2014-11-25 ■ diary daughter diary daughter さて便器と戦っている時に娘がやってきた。手に木の定規を持っている。おれが向き直るとなんだかまとわりつきながら言う。 「これねえ、ものさちなんだよー」 「ゆきちゃんねえ、おとうちゃんはかりたくなっちゃった」 そして娘はおれの胸のあたりに定規をあてがい、もっともらしい顔で少しの間眺め、やがて宣言した。「に」 そうかー。2かー。 「はい、じゃあこんどはにいちゃんはかっておいで」 そう言って追い払うと、あっさり踵を返してとてとて歩いていった。