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『父と暮せば』 黒木和雄監督・井上ひさし原作 パル企画

雨降ってるので映画を観に行こうということになり、最初は『誰も知らない』に行ってみたのだが、14時半頃の時点で15時半どころか18時の回まで満席。死。まあ当分やってるだろってことで今回はスルー、代わりの候補を探した結果Tさんが言い出してこれに。
予備知識全く無しで観たのだが、これは素晴らしかった。なんと言っても宮沢りえだ。凄く芝居達者だし、綺麗だし。ある時期以降の宮沢りえって細いんだけどただ細いというより「痩せている」って感じで、もっと言えばその痩せ方にもどこか悲愴感すら漂ってるように思えるんだよね。それが一時期は見てて辛かったんだけど、最近はそれが(悲愴感はそのままに)プラスの方向に転じてきていると感じるですよ。いいです、ほんとに。つーかおれ前は宮沢りえ全然好きでも嫌いでもなくて、素で殆ど無関心だったぐらいなんだけど。15年前にこの人が将来こうなるとは誰にも予見できなかったろう。
取ってつけたみたいになっちゃうけど父親役の原田芳雄もとても好かった。浅野忠信はなんで出てるのかよくわからなかった。つーか映画出すぎだろ、浅野忠信
参照→goo映画――『父と暮せば』