黄昏通信社跡地処分推進室

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人工バラン

妻が職場(古本屋)で見たかなり古い雑誌の広告に「人工バラン」という文句があったらしく、それには中々しびれた。いまバランと言えば人工に決まっているしそもそも人工じゃないバランがあるのかという衝撃があったが、考えてみるとどうみても葉っぱを模しているわけだから元ネタはあるに決まっている。しかしこれまでそこに思いが至ったことがなかった。
さて元ネタの方のバランはこちららしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%B3_(%E6%A4%8D%E7%89%A9)
もともとは「馬蘭」だからバランだったのが、しだいに静音化してハランになり、しかしそれが「人造バラン」という言葉において連濁が起きてまたバランになった、ということのようだ。その経緯もちょっと面白い。いまでもあの緑の奴がすたれずに使われていることはけっこう不思議だとも思う。あれ、まあ、要らんよねえ。