っていく。アレックス・スミスが短いパスを散らし、ハントがいきなりのファンブルにも萎縮せずいいランを見せ、最後はクローニーへのタッチダウンパス。ここはチーフスらしいいいタッチダウンだった。7-7。
ここからはしかしペイトリオッツにふたたび流れが傾く。25 ヤードの FG 成功の後、ギリスリーがもう一本タッチダウンランをあげて 7-17。このあとおたがいにパントを挟んでから、チーフスは少ない残り時間でタッチダウンを返す。ここも自陣8ヤードから 12 プレイ重ねての得点で、アレックス・スミスのクオーターバッキングが冴えていた。14-17 で折り返し。


後半はチーフスが先に得点をあげる。自陣 25 ヤード地点からの攻撃、最初のプレイは珍しいロングパスのコールで、スミスが右奥に投じたパスに対して WR ヒルはディフェンスをぶっちぎっていてがら空き。そのままタッチダウンになって 21-17 とこの試合初めてリードを奪った。
ペイトリオッツも黙ってはいない。チーフスの続く攻撃を二回続けてスリーアンドアウトに仕留める一方で、ギリスリーのみたびのタッチダウンランで再逆転すると、 FG をもう一本追加して 21-27。
ホームゲームでリードして 4Q に入れば 112-2 という驚異的な成績を残しているペイトリオッツだが、今日はここからやられてしまう。まずはスミスの今日二本目のロングタッチダウンパス、今度のレシーバーはハントで、マッチアップしていた LB を振り切っての 78 ヤードタッチダウン。これで 28-27 とすると、返しのドライブでまたしてもペイトリオッツのギャンブルを止め、一回パントを挟んでその次のドライブ、またしてもハントが今度はランでタッチダウンを決める。
ここからはディフェンスも乗ってきて、ヒューストンが2回、ベイリーが1回と二回の攻撃権の間に三度もブレイディをサックしてペイトリオッツにまともな攻撃をさせない。そうこうしているうちにチーフスは今日初キャリーの RB ウェストが中央にとどめのタッチダウンを決めて勝負あった。
序盤は明らかにペイトリオッツが押せ押せで、3Q まではやっぱり強いなーという感じだったのが、4Q になってまったく一方的にチーフスがやりたい放題やって勝ったという試合で、見事ではあったがなんだかよくわからなくもあった。しかしオフェンスはもちろん尻上がりにパフォーマンスを上げたディフェンスも素晴らしく、今年もチーフスは結構いいかもしれない。
ペイトリオッツは珍しく終盤ロングゲインを複数回許してしまった。それもディフェンスが半ば「切れた」という印象のやられ方で、そこも珍しいと思う。とはいえ、基本的にはなにかあってもすぐに立て直してくるチームなので、来週以降に引きずることはないのだろう。

  • チーフスのルーキー RB カリーム・ハントは、カレッジでは 800 回以上キャリーしてファンブルはわずか1回というスタッツだったのに、NFL 初キャリーでファンブルロストとまさにプロの洗礼を浴びた格好になった。サイドラインでもコーチに説教されててこりゃやばいなという感じだったが終わってみればランでは 17att-148yds-1TD、レシーブでも 5rec-98yds-2TD と化け物としか言いようがないスタッツになっていた。おそろしい奴が出てきた。
  • 4th&12 から二回連続でランニング・イントゥ・ザ・キッカーという珍しいシーンがあった。どうみてもランニングが妥当な判定でそれはいいのだが、二回続くとパンターさすがにしんどいよな、と思いながら見ていたら三回目のパント普通に前の二回より飛ばしててやっぱプロはすげえ、ってなった。チーフスのダスティン・コルクウィット。



最終スコア:KC 42-27 NE

New York Giants (0-1) @ Dallas Cowboys (1-0)

サンデーナイトフットボールNFC 東の同地区対決。三年連続このカードで開幕戦やってるんだそうな。昨年 13-3 とレギュラーシーズンで圧倒的な成績を残したカウボーイズだがなぜかジャイアンツにはスイープされて、3敗中2敗がジャイアンツだった。
ディフェンスが強い両チームだけに、最初の攻撃はおたがいパント。だが敵陣まで入ったカウボーイズに対し、ジャイアンツはゴール前に釘付けにされてしまう。カウボーイズは2本目のドライブでプレスコットが右奥のブライアントへ見事なロングパスを決め、ゴール前3ヤードまで攻め入った。ここはジャイアンツディフェンスが踏ん張って FG にとどめる。0-3。
このあともジャイアンツディフェンスはよく粘って守るが、カウボーイズディフェンスはそれ以上に素晴らしく、イーライ・マニングに常にプレッシャーをかけて文字通り仕事をさせない。前半はなんと 49 ヤード、ファーストダウンすら2回しかとれなかった。カウボーイズは FG を一本追加したあと、ツーミニッツを切ってからようやくタッチダウンをあげる。12 ヤード地点の 2nd&7、中央のエリオットへハンドオフすると見せかけてのプレイアクションパスで、ウィッテンが一旦左サイドに開いてコーナーバックを外に振ってから内側に入ってくる素晴らしいルートランニング。ボールもすっぽりと収まって 0-13 となった。さらにジャイアンツの攻撃がスリーアンドアウトに終わると、カウボーイズはもう一本取りに行く。短いパスとスクランブルで敵陣に入り、最後はプレスコットがスパイク。FG をきっちり取って、0-16 で折り返した。


後半最初のドライブでジャイアンツは反撃する。タッチバックで 25 ヤード地点から攻撃を開始すると、ここ数年のマニングのスタイルである短いパスを次々に決めてじりじりと前進する。13 プレイかけて敵陣5ヤードまで攻め込んだが、2nd ダウンで最悪のサック。3rd ダウンではルイスにパスを通したもののエンドゾーンは遠く、9:44 かけたドライブは3点どまりだった。結果的にはここで勝負あった、と言えるかもしれない。
あとはカウボーイズが延々と時間を喰いつぶす展開になった。エリオットのランがよく出てたっぷりと時間を使い、プレスコットも無理せず短くボールを動かす。一度だけあぶないパスがあったものの、それ以外は安全策に終始し、4Q には FG をもう一本追加した。ジャイアンツはツーミニッツを切ってからの最後のドライブでせめて一本返すべくゴールに迫ったものの、及ばず終了。
カウボーイズが盤石の勝利で、まずはいい滑り出しとなった。プレスコット&エリオットの二年目コンビも変わらず期待通りの活躍で、なんとも心強い。ディフェンスも安定していて今年もいいところまでいけそうだ。
ジャイアンツはオデル・ベッカム・ジュニアを怪我で欠き、案の定というかオフェンスで苦しむことになった。新加入のブランドン・マーシャルも今日は空気でわずかに1キャッチ。来週にはベッカムが出られそうという話なので、まずはそこから仕切り直しか。それにしても3点は、けっこうやばいと思うけど。


最終スコア:NYG 3-19 DAL

Oakland Raiders (1-0) @ Tennessee Titans (0-1)

タイタンズがいきなりオンサイドキック。いい感じのゴロだったがレシーバーが落ち着いていて、前に出ずにさばいたことでプレッシャーもなくイージーなボールになった。まあ結果論ではあるのだけど(待って取ろうとしてバウンドが変わる場合も多いだろうし)。
レイダーズはこれで得たいいフィールドポジションの攻撃からあっさりタッチダウンを奪う。2年ぶりの NFL ながらいきなり 14 ヤードのゲインを見せたリンチのランも含めてたった4プレイでエンドゾーンを陥れる鮮やかな攻撃だった。
タイタンズも返しにすぐさま反撃する。マレーのランを軸に、マリオタが 3rd ダウンコンヴァージョンを3回連続で成功させる。最後はマリオタ自らの QB ランで左隅に走り込み、同点に追いついた。
次の攻撃でもレイダーズはゴール前まで迫るが、カーからクーパーへのパスが三回続けて通らず FG どまり。ここからは一転守り合いになって、FG を蹴り合う格好になる。その中ではレイダーズの新人 K タヴェッキオが 52 ヤードを二本続けて決めたのが大きかった。ジャニコウスキーが負傷して急遽契約したとのことだが、いきなり結果を残してみせた。16-10 で折り返し。


後半も 3Q はおたがい我慢で、タイタンズが FG を一本決めるにとどまる。4Q に入ってレイダーズはカーがぽんぽんとパスを通して最後はこの試合ここまでほとんど使っていなかったレシーバー、セス・ロバーツに決めて 23-13 と突き放す。結果的にはこれがタイミングのいい追加点だった。
このあとおたがいに一本ずつ FG を加え、10 点差のまま最終盤となるが、マリオタが最後の1分でぎりぎり見せ場を作る。残り 12 秒で敵陣 34 ヤード地点からの FG トライで、これが決まればオンサイドキックを蹴って、さらに成功すればヘイルメリーを一本投げられる――という細い細い糸だったが、FG が決まらずにそのまま終了。まあそんなもんである。


レイダーズは今年もカーを中心にしたオフェンスが上手く行きそうで、プレイオフを狙うという資格があるチームと言えそう。タイタンズも悪くなかったが、最初のドライブ以外は攻撃がもうひとつで、そのあたりはやはり依然課題とはなろう。


最終スコア:OAK 26-16 TEN

New Orleans Saints (0-1) @ Minnesota Vikings (1-0)

昨年は地区3位同士だった両チームだが、開幕週のマンデーナイトにアサインされた。今季のスーパーボウルヴァイキングズの本拠地 US バンクスタジアムで行われるため、というのが理由のひとつなのかもしれない。
先行のセインツ、最初のプレイは RB ピーターソンへボールを渡してのラン。ピーターソンは古巣相手にいきなり9ヤード走ってみせる。このドライブは素晴らしくて、ランニングバックを入れ替えながらランとパスを組み合わせてどんどん前進し、ヴァイキングエンドゾーン前6ヤードまで迫る……ところだったのだが、ホールディングで戻されてしまう。これでセインツはモメンタムを失い、最初の攻撃は FG にとどまった。
ヴァイキングズも返しのドライブが素晴らしく、ルーキークックと4年目のマキノンの RB コンビがよく走ってゴール前7ヤードまで攻め込んだが、こちらも決め切れずに FG で 3-3 となった。
パント2本のあと、セインツはまたしても敵陣一桁ヤードまで迫りながらタッチダウンできず 6-3。しかしヴァイキングズの返しの攻撃がすごかった。自陣 26 ヤード地点から、まず左奥に走ったシーレンにパスを通して 35 ヤードのゲイン。次に右サイドのフェードルートを走るライトに本当にここしかないというところへのデリバリーでパスを決めて 21 ヤード。最後は早々とディフェンスを抜いてワイドオープンになったディッグスへ軽々と 18 ヤードのパスを決め、たったの3プレイでタッチダウン。これはめちゃくちゃ気持ちよかった。6-10 と逆転する。
さらに前半2分を切ってから、ヴァイキングズは自陣5ヤード地点からの攻撃。セインツは3点返す気満々でタイムアウトを2回切るが、ヴァイキングズは 3rd ダウンで無事更新に成功してドライブを継続。ブラッドフォードがまたもシーレンにロングパスを通すと、相手の反則を絡めてゴール前に進み、最後はまたディッグスへのタッチダウンパス。お手本のようなツーミニッツオフェンスが決まって、6-16(PAT に失敗)とリードして折り返した。


ヴァイキングズは後半も最初のドライブで FG を追加して主導権を握る。セインツも2ドライブ目にみたび敵陣一桁ヤードまで侵攻するが、どうしてもタッチダウンをあげることができない。FG を返して 9-19。
返しのドライブでヴァイキングズはふたたび突き放す。マキノンがエンドゾーンからのリターンで 11 ヤード地点からの攻撃と苦しいフィールドポジションだったが、またしてもシーレンにロングパスを通すと、敵陣でクックが右サイドラインいっぱいに走って 32 ヤードのゲイン。最後は 3rd&9 からブラッドフォードが TE カイル・ルドルフに冷静にタッチダウンパスを決めて、9-26 と点差を広げた。
セインツは次のドライブでもエンドゾーン目前まで攻め込んだが、最後 3rd&2 でブリーズからピーターソンへのパスが通らずよたび FG に終わる。今日はこの詰めの甘さに苦しんだ。ヴァイキングズはこの次のドライブも FG まで持って行ってだめ押し。最後はセインツがようやくタッチダウンにたどり着いて 10 点差としたが、その時点で2分を切っており、オンサイドキックがアウトオブバウンズに出て試合終了。
ヴァイキングズはブラッドフォードが生まれ変わったのではないかという素晴らしさで、スタッツも 27/32-345yds-3TD-0INT とほぼ文句のつけようがないパフォーマンス。昨年から総とっかえになったオフェンスラインもこの日は十二分に機能していた。ブリッジウォーターが復帰できないという非常事態が、ブラッドフォードの覚醒という形でなんとかなりそうになっている。それも堅いディフェンスのあればこそか。ルーキー RB クックも最終的には 100 ヤード以上走ってみせた。今年こそはプレイオフ、という一戦だった。
セインツは相変わらずディフェンスが……というところで、特にセカンダリー陣に不安が残る。シーレン、ディッグスにあれだけ長いとこ通されては今季もきびしかろう。とはいえ今日はブラッドフォードがすごすぎたので、あまり気にしすぎないほうがいいのかもしれないが。ピーターソンはなんとなくピークは過ぎたのかなという感じはあったけれど、この日はほとんど出してもらえてなくて(9スナップだとか)気の毒ではあった。不満を表に出すシーンもあって、今後が普通に心配だ。


最終スコア:NO 19-29 MIN

Other Games

NYJ(0-1) 12-21 BUF(1-0):同地区対決はビルズの勝ち。タイロッド・テイラーは 16/28-224yds-2TD-1INT、ランはルショーン・マッコイが 22att-110yds なのでまあなんちゅうか悪くないスタッツで、ディフェンスが頑張ったということになるかな。ジェッツは QB がジョシュ・マカウン、26/39-187yds に対して 2INT はいただけない。ランがパウエル、フォーテイふたり合わせて 13att-38yds でこれでは苦しい。今年も厳しいシーズンになりそう。

  • ビルズは暫定地区首位に立ったとのこと。

ATL(1-0) 23-17 CHI(0-1):元気か、アトランタ? どうしてあそこでパスをコールしたんだ? ……はともかく、ファルコンズが普通に勝ち。ベアーズはグレノンが投げたとのこと。

  • (追記)いやこれけっこうきわどかった。最後ベアーズは 1st&goal まで持っていったんだけど4プレイでタッチダウンを決められず。

BAL(1-0) 20-0 CIN(0-1):レイヴンズが完封勝ち。ドルトンに5サックを浴びせて仕事をさせなかった……のだが、ドルトンもドルトンで 4INT に1ファンブルロストはやりすぎではないか。ベンガルズも今年は厳しいシーズンになりそうだ。フラッコも 9/17-121yds-1TD-1INT と本調子にはほど遠いが、背中の怪我でプレシーズンまで休んでいたということなので回復すればとも思うしほんとに大丈夫なのかというところでもある。
PIT(1-0) 21-18 CLE(0-1):デショーン・カイザー、デビュー戦は7サックを浴びての黒星スタート。それでも3点差だったのだからぜんぜん悲観することはない。スニークでひとつ、パスでもひとつタッチダウンを決めた。20/30 も悪くない成功率だ。インターセプトは1本あったけど、それぐらいは仕方ない。まずは希望の持てたゲームだったのではないか。クロウウェルのランが 17att-35yds というのは気がかりではある。スティーラーズロスリスバーガーが 24/36-263yds-2TD-1INT とまあまあのスタッツ。中身はアントニオ・ブラウンが 11rec-182yds と一本かぶりだったみたいだけど、まあいいんじゃないっすかね。
ARI(0-1) 23-35 DET(1-0):ライオンズが逆転勝ち。3Q から 4Q にかけて4本続けてタッチダウンをあげたらしい。NFL 最高年俸になったことで知られるスタどんが 29/41-292yds-4TD-1INT と大暴れ。逆にパーマーはインターセプト3本と精彩を欠いた。
JAX(1-0) 29-7 HOU(0-1):なにこれ。まさかのジャグァーズ圧勝である。ジャグァーズディフェンスは前半だけでテキサンズのトム・サヴェジに6サックを浴びせ、ルーキー QB デショーン・ウォトスンを引っ張り出した。そのウォトスンも被サック4、12/23-102yds-1TD-1INT となかなか厳しい数字。ジャグァーズはボートルズが 11/21-125yds と凡庸な数字だったが、地上戦でルーキー RB レナード・フォーセットが 100 ヤード走り攻撃の軸となった。テキサンズ相手の連敗を6で止めたとのこと。
PHI(1-0) 30-17 WAS(0-1):同地区対決はロードのイーグルズが勝ち。ウェンツが 26/39-307yds-2TD-1INT となかなかのスタッツ。一方でランはペイトリオッツから来たブラウントが 14att-46yds と微妙なところ。レッドスキンズもランがだめで、カズンズが 30 ヤードでリーダータイ。投げては 23/40-240yds-1TD-1INT、あとファンブルスト2回。
IND(0-1) 9-46 LAR(1-0)ラムズの圧勝。これも正直けっこう驚きだ。ジャレッド・ゴフは 21/29-306yds-1TD-0INT とキャリアハイのスタッツ。コルツはラックが右肩を傷めていて投げられず、トルザインが先発したが 9/18-128yds-0TD-2INT といいところがなかった。今年こそはやるか、ラムズ。毎年こんなこと書いてる気がするけど。
SEA(0-1) 9-17 GB(1-0):前半 3-0 というロースコアの展開からパッカーズが逆転勝ち。ロジャーズが 311 ヤード投げ、ディフェンスはウィルソンを4回サックして 158 ヤードに抑えた。スタッツだけ見るともっと点差がついてもよさそうだけど、そこはシーホークスの底力か。
CAR(1-0) 23-3 SF(0-1):パンサーズが圧勝。昨年は前半からもたついてその借金を返せなかったが、今年は白星スタート。ニュートンは 14/25-171yds-2TD-1INT とぼちぼちぐらいのスタッツなんだけどオフェンスはこれぐらいでディフェンスが守って勝つのがチームカラーではある。ただ、本人のランが 6att-3yds と全く出ていないのは気になるかな。フォーティナイナーズはホイヤーが先発、24/35-191yds-0TD-1INT とこちらもぱっとせず。ランもチームトータルで 15att-51yds とかだし今年も前途洋洋って感じじゃなさそう。
LAC(0-1) 21-24 DEN(1-0)チャージャーズ、移転後の緒戦は負け。4Q 開始時には 7-24 だったがインターセプトファンブルロストで立て続けにボールを奪い、それをいずれもタッチダウンにつなげ、最後は 44 ヤードの決まれば同点の FG というところまで持っていく。しかし1回目は決まったけどタイムアウト、蹴り直しのキックはまさかのブロックで終了、だったとか。リヴァーズが 22/33-199yds-3TD-1INT といかにもなスタッツ。まあ、全然悲観する内容じゃない、けど、勝ちたかったよなあ。ブロンコスはシーミアンが投げて、17/28-219yds-2TD-1INT と可もなく不可もなく。
TB(-) 延期 MIA(-):マイアミのホームゲームだったが、ハリケーン「イルマ」が接近しているため延期となった。両チームとも Week 11 が bye だったためそのままそこに押し込まれ、Week 1 が bye、あと 16 連戦という厳しいスケジュールとなった。とはいえハリケーンほんと洒落にならないし、あんなことの後ではこの判断しかありえまい。ドルフィンズはカトラーが合流してからの時間が短いので、一週でも先になったことはプラスと言えなくもないかもしれない。
(ひとまず更新おわり)