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古豪奇跡の復活:イルミネーションジャンプステークス

コウエイトライは早々と放牧に出され、テイエムドラゴンメルシータカオースプリングゲントが次々に故障。中山大障害はにわかに違う意味で混戦模様になってきたが、このレースが本番を占う上で重要な位置にあることに変わりはない。
で、勝ったのは中山競馬場初めてのクールジョイ(とりもなおさず、初めて生で見ました。嬉しい)。スローで先手を引く形になって、二周目三角手前では外から来た馬を先に行かせて、最後直線で差し返す味のある内容だった。とても初コースとは思えない巧みなレースぶりで、2004 年の京都ジャンプステークス以来なんと2年半ぶりの勝利となった。落馬や故障などがあって一時期は完全に競走意欲を失ったようなレースを続けていただけに、単に久々に勝ち星を挙げたというだけではない、かなり困難な立て直しをしたものと思う。まあ単に放牧に出したら何故かやる気を取り戻しただけなのかも知れないけど。
2着がノボリハウツー。前走はスプリングゲントに喧嘩売って負けたわけで、評価を下げる必要はなかったのだが、中山初コースの割に人気になっていたので外してしまった。先行して粘り、ほぼ勝ったかなというレースだったが最後の最後にクールジョイに差された。安定しているレースぶりは素晴らしい。使い込まれているだけが不安なところではある。
テレジェニックは4着だった。堅実な一方で今年の下半期はこれで4戦して一度も馬券に絡んでいない。今日もスローが向かなかったのは確かだろうがいかにも離され過ぎている感じはあって、中々評価が難しい。
それよりは11ヶ月ぶりのチアズシャイニングが5着だったのが面白いか。インパクトはなかったが力はある馬なので、これだけ出来ていれば次も行けそう。ちょっと楽しみ。ローレルデフィーは +18kg とやや太かったが積極策で最終障害まで勝負に絡んでいて、こちらも次回は面白いものと思う。
本番への展望はまたあらためて。