黄昏通信社跡地処分推進室

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三日坊主3歳戦チェック 2004-2005 (48)

オープン

京都05-15-10R(T14) 葵ステークス:シンボリグラン(牡・父 Grand Lodge/母 Valixa)
(44) に続いて連勝。血統もそちらを参照。今のところ修正の必要もなさそう。
ハイペースの大逃げを3番手で追走、早目の仕掛けから直線も早目に先頭に立つ。少し焦った騎乗で果たして危なかったが、並んでから根性があり凌ぎ切った。展開と馬場のため時計は中々速い。前回オープンでもはまるポジションはありそうと書いた通り、このぐらいの距離なら充分通用する。行きたがるところがあるようでマイルは微妙だが、運動能力的には保ちそうなのでちょっと見てみたくはある。

500万下

東京05-14-7R(T20):コンラッド(牡・父ダンスインザダーク/母ダンシングアウンティー
どスローの二番手をぴたりと追走。誰も道中動かず、ラスト3ハロンより手前から逃げ馬が真っ先に仕掛ける。してやられるパターンだったが、慌てず後を追い直線では並びかける。後続を引き離してびっしり競り合い鼻差で先着。時計は平凡だが上がりは非常に速かった。中々強い勝ち方。配合はダンスインザダーク× Nureyev × Big Spruce 。Northern Dancer が4×3になる。Big Spruce は Herbager の直仔で、日本ではアドラーブル(父ノーザンテースト、3勝・オークス(G1))の母の父として知られる。中々本格派でバランスのいい血統と感じる。なまくらなところはあるかと思っていたが、Nureyev が効いているのか割と瞬発力もあるようだ。半姉のオースミリンド(父 Woodman、中央4勝)とバイラリーナ(父サンデーサイレンス、中央4勝)はいずれもマイル以下を得意としていたが、この馬は芝の中距離以上向きとみる。上でもやれそうだ。ところでこの時期の「上」ってどこなんだろうか。そろそろ古馬相手ってことになるのか。だとすると流石に辛いだろうが……。
東京05-14-8R(D16):シールビーバック(牝・父フジキセキ/母マロンシェーバー)
好位から。ペースは遅くはなかったが、少しずつ前に出てきて直線でもなんとなく先頭へ。こうなると伸び脚が渋太く、最後はセーフティリードを保ってゴール。時計と上がりはそれなり程度で、平凡な内容。フジキセキ×リンドシェーバー×テュデナム。ちょっとパワーに寄った配合の母に、軽くて若干非力な印象のフジキセキをかけて、というのは中々バランスがいいと思う。これだとダート向きになるけど。距離は 1400m から 1800m 辺りが向きそう。上ではきつい。
東京05-15-7R(D13):レザムルーズ(牝・父ヘネシー/母フラウアントゥーム)
好発。すんなりハナに立つと、速いペースで単騎の逃げ。直線では先に仕掛けてそのまま差を広げる。4馬身差で圧勝、時計も中々速かった。結構強い勝ち方。揉まれるとどうなるかわからないが、スピードはかなりあることを示した。ヘネシー×トニービン× Alydar 。これも軽父×重母という捉え方でいいのかなあ。芝の 1800m 前後向き、支えがしっかりしてるのはよい……と血統だけ見てると書くだろうとこなんだが、勝ったのはダートの 1300m なんだよね。うーむ。もう少し距離は保ってもおかしくない。中距離でもすんなりなら上でも通用するかも。ちなみに祖母の兄にベリファ(父 Lyphard)とベルマン(父 Riverman)が居る(これは微妙)。
東京05-15-8R(T16) ロベリア賞:ダンツタイガー(牡・父スペシャルウィーク/母ハシノダーリア)
すんなりハナへ。頭数も少なく、流れは非常に落ち着く。こうなれば善臣のもんで、タイミングよく追い出してまっすぐしっかり走らせるだけ。こういうのはとにかく上手いのだ。というわけで楽勝、時計平凡、上がりも平凡。いまいちか……。配合はスペシャルウィーク×リヴリア×シャトーゲイ。なんかいいねえ。リヴリアを母の父で見るのはちょっと嬉しい。あんまり出て来ないけど、この世代ではダンスインザモアなんかが居る。芝の中距離向き、うまくいけばそこそこ決め手もあるだろう。祖母の弟にマイネルグラウベン(父コインドシルバー)。上では厳しい。
京都05-14-6R(D18):サンワードラン(牡・父 Real Quiet/母 Pretty Run)
(32) 以来。平均よりやや遅いペースでレースが進み、前半は行きたがったがなんとか抑えて二番手。二角の手前でなんとか落ち着くと、好い手応えで直線に向き早目先頭から押し切る。時計は少し速い程度だが上がりがかなり速く、まあまあ強い勝ち方。Real Quiet × Storm Cat × Halo 。Nearctic が5×5・4になる。この馬はダートで走っているが、芝向きの血も結構入っていて、芝に向いても不思議ではないと思う。しかしまあ相当べたな米血ぶりなので、緩急のある流れには向いてないかも知れない。とりあえずダートの中距離がベストかな。1200m や 1400m もいいかも。
京都05-14-9R(T16) あずさ賞:マルブツライト(牡・父メジロライアン/母クールラブ)
メジロライアン×ブレイヴェストローマン×テスコボーイ。中々素晴らしい種牡馬がかかっている。祖母は桜花賞馬ホースメンテスコだが、直系にはあまり活躍馬は出ていないようだ。芝の中距離向きで、そこそこには決め手もありそう。底力も充分とみる。
京都05-15-5R(T20):ダブルティンパニー(牡・父サンデーサイレンス/母オイスターチケット
サンデーサイレンス×ウイニングチケット×トウショウボーイウイニングチケットは直仔にはかならずしも自身のいいところを伝えたとは言えず、よくて「むらっぽい」程度の産駒が多かったが、代を経ればよくなる可能性はあると思う。芝の中距離向きで決め手がありそう。ウイニングチケットがいい方に出れば爆発力がありそうだ。
京都05-15-7R(D14):ウインサウザー(牡・父ヤマニンゼファー/母フォートールラヴ)
ヤマニンゼファー× Halo × Far North 。マイル前後向きで、芝ダートはどちらに向いても不思議はない。半兄にカインドティンバー(父ティンバーカントリー)。
新潟05-14-10R(T12) ゆきつばき賞:ナチュラルメイク(牝・父フレンチデピュティ/母メロウキス)