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NFL 2018 -- Week 2

二週目。

Baltimore Ravens (1-1) @ Cincinatti Bengals (2-0)

AFC 北の同地区対決。両チームは昨季の最終戦で対戦し、その時はベンガルズが奇跡の逆転勝利を果たしてレイヴンズを九割がた決まっていたプレイオフから引きずりおろした。
序盤は完全にベンガルズのペースで、やることなすこと上手くいく。攻撃では連続タッチダウン、守備でもレイヴンズを抑えこんで、2Q 途中までに 0-21 とリードする。ここまでのタッチダウンは全部ドルトンから A.J.グリーンへのパスで、前半ドルトンのレシーヴはその三本だけだった。
ここからレイヴンズも反撃する。フラッコからジョン・ブラウンへのロングパスを足がかりにタッチダウンを返して7-21。ベンガルズはすぐさまタイラー・ボイドの14ヤードタッチダウンレセプションで突き放すが、前半終了間際にレイヴンズもフラッコがロングパスをぽんぽんと決めてアンドリューズのタッチダウンまで持っていき、14-28で折り返した。


後半はベンガルズの攻撃が止まりレイヴンズのペースに。最初のドライブでこの日初めての55ヤードFGをタッカーが決めると、4Q頭にはフラッコが92ヤードのドライブを完遂して、ジョン・ブラウンの21ヤードレセプションで23-28とついにベンガルズを射程圏におさめる(ツーポイントは失敗)。
しかし返しのドライブ、ベンガルズは微妙な判定のホールディングで攻撃がつながり、なんとかFGにこぎつけて23-31。この3点が大きかった。
最後は同点を目指すレイヴンズの攻撃、3rd&10でポケットを出て右サイドライン際まで走るフラッコをウィリアムズが諦めずに追いかけて、ボールを投じようとするフラッコの腕に手をかける。ボールは地面に転がりファンブル、ウィリアムズが自らカバーして試合を終わらせた。
ベンガルズは序盤の攻勢で一気に得点したのがうそのように後半沈黙したが、リードが大きかったために逃げ切れた。ちょっと危うい勝ち方ではあるがいずれにしても 2-0 は悪くない。今季はプレイオフまで行けるだろうか。

  • DAZN の実況が上野智弘氏(ワンオペ)だったのだが、微妙だった。及ばないところがあるのは仕方ないと思うのだが、画面に出てることと違うこと言われるとやっぱりちょっとストレスになるし、それがちょくちょく続くのはきびしい。



最終スコア:BAL 23-34 CIN

Kansas City Chiefs (2-0) @ Pittsburg Steelers (0-1-1)

パトリック・マホームズ二世は今季から満を持してチーフスのエース QB となった。前任者のアレックス・スミスとて凡庸ではない、チーフをプレイオフに導ける力量のある QB だったが、チームは昨季の段階からアスミスは今季限り、来季はマホームズでと決めていて、実際にそのように動いた。マホームズは起用に応えて先週はチャージャーズ相手に 4TD の快勝。まあチャージャーズだしなという向きもあろう。今週は鉄のカーテンスティーラーズ相手に向こうの地元というまさに試金石にあたる試合だった。(あらすじおわり)


試合はチーフスのラッキーなパントリターンから始まった。右サイドライン際でボールを取って走り出したトーマスが、一度は腕の中からボールを叩き出されたのにそのボールが再び手の中に収まって10ヤード地点まで前進。反則で下がったがものともせず、マホームズがコンリーヘ 15 ヤードのタッチダウンパスを決めて先制。
チーフスはさらにふたつのドライブで続けてタッチダウンをあげる。ウォトキンズへのロングパスで敵陣に入ってからケルシーのレセプションへつなげてたった5プレイで 71 ヤードを取ると、次のドライブではまたしてもウォトキンズへ 30 ヤードのパスを通してから最後はカリーム・ハントへの短いパスで〆て 21-0 と大差をつけた。
地元のスティーラーズも黙ってはいない。1Q のうちにロスリスバーガージェシー・ジェイムズへ 26 ヤードのタッチダウンパスを決めて反撃開始。2Q に入ってからはまずジュジュ・スミス-シャスターにパスを投げまくってタッチダウンをあげると、チーフスの攻撃を5プレイでパントに切ってとり、返しのドライブで 75 ヤード進み切る。最後はワシントンへの 14 ヤードのパスで、21-21 でおたがい QB がタッチダウンパスを三本ずつ決めて同点で折り返し、という展開になった。


2Q は沈黙していたチーフスだが 3Q には再び怒涛のタッチダウン攻勢をかける。まず最初のドライブではタイリーク・ヒルがランアフターキャッチで 36 ヤードゲインしてから、マホームズがケルシーへ 25 ヤードのタッチダウンパスを決めて 28-21 と再びリードする。スティーラーズも返しのドライブにコナーのタッチダウンランで追いついたが、さらにその返しにマホームズはロビンソンに3ヤードのタッチダウンパスを決めて 35-28 と突き放す。そしてスティーラーズのスリーアンドアウトの後、マホームズがこの日六本目となるタッチダウンパスをタイリーク・ヒルに通して 42-28 とリードを広げた。
このあとスティーラーズのパントが敵陣 0.5 ヤード地点ぐらいでアウトオブバウンズになる奇跡が発生し、そこからのドライブでチーフスはセイフティを喫して2点を失う。さらに敵陣に入ったところでのファンブルロストでまあまあいいポジションからの攻撃をスティーラーズに与えてしまうと、ロスリスバーガーが最後は3ヤードを自らパイロン際に飛び込んでタッチダウンをあげた。しかし反撃もここまで、返しのチーフスの攻撃をスティーラーズ守備陣は止められず、そのまま時間切れとなった。


なんといってもマホームズである。先週四本、今週六本。開幕二試合でタッチダウンパス計十本は NFL 記録なのだそうだ。できすぎとも思えるような成績だが、まぐれでは出せない記録でもある。これからが本当に楽しみ。
スティーラーズマホームズを止められなかった。21-0 から追いついたのは流石としか言いようがないが、さすがにタッチダウン六本は多すぎる。悪くない内容だったが、そろそろ勝ちが欲しいところだ。


最終スコア:KC 42-37 PIT

New England Patriots (1-1) @ Jacksonville Jaguars (2-0)

昨季の AFC チャンピオンシップの再戦が早くも実現したが、前回が真冬のフォックスボロだったのに対し今回は彼岸前のフロリダ。試合開始時の気温は華氏 97 度を記録し、NFL では 2003 年以来の高い気温での試合となった。ペイトリオッツは比較的暑さを苦手にしているようで、ドルフィンズにはよくロードで負けている。しかしジャグァーズにはこの試合の前までレギュラーシーズンでは一度も敗れたことがなかった。
先攻のペイトリオッツが 56 ヤードの FG を外すところから試合は始まる。いいフィールドポジションから攻撃を始めたジャグァーズは、ボートルズが面白いようにパスを通してあっという間に敵陣へ。3rd&7 もグラントへの短いパスであっさり切り抜けると、最後はエンドゾーン右サイドへ走るモンクリーフへ決め打ちのようなパスをきっちり通してタッチダウン。0-7 と先制した。返しのペイトリオッツのドライブはスリーアンドアウト。続く攻撃でボートルズはまたしてもばんばんパスを通す。コールへ 22 ヤード、グラントへの短いパスで 13 ヤード。3rd&6 は自ら走って更新。最後は 24 ヤード地点から今度は左奥へ走りこんだコールへこれも決め打ちに見えるパス。DB が結構しっかりついていて無謀にも見えたが、その手をすり抜けるようにボールはコールに渡ってタッチダウン。0-14 とリードが広がる。
なんだこれ。ボートルズ、こんなにすごかったか?
2Q に入ってペイトリオッツはようやく初得点をあげる。16 プレイで 83 ヤード進む長ーいドライブだったがタッチダウンには至らず FG どまり。そして残り 2:45、ボートルズはまたしてもタッチダウンドライブを完成させてしまうのだ。シェファリアン-ジェンキンズへの4ヤードのパス。3-21 の大差がついて折り返すことになった。


後半もジャグァーズのペースは変わらない。最初のドライブでは FG 止まりだったものの実に 7:10 もの時間を喰ってみせる。ところがその次の攻撃、ルーキー WR チャークがキャリア初レシーヴでファンブルロスト。ロモさんからは「ディフェンスが待ってる右側にボール持って走ってたのだがだめ」とのこと。ここで得た攻撃でペイトリオッツはブレイディからホーガンへのタッチダウンパスまで持って行き、10-24 とぎりぎり勝負に踏みとどまった。さらにペイトリオッツは FG を返して 13-24 とじりじり追い上げると、今度はボートルズが痛恨のインターセプト。中央のセファリアン-ジェンキンズへ無理矢理投げたボールを取られたもので、ひとことで言えば調子に乗りすぎ。
いよいよ同点を目指してペイトリオッツはドライブを開始したが、わずか3プレイ目にブレイディがサックを受けてボールを失ってしまう。
13-24 のまま残り 8:21、ペイトリオッツは 3rd&5 からブレイディが左サイドのホワイトへパス。ホワイトはタックルを受けてサイドラインへ押し出されながら手を伸ばして倒れこみ、一旦は審判は 1st ダウンをコールした。これにジャグァーズはチャレンジ。コールは覆って 4th&inches となる。てっきりギャンブルだろうと思っていたのだがペイトリオッツはおとなしくパントを蹴った。ここが勝負の綾だったか。
返しのドライブ、ボートルズが何気なく放った感じのパスを WR ウェストブルックが受け取ると、そのまま左サイドライン際を駆け上がり、味方のいいブロックもあって狭いスペースをするすると抜けて行ってしまう。結局エンドゾーンまで駆け抜けてたった1プレイのタッチダウンドライブ。13-31 で3ポゼッション差となりさすがに勝負あった。ペイトリオッツが最後タッチダウンを一本返したが、大勢に影響はなくそのまま試合終了となった。


ジャグァーズの快勝だった。最初から最後までリードし続け、逆転されそうな場面すらなかった。ボートルズは 29/45-376yds-4TD-1INT と素晴らしい数字で、もう本当にどうしちゃったんだという感じ。オフェンスラインもしっかりボートルズを守ったし、ディフェンスもペイトリオッツに好きにさせなかった。
ペイトリオッツにしてみれば、シーズンの序盤によくある敗戦のひとつにすぎない。あくまでこのチームの目標はプレイオフだ。でも、今日負けた相手とはきっとプレイオフで再び相見えることになるだろう。この敗戦がどう効いてくるか、今から楽しみだ。


最終スコア:NE 20-31 JAX

New York Giants (0-2) @ Dallas Cowboys (1-1)

サンデーナイトフットボールNFC東のライバル対決。両チームとも開幕週は敗れている。
先手を引いたのはカウボーイズ。最初の攻撃の3プレイ目、プレスコットが左サイドにロングパスを投じると、ジャイアンツのセカンダリー陣の連携がやや悪くテイヴォン・オースティンへ通されてしまう。そのままエンドゾーンまで走られて、あっという間の先制点となった。続くドライブでも37ヤードのFGをマーハーが決めて、0-10とリードを広げた。
ジャイアンツはオフェンスラインが仕事をできず、攻撃で苦しむ。前半は被サック4、バークリーのランもわずか2ヤードとパスプロテクションもランブロックも大苦戦。イーライ・マニングが二度もスニークで 1st ダウンをとったりと頑張ったが前半は敵陣に入ることすらできずじまいだった。
カウボーイズも最初にぽんぽんと点を取ってからは沈黙して、0-10 で折り返し。


後半ようやくジャイアンツはチャンスをつかむ。二回目のドライブで敵陣3ヤード地点で 1st&Goal まで行ったのだが、エリソンのホールディングで下げられてしまい FG 止まり。
一方カウボーイズは 3Q に FG を一本追加して、4Q には 82 ヤードのロングドライブを完成させる。14 プレイ、8:23 を費やした攻撃で、最後はプレスコットが自ら走ってエンドゾーンを陥れた。これで 3-20 となる。
ジャイアンツはこのあと反撃するのだが、ハリーアップするでもなく普通にドライブしてタッチダウンを返し、オンサイドキックを成功させてからようやく慌てだしたが、そのあとも深々と攻め入ってから結局 FG を蹴ったりとかしててとにかくちぐはぐもいいところだった。諦めてもしょうがない時間と点差だったから、諦めるなら諦めるのもありだったと思うけど、わずかな可能性にすがるつもりならそのための適切なプレイはすべきだろう。二回目のオンサイドは決まらなかったが、たとえ決まってもせいぜい2プレイしかできなかったはずで、それでは流石にどうしようもない。


カウボーイズは片目が開いた。昨年もプレイオフは逃したとはいえ勝ち越しているし、エリオットのごたごたもなければ今年こそはというところはある。ただそれにしてはやや物足りない内容だったかもしれない。
ジャイアンツは上に書いた通りオフェンスがまずい。ベッカムを引き留めて、ドラフトでも QB 指名を見送ったからにはイーライにもうひと花咲かせようということのはずだが、それで被サック6でランも出ないとなるとなかなか辛いところだ。もう一度スーパーボウルの舞台にたどり着けるだろうか。


最終スコア:NYG 13-20 DAL

Seattle Seahawks (0-2) @ Chicago Bears (1-1)

マンデーナイトフットボール
まだ両チームとも勝ち星がない。どちらも Week 1 は最後に逆転負けを喫している。
ベアーズは最初の攻撃を自陣4ヤードから延々 96 ヤード続けてバートンのタッチダウンレセプションにつなげると、前半その後はトラビスキーがインターセプトを二本喫したりして苦しんだが、残り 1:07 でコーディ・パーキイが 25 ヤードの FG を決めて 0-10 とリードを広げる。
シーホークスは前半からカリル・マックを含めたベアーズディフェンスのプレッシャーに苦しみ、ウィルソンも計五回サックされて散々だったが、最後のドライブではしぶとさを見せた。ウィルソンがサックされて下がったりしつつも 3rd&8 をスクランブルで取り、残り二秒敵陣 38 ヤードでスパイク。56 ヤードの FG をジャニコウスキーが決めて、3-10 で折り返し。


後半もシーホークスはオフェンスラインが保たず、スリーアンドアウトが続く。先に点を取ったのはベアーズで、自陣 34 ヤードと比較的いいポジションから短いゲインを重ね、4Q に入った直後にトラビスキーがポケットを出て左サイドのミラーへパスを通し、タッチダウン。この 10 ヤードがこのドライブで一番長いゲインだった。3-17 とタッチダウン二本の差になる。
シーホークスも即座に反撃。ペニーのランをからめてなんとかだましだましドライブを進め、相手の反則にも助けられてレッドゾーンへ。19 ヤード地点からのプレイはまたしてもウィルソンがプレッシャーから逃げながら、エンドゾーン右奥へロングパス。マンツーマンで CB フラーがぴったりついていたが、タイラー・ロケットがぎりぎりまで手を伸ばさずにしかしドンピシャのタイミングでキャッチ。デリバリもキャッチングも完璧なタッチダウンだった。10-17。
ベアーズはスリーアンドアウトで、いよいよシーホークスは同点を目指すドライブ……だったがここで落とし穴。ウィルソンがボールを持ってわりと早いタイミングで左サイドのレシーバーの位置に入っていたペニーへ投じたボールを、待っていたプリンス・アムカマラが前に走りながらキャッチ。そのまままっすぐ 49 ヤード走り抜けてリターンタッチダウンになった。ここはウィルソンにしては不用意なパスで、試合を決めるミスになってしまった。
続くドライブでウィルソンはサックを受けてボールを落とし、ファンブルロストとなってしまう。それでも諦めずに次の攻撃で 99 ヤード進んでタッチダウンを返すが、後半あちこちでタイムアウトを使っていたのがここでたたり残りは 14 秒。オンサイドキックをあっさり取られてしまいゲームセットとなった。


ベアーズは巨額の契約でレイダーズからカリル・マックを獲得したが、ここまでは獲得した甲斐は明らかにあったというところ。シーホークスの、ただでさえそれほど強いとは言えないオフェンスラインはずたずたにされた。トラビスキーはインターセプト二本放ってあまりいいとは言えなかったが、ディフェンスにかなり助けられた。
シーホークスはディフェンスが頑張ったがオフェンスが大苦戦。ウィルソンがこれだけ仕事をできないとさすがに辛い。厳しいシーズンになりそうだ。


最終スコア:SEA 17-24 CHI

Houston Texans (0-2) @ Tennessee Titans (1-1)

今週の NHK-BS はこの試合。なんでかはさっぱりわからん。
1Q にタイタンズが謎のタッチダウン。最初のドライブが自陣 34 ヤード地点でパントだったんだけど、なぜか両方のガナーにカバーがいない。サーチライトに入っていた FS バイヤードがスナップを受けて右のガナー、クルイクシャンクに軽々パスを通すとクルイクシャンクがそのまままっすぐエンドゾーンまで駆け抜けてタッチダウン。あんなの初めて見たし、テキサンズは何を考えてたのかさっぱりわからん。ちなみに「ディフェンス登録の選手によるタッチダウンパス」としては NFL 最長記録だそうな。そりゃそうだよな。
タイタンズはさらにタッチダウン一本追加してリードするも、全体としてはテキサンズの方が押しているし攻撃も形になっている印象で、実際 2Q から 4Q にかけてテキサンズは 17 点連続で取って一気に逆転する。3Q の間はファーストダウンがとれなかったタイタンズは、4Q に入ってからようやく反撃する。ランプレイがよく出て、時間を消費しながら FG を二本決めて再び逆転することに成功する。17-20 で残り 1:00、テキサンズには充分追いつく時間があったが、タイムアウトが一個もなく、サイドライン際を固められて中央に投げているうちに時間がなくなってしまった。
スタッツも印象も圧倒的にテキサンズが勝ってたけど、肝腎なところで一歩足りず、終わってみればタイタンズの勝ちだった。冒頭のフェイクパントが決勝点になっているわけで、テキサンズとしてはほんとうに勝てる試合を落としたというほかない。ひどい試合をしてしまった。タイタンズは逆に星を拾ったが、内容的には少し不安。

  • 後半だったと思うけど、ギャバートが投げたパスをディフレクトされて、戻ってきたボールを取ってしまった場面があった。あちゃーと思いながら見ていたら、別のディフェンスに迫られて、逃げながら左手でボールを投げ捨てていた。当然イリーガルフォワードパスになる……のだが、スクリメージより後ろのイリーガルフォワードパスは5ヤード罰退でダウンが進まない。取ってしまった時点であとはほぼサックされるしかない状況だったことを考えると最良の動きと言ってもいいだろう。わかっててやったのなら大したものだと思う。
    • で、これ自体はルールの穴なので塞がれることだろう。具体的には、イリーガルフォワードパスは一律ロスオブダウンにする、でよさそうに思う。



最終スコア:HOU 17-20 TEN

Carolina Panthers (1-1) @ Atlanta Falcons (1-1)

これは見られず。
ライアンが 23/28-272yds-2TD-1INT と結構なスタッツで、他にラッシングタッチダウンが二本だから全部自分でとったことになるか。攻撃力に任せて押し切った。ニュートンも 32/45-335yds-3TD-1INT だからスタッツだけなら負けてなくて、これはちゃんと見てたら面白かったかもな。

  • ジャリアス・ライトがパンサーズに来ていた。2012 年から昨年まではヴァイキングズ。シーレン&ディッグズが来てからあからさまに出番が減ってたので移籍できたのはよかったかも。この日はレシーヴ五回で 62 ヤード、タッチダウン一本。なかなかいいじゃないの。
  • トーリー・スミスもパンサーズに来てた。レイヴンズのあとフォーティナイナーズに二年、イーグルズに一年いたのでこれで4チーム目。けっこう好きなレシーバーなんで頑張ってほしい。



最終スコア:CAR 24-31 ATL

Other Games

LAC(1-1) 31-20 BUF(0-2):ビルズは予告通りルーキー QB ジョシュ・アレンが先発。まあピーターマンじゃいくらなんでもって感じはするのでここは腹を括ろうというところか。しかしさすがに苦労した。18/33-245yds-1TD-2INT で被サックが5。まあでもこんなもんでしょう。チャージャーズはリヴァーズが好調で 23/27-256yds-3TD-0INT とほぼ完璧なスタッツ。前半 28 点から後半 3 点と大失速してるのが気にならなくもないけど、Week 1 の鬱憤は晴らせたかな。
MIN(1-0-1) 29[OT]29 GB(1-0-1):まさかの引き分け。終盤まで大きなリードを許していたので、よく追いついた、ではあるのだけど正直勝ちたかった試合でもある。ヴァイキングズは K カールソンがブレーキで、2Q に 49 ヤード、OT に 48 ヤード、35 ヤードと三度のアテンプトを全て外した。これで同点だったのでさすがに悔やまれたし、この試合の後解雇された。勝負の世界はきびしい。カズンズは 35/48-425yds-4TD-1INT で、インターセプトトレッドウェルがボールを弾いてのものだったらしく、いずれにしてもすさまじいスタッツ。4Q にタッチダウン三本決めてるんだけどどれもほんとにすごいパスで、パサーとしての能力の高さをいかんなく示している。ロジャーズは 30/42-281yds-1TD-0INT。膝は心配だが、なんとかなっているようだ。
CLE(0-1-1) 18-21 NO(1-1):ブラウンズが逆転負け。K ゼイン・ゴンザレスがエクストラポイントを二回外し、最後の最後決めていれば同点という FG を外して、この試合の後解雇された。セインツはなぜかブラウンズと相性がよくなく、勝つのは 2006 年以来とのこと。
MIA(2-0) 20-12 NYJ(1-1)AFC東の同地区対決なんだけど、これ 1-0 同士だったのちょっと面白いな(普通に失礼)。前半 20-0 から後半 0-12 でドルフィンズの逃げ切り勝ち。ジェッツは前半自陣でインターセプトファンブルロストいっこやらかしてどっちもタッチダウンにされて、前半終了間際にはエンドゾーンまであと2ヤードまで行きながらファンブルで得点できず、後半には敵陣 12 ヤードから得た攻撃でインターセプト、とわかりやすいミスを重ねて8点差の負け。ダーノルド、くさるなよ。
PHI(1-1) 21-27 TB(2-0):フィッツパトリック、まさかまさかの二週連続 400 ヤード超え。27/33-402yds-4TD-1INT。パッサーレイティング 144.4 だがこれでも先週より下がっている。こんなことあんのかねえ。14 年目ですぞ。イーグルズは今週もフォールズで、35/48-334yds-1TD-0INT だから全然悪くないけど及ばず。
IND(1-1) 21-9 WAS(0-2):コルツが初勝利。ラックは 21/31-179yds-2TD-2INT となんとも言いがたい数字だが、ランがウィルキンズ、マック、ハインズの若手 RB 三人合計で 24att-102yds。やはりフットボールは走ってなんぼである(適当)。レッドスキンズエンドゾーンが遠く、アレックス・スミスは 33/46-292yds と投げまくったがタッチダウンは一本も取れず FG 三本だけ。エイドリアン・ピーターソンが 11att-20yds とほぼ完封されたのが効いたか。やはりフットボールは(略)
ARI(0-2) 0-34 LAR(1-1)ラムズが完封勝ち。ザーラインが試合前の練習で股関節を傷めてアウト、で最初のタッチダウン3つは全部ツーポイント行って全部成功したらしい。FG一本と最後のPATはヘッカーが蹴ったとのこと。カーディナルズは最後にインターセプト喰らうまではひたすらパントを蹴り続けた。ブラッドフォードもそろそろ潮時かねえ。
DET(0-2) 27-30 SF(1-1)フォーティナイナーズが快勝。点差こそわずかだけど 13-30 から 4Q になって二本返されただけなのでむしろ危なげない勝ち方と言える。ライオンズはランプレイに向上の兆しが見られたっぽいので、そこはいい材料かも。
OAK(0-2) 19-20 DEN(2-0)ブロンコスが 12-0 から逆転勝ち。キーナム、スタッツは全然大したことないんだけど決めるところは決めるって感じだったのか、最後もドライブを延々と続けて逆転したあたり、なかなか。