なんかもう明日開幕するらしい！
San Diego Chargers -- AFC West (Last Season: 3rd)
| Team | W | L | T | Pct | PF | PA | Net Pts | TD | Home | Road | Div | Pct | Conf | Pct | Non-Conf | Streak | Last 5 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| San Diego Chargers | 9 | 7 | 0 | .563 | 396 | 348 | 48 | 42 | 5-3 | 4-4 | 4-2 | .667 | 6-6 | .500 | 3-1 | 4W | 4-1 |
昨季は 5-7 から４連勝だったが最終週はスターターを下げたチーフス相手に大苦戦、最後は誤審と疑惑の判定の合わせ技でようよう勝ってぎりぎりプレイオフに残った。誤審については審判が後で認めちゃったりしたもんだからプレイオフ行き損ねたスティーラーズのトムリン HC が怒ってたんだけどこっちとしてはじゃあおまえはプレイ中にフィールドに入るなとしか言いようがござんせん。
閑話休題。ワイルドカードプレイオフではアンディ・ドルトン率いるベンガルズとの“持ってない QB 対決”にフィリップ・リヴァーズが勝利したものの、ディヴィジョナルで昨季３回目となるブロンコスに当たってポン。まあブロンコスと同一シーズンに３回当たって２回勝つのは並のチームでは厳しいしよくやったシーズンと言っていいように思う。なんといってもエース QB とヘッドコーチが目も合わせないという状況がヘッドコーチのクビによって解消されたことが大きく、QB の方を残した判断がまずは正しかったというところだろう。ショートパスとタイプの違う RB を使い分けてタイムイートしながらじりじりファーストダウンを更新していくスタイルはリヴァーズに合っているようだ。
そのオフェンスだが、QB フィリップ・リヴァーズはもちろん健在。シーズン前全然話題になってなくて逆に不気味だ。WR 陣はアレクサンダーがどうやら間に合わないみたいで、まる一年以上試合から遠ざかることになりそう。エースになれるかというタイミングでの怪我は気の毒だった。もうひとり昨季をまるまる棒に振ったマルコム・フロイドは無事に復帰していて、昨季孤軍奮闘したキーナン・アレンとのふたりが中心になりそう。面白いのは昨季のチーフス戦で奇跡の TD レシーヴを見せたアジロトゥトゥがデプスチャートだと一応セカンドに置かれていること。昨季数えるほどしかレシーヴ無かったし素でスペシャルチーム（のその他大勢）に入ってたぐらいの選手だったと思うんだけど。
RB は昨季からマシューズ、ウッドヘッドが残っていて、さらにコルツからドナルド・ブラウンを連れてきた。今年も３人を並行して使っていくのだろうけど、パワーランナーが居なかったのが泣き所だったので、ブラウンがどれだけその役割を果たせるか。ともあれ今年もある程度以上は計算できそうだ。TE もチャージャーズ一筋 12 年目、不動のアントニオ・ゲイツがそびえ立つ。
ディフェンスは……うーん、例によってよくわからんのだけど、CB ブランドン・フラワーズが加入したのは歓迎できる。チーフスも事情があって解雇したのだろうが、ひょっこり移ってくるレベルの選手ではないのは確かで、パフォーマンスに影響する事情でなければよいのだが、とは思う。
LB バトラーは守りの要だが、昨季は LB マンタイ・テオも結構活躍してくれた。あれがなければ確実に一巡目で獲られていた選手ではあろうし、一巡目に相当する活躍かどうかはわからないのだけど、二巡目であれば確実にお買い得と言えるパフォーマンスは見せた。今年はさらなる飛躍を期待したいところ。ところでリアル彼女はできたんでしょうか。
スペシャルチームは実はここも凄い顔ぶれで、K ニック・ノヴァックはここ２年連続で FG 成功率 90% 以上という数字を残しているし、P マイク・サイフレス*1はキャリア通算で平均 45.1yds、昨季は 20 ヤード以内に落としたパントが 30/56、それでいてタッチバックは１本と非常に信頼性が高い。ちなみにサイフレスもずっとチャージャーズで 12 年目で、ひとつのチームの同期入団の選手が２人以上一度も移籍せずに 12 年も居るのは NFL では結構珍しいのではないかと思う。ともあれ、リターナーはインパクトに欠くがチームとしての能力はかなりのものだ。
AFC 西地区もなかなかに厄介なディヴィジョンではあるが、昨季快進撃を見せたチーフスはいかにも二番が利かないとみる。レイダーズも相変わらずぐだぐだで、いきなり浮上しては来ないだろう。今年はブロンコスとの一騎打ちになるのではないだろうか。地区優勝は少し厳しいかも知れないが手が届く範囲と思うし、ブロンコスと１勝１敗できれば少なくともプレイオフは見えてくる。これに希望的な観測を込めれば、11-5 というところではないだろうか。ディヴィジョン内 5-1、AFC 他地区 4-2、NFC（今年は西地区）2-2、というのは充分可能だと思う。
