黄昏通信社跡地処分推進室

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メモ

QMA6 が客離れを起こした理由について。

  • リリースのずっと前なんだけど、トルコじょうさんが“「やりたくないものをやらされる」よりも「やりたいものができない」ほうが精神的にキツイ”と書いていて、それがずっと引っかかっていた。なんとなくそれが今回の客離れの本質のような気がするからだ。
  • じゃあ今作で離れてしまった人たちはなにがやりたかったんだろう、と考えるに(これは離れてしまったことから逆に推測するしかないのだけど)、「決勝で自分の武器を投げて3問取る」ことなんじゃないかなあ、と思う。
  • それを阻んでいるものはジャンル分割/形式統合と今作のトーナメントの仕様。
  • ジャンル分割/形式統合についてはまあそのまんま。煮詰まりを防ぐために前作までのジャンル・形式の切り分けを全部変えたわけだけど、プレイヤーのこれまでの積み重ねを否定する側面は当然あった。その影響は、おそらく当初考えられていたよりずっと大きかった。
  • んでトーナメントについて。予選は 16→10 だからこれまでの1、2回戦より楽、と言われるのだけど、実は一概にそうとも言い切れない。だって前作までは1回戦で下から 25% 切られて、2回戦で下から 33.33...% が切られたわけだけど、今作では予選で下から 37.5% が切られる。この 4.166...ポイント差は小さくない。どのジャンルでも下から3分の1ぐらいに入る程度の実力の人にはかなりしんどくなっている筈だ。つうかまあ、おれみたいなののことだが。
    • あと地味に、予選落ちのストレスが結構でかい。前作の2回戦落ちに当たる筈なのだけど、実際は1回戦落ちの時と同じくらいへこむ。おれだけかも知れんが。
  • そして準決勝の 10→4 。これは 50% と 60% の差になる。通過人数の割合の差で言えば 10 ポイントだけど、でももちろん通過率が低い人ほどこの 10 ポイントの影響は大きくなる。ノンジャンル限定と併せて、弱者と強者がよりはっきり分かれてしまうことになった。
  • 「予選抜けづらい、準決勝はさらに抜けづらい、決勝行っても鍛えた武器は3分の1になってる」のだから、まあ決勝行って武器投げるのが最大の目的の人は前ほど楽しくないよねー。当たり前だ。
  • で、Extra がこれを解決できてるかというと、疑問だ。ていうか全然できてない。
    • 唯一絡んでいるのは準決勝のノンジャンル縛りの廃止で、これは多分意味がある。どんなに強い人でもノンジャンルよりは苦手ジャンルの方が隙ができるし、おれみたいに準決勝で「タイピング」の文字が見えた瞬間にさようならだった人でも例えばスポーツタイピングとかなら「いや、ワンチャンスある」とか思える。思えるだけでも意味があるじゃないか。
    • 苦手ジャンルが出るのは嫌じゃないのか、という話があるけど、まあでもだってノンジャンルでも苦手ジャンルでもノーチャンスなんだぜ? ならまだチャンスのある回がある方がいい、でしょ。
  • 個人的には、準決勝のノンジャンルマルチセレクトが無くなってしまうのは寂しい(それとも残るのかな? 残るとしても、頻度はすごく下がってしまうだろう)。あのカオスさはたまらなく楽しかったし、何故か抜けられることも他の形式より多かったから。

そんなところで。まとめる暇がないので、投げっぱなしで。