黄昏通信社跡地処分推進室

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息子と娘では本当に全然違って、「上の子の経験なんてだいたい役に立たないのよ」と言い放っていた母は実に正しかったと実感する次第。もちろん実際には役に立つことの方がずっと多いのだけど、それだけに違うところがひときわ強く感じられるというのはあるかも知れない。
なんといっても驚きだったのは娘は抱き上げると基本泣き止むということだ。息子は抱き上げたぐらいでは決して泣き止まなかった。気に入らないことがあればそれが解決するまで泣き続けた。経験的には止まっているより歩いている方がましだったので、狭い家の中を息子を抱いてぐるぐるぐるぐる歩いたものだった。
息子は小さいうちは添い寝もできなかった。いわゆる背中スイッチがあって、置くと泣き始めることがしばしばあったのだけど、そうなると抱き上げない限りなにをしてもだめで(上にも書いた通り抱き上げて即解決にはならないのだが)、隣に寝ても怒るばかりだった。娘が妻に添い寝されて静かにしているのを見てまず感じたことは「そんなことできるのかよ……」だった。
これはあくまでおれから見た息子と娘の個人差であって、一般に敷衍できるものでは本来ないのだろうけど、それでも一般に言われる男の子と女の子の差に合致するところは多々ある。それをふまえて言えば「一姫二太郎」はなるほどとも思う反面、太郎が来たときに『全然上と違うじゃん……』ってなる可能性もあるかなとも思う。というかまあ、息子と娘が逆の順番だったら多分そうなってただろう、というだけの話なんだけど。