黄昏通信社跡地処分推進室

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産業技術高専(品川)へ。こちらはオープンキャンパスではなく、体験入学という体でひとコマ分の特別講義が十数種類開講されて、抽選で当たると参加できて、保護者はその間学校説明会、というイベント。息子は3D-CAD体験みたいなやつに応募して見事に当たった。定員10人だったが何人応募があったのだろうか。産技高専品川キャンパスは最寄り駅がりんかい線の「品川シーサイド」。京急なら鮫洲、青物横丁あたりが近い。モノレールは線路自体はすごく近いんだけど、駅がない。大井競馬場天王洲アイルのちょうどど真ん中。こんなところにあるのだから当たり前だが、昨日の東京高専とうって変わって小ぢんまりしたキャンパスで、いっこだけメインの巨大な建物があってそこに全部入ってるみたいな感じだった。
説明会で聞く話は昨日と大きく変わりはなくて、それはそうだろうという感じ。ここでも在校生が出てきたが、高専の学生はやっぱり高専っぽい印象で面白い。留年はそれなりには多い、という話を聞く。各コース(一学年40人)あたり、学年につきひとり前後。ふたりいれば5%だから高校に比べればだいぶ多いだろう。おれの高校でも退学やら留年やらで少しは減っていたが、それでも三年で四人とかだったと思う。それなりに厳しい環境なのだ。あと、入試の比率がだいぶ違って、東京高専は推薦6割学力選抜4割みたいな感じなのだが(国立はこれぐらいの比率のところが多いようだ)、こちらは推薦2割学力選抜8割らしい。おそらく息子には学力試験のほうが向いていそうではある。
息子の体験入学が終わったという連絡があったので退出して合流。ロケットの3Dモデルを作るというものだったそうなのだが、内容としては息子には少し簡単すぎたようで、指示された作業が終わってからは自分で勝手にパーツを作ってくっつけていたらしかった。ソフトウェア自体は使い勝手がよく、流石にプロが使うようなやつはすごいなー、という印象だった模様。で、学内を見て回れるわけでもないので、おとなしく帰る。また来ることもあるかもしれない。

夕方、姪が泊まりに来る。ちょっとわけあってお泊りの練習的な感じで、ひとりで泊まることになったのだ。娘と遊んだりごはんをもりもり食べたり楽しくやって、夜は布団に入っても盛り上がってなかなか寝付けず、と楽しくやっていたのだが、夜中に起きだしてきて妻が声をかけたらもうこれ以上我慢できないとばかりにしくしく泣き出して「マミーに会いたい」と言い出してかわいそうだった。そんな風に泣くのね。うちの子らは泣くときは半ギレか号泣のどっちかなのでしくしく泣くって概念がないんだよな。ちょいとばかり気の毒だった。妻があらためてとんとんして寝かしつけた。