黄昏通信社跡地処分推進室

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「このネタがわかる人はおっさん認定」みたいな言い回しを、特にネットではよく見かける。最初は真に受けてうわーおれもうおっさんて歳かーとショックを受けたりしていたが、すぐにネットでのおっさんの範疇は相当広いということがわかり、まあそういうことならおれもおっさんであるよなと納得した。ついでにそのうちそういうこと関係なくだんだんおっさんて歳になりつつあるのだが、そうなってくると逆に「あれおれこのねたの対象年齢ぐらいの筈なのにこのねた知らん」みたいなことを悔しく感じるようになってくる。
さらに歳をとると、(もう多分そろそろなってるんだが)「おっさん認定されるねたの対象となる世代」が明らかに自分より下、ということになってくる。そうなれば、ねたを知らなくても「まあ世代違うしな」、わかればわかったで「よしまだ若おっさんの部類だぜ」、となるので、結構ハッピーなんじゃないかと思うんだけど、それはポジティヴ過ぎる見込みか。
直接関係ないけど、ネット上でのおっさんって言葉はすげえ指す範囲が広くて、二十代後半以上は全部おっさんって感じで使われてる。それはたぶんまだ四十代以上のネット人口が(少なくともおっさんなんて言葉を使う界隈では)それほど多くは観察されないから、って認識してるんだけど、それでいいのだろうか。もう少し経って、それこそ今上の世代をおっさん呼ばわりしている世代が下からおっさんって呼ばれるようになったら、その人たちは上の世代のことをおっさんとは呼びづらくなるだろうけど、そうなったらようやくジジイとか言い始めるのかな。ちょっと気になると言えば気になるし、どうでもいいと言えばこれほどどうでもいいことはない。