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NFL 2017 -- Week 4

シーズンの 1Q が終了。毎年のことだが、はやい。

Chicago Bears (1-3) @ Green Bay Packers (3-1)

94 勝 94 敗 6 引き分け。
サーズデイナイトフットボールで対戦した両チームの、この試合の前までの直接対決の成績である。ここ何年かは圧倒的にパッカーズが強く、長年続いていた負け越しを昨年とうとうチャラにした。逆に言えばベアーズがそれだけ勝っていた時期もあるということでもある。いずれにせよ、NFL 最古のライバル対決だ。
パッカーズが先攻で、最初のドライブはめずらしくランプレイを中心に出していく。モンゴメリーのランが面白いように出る中、時折混ぜるパスもぽんぽん決まってゴール前へ。最後はアダムズへのタッチダウンパスで、あっという間に 0-7 と先制した。
ベアーズは返しのドライブの1プレイ目でプレイアクションをしかける。しかしパッカーズ LB マシューズは惑わされることなく一直線にグレノンに突っ込んでいき、サックされたグレノンがたまらずボールをこぼしてしまう。ボールは後方に転々として3ヤード地点でパッカーズがリカバー。またパッカーズの攻撃になり、3プレイ目でロジャーズがコブへのタッチダウンパスを決めた。0-14。
これで試合の興はだいぶ削がれてしまった。その次のドライブもベアーズは敵陣まで入りながらセンターと QB のミスコミュニケイションでファンブルロスト。思わぬタイミングでスナップされたボールがグレノンの足に当たり、ディフェンスラインのはるか裏までぽこーんと跳ねて行ってしまった。コントかよ、みたいなプレイでベアーズはこの日ふたつめのターンオーバーとなった。
攻撃が得点にたどり着けない中ベアーズディフェンスは頑張って 2Q 中盤まで追加点を与えなかったが、ここで今度はグレノンがインターセプトを喫する。返しのドライブでロジャーズはネルソンに 58 ヤードの超ロングパスを通し、2プレイでタッチダウンにしてしまった。0-21
それでもグレノンは前半最後のドライブでずばずばパスを決め、最後はライトへの5ヤードのタッチダウンパス。これで 7-21 として後半に望みをつないだが、後半もベアーズは冴えないゲームを続ける。最初のドライブでは FG 圏内まで行きながら K コナー・バースが 47 ヤードを決められず 7-21 のまま。で返しのドライブでタッチダウンを許してしまい逆に差を広げられる。その次のドライブでグレノンがまたインターセプトを喰らってしまい、勝負あった。
まあ両チームの現時点での力の差がはっきり出た恰好だが、それにしてもグレノンは酷いパフォーマンスで、そろそろほんとにトラビスキーを出せという話になるのだろう。ちょっと勝負にならなかった。
パッカーズはとうとうベアーズとの対戦成績でひとつ勝ち越した。これは 1933 年以来のことだそうだ! 安定した試合運びは流石のひとことだが、怪我人が多いのは気になるところ。特に最初のドライブでいい走りを再三見せたモンゴメリーが肋骨を折って退がったのは痛い。現時点の状況では離脱は長引かないかもしれないとのことだが……。


最終スコア:CHI 14-35 GB

New Orleans Saints (2-2) @ Miami Dolphins (1-2)

ロンドンゲーム@ウェンブリー・スタジアム。たぶん日本でやってもこうなるかなーとは思うのだけど、ロンドンの人たちとりあえず手持ちのジャージ着てくるのでペイトリオッツのジャージの人とかけっこうたくさん居る。その辺のおおらかさは海外興行ならではだなーという感じがして個人的にはわりと好きです。
先攻はドルフィンズ。カトラーが短いパスで刻みながら前進し、途中反則2回で 1st&25 となった場面もあったがセインツのホールディングに助けられてドライブ継続。4ヤード地点まで攻め込んで 1st&Goal となるが、ここでカトラーが痛恨のミス。右ポストルートに走ったトーマスへループパスを投じたのだが、これが明らかに短く、ついていた DB に取られてしまう。FG は確実な距離まで来ていたのに手ぶらで帰る最悪の事態で、さらに悪いことにはこれがドルフィンズのこの日一番よかったドライブだった。
セインツもほめられたできではなく、返しのドライブはレッドゾーンまで進むもホールディングで下げられて FG 蹴って外す、という流れるような無得点。結局前半はあやうく 0-0 で終わりそうになったところ(もしそうなっていればリーグで6年ぶりだった)、終了ぎりぎりでセインツが FG を決めて 3-0 で折り返した。


後半最初のドライブでセインツは初めてのタッチダウン。途中 4th&1 をブリーズが自らボールを持って更新すると、最後は右サイドフラット寄りに走ったトーマスへ3ヤードのタッチダウンパス。これで 10-0。
ドルフィンズはこのあとはほとんど 1st ダウンも更新できず、パントを蹴り続けることになる。後半の 1st ダウンは3回だけ、それもすべて別々のドライブでこれでは勝負にならない。ついに最後まで得点をあげることができずに試合が終わってしまった。カトラーは 20/28-164yds でひどく悪くもないのだが、インターセプトが致命的だった。
セインツは課題だったディフェンスが(ドルフィンズとはいえ)完封して 2-2 になり、これはわりと好ましい流れかもしれない。ブリーズも 29/41-268yds-2TD となかなかいいスタッツだった。


最終スコア:NO 20-0 MIA

Indianapolis Colts (1-3) @ Seattle Seahawks (3-1)

サンデーナイトは今季(おれが)どちらも初めて見る両チーム。
シーホークスが FG で先攻した後、コルツはセイフティで2点を返す。ここはスクリメージに5人並べてファイヴメンラッシュと見せておいてスナップ時に LB ふたりが下がり、スリーメンラッシュの形にしてからディレイで DB(たぶんニッケル)が入ってくるという凝ったパスラッシュで、シーホークスのオフェンスラインが対応できず、タックルを受けたウィルソンはエンドゾーン内で慌てて投げ捨てたが膝がつく方が早かった。
ブリセットの自陣での不用意なパスをコールマンがリターンタッチダウンしてシーホークスは 2-10 とリードを広げるが、コルツも返しのドライブですぐさまタッチダウンを返す。ブリセットがフィールド中央をスクランブルで駆け抜けて 25 ヤードゲインしたプレイが印象的だった。ツーポイントコンヴァージョンは失敗して 8-10。
さらに返しのドライブでウィルソンのパスをインターセプトしていい位置からの攻撃をつかむと、コルツはこのドライブもものにする。最後はブリセットが左奥に走りこんだモンクリーフにいいタッチのパスを投じる。正直落とした場所はそこまでよくもなかったがモンクリーフの手が強く、もぎとるようにしてタッチダウン。これで 15-10 と逆転した。
前半最後のドライブ、シーホークスはウォルシュが 37 ヤードの FG を外して、15-10 のまま折り返し。


後半最初のドライブで、シーホークスはウィルソンが存分に足を見せる。敵陣 23 ヤード地点の 3rd&10 から、中央を思い切ってまっすぐ駆け上がり、最後はタックルされながら思い切り前にボールを持った右手を伸ばす。ファンブルのリスクもあるプレイだがきっちりエンドゾーンに届いていて、タッチダウン。ツーポイントも決めて 15-18 とふたたびシーホークスが逆転した。
コルツはこの後インターセプトからまたチャンスを得たが、FG どまりで 18-18 の同点。
シーホークスは返しのドライブでウィルソンがグレアムへロングパスを決めて敵陣に入ると、RB マキシックが右サイドを鋭く駆け上がって3人ほどタックルを交わして 30 ヤード走り抜き、タッチダウンにしてしまう。そしてその返しの攻撃の最初の1プレイでスミスがボールを投げようとしていたブリセットの右手に手をかけると、ボールが前にこぼれて転々とし、これをシーホークス LB ワグナーがうまく拾ってリターンタッチダウンにする。これで一気に 18-32 となると、コルツは一気に消沈してしまった。
このあと2回の攻撃をシーホークスは両方タッチダウンまで持って行き、コルツには得点を許さなかった。
シーホークスはウィルソンが珍しくインターセプトを二本喫していたが、いずれもやや不運と言えるもので、パフォーマンス自体はむしろよかった。昨季はとうとう全快しなかった足も今年は全く問題ないようで、対戦相手にはかなり厄介になりそうだ。
コルツは急遽獲得したブリセットが意外と悪くなかったが、唯一のインターセプトは最悪の場所で起きて最悪の結果になり、ファンブルロストは試合を決めてしまった。もう二三週間でラックは戻ってくるので、時間がないのがつらいところ。
得点差ほど力の差はないと感じた。


最終スコア:IND 18-46 SEA

Washington Redskins (2-2) @ Kansas City Chiefs (4-0)

マンデーナイト。
これはレッドスキンズとしてはいささかもったいない試合だった。1Q に早々とタッチダウンで先制し、次のドライブでも敵陣1ヤードまで行きながら FG どまり。その後もチーフスに逆転は許したものの決定的な主導権は渡さなかったが、4Q で 17-20、敵陣 22 ヤードから奥に走ったドクトソンへのパスが両手に入りながらも決まらず、これも FG どまりになってしまった。最後は 20-20 からチーフスがタイムアップ FG を決めて、と思ったら4秒残っていて、レッドスキンズが最後のラテラルパスを試みるも普通に通らずファンブルとなり、ジャスティン・ヒューストンがリターンタッチダウンを決めて 20-29 となった。PAT はニーダウン。


最終スコア:WAS 20-29 KC

Other Games

BUF(3-1) 23-17 ATL(3-1):あれ、ビルズまじで強いのでは疑惑。全勝のファルコンズに土をつけた。守りが堅くて、テイラーも無茶が減って、ホーシュカが FG を決める(この日は 56,55 ヤード)。派手さは全くないけど強いチームの持つべき要素が揃っている。あるか? ファルコンズはライアンがインターセプト2本、ファンブルロスト1回と自滅。
PIT(3-1) 26-9 BAL(2-2)スティーラーズが前半 20-0 から押し切り勝ち。レイヴンズはフラッコがインターセプト2本とファンブルロスト1。奇しくも上のライアンと同じ数字でちょっとだけ面白い。
CIN(1-3) 31-7 CLE(0-4):…………。いくらなんでもブラウンズひどすぎないか。ここまでいいところのなかったベンガルズにやられたい放題である。ドルトンは 25/30 で4タッチダウン、他方カイザーは 16/34 で 118 ヤード。ガービッジタイムに一本返しているがそれすらよく返したなという印象。初日はいつか。
LAR(3-1) 35-30 DAL(2-2)ラムズの勝ち、はアップセットと言えるのかどうか。相当な点の取り合いで、こつこつ FG を積み重ねたラムズが逆転勝ちした。K ザーラインは 7/7 とのこと。
TEN(2-2) 14-57 HOU(2-2)テキサンズやりたい放題。しかし 57 点とはよく取ったものだ。普通そこまで行く前にゆるめるのだけど、ほとんどウォトスンが投げたらしい。タイタンズはマリオタが負傷で下がって途中からキャセルが投げたそうだが、それにしても。
DET(3-1) 14-7 MIN(2-2):ロースコアゲームはライオンズの勝ち。両チームタッチダウン1本ずつなのでかなり渋い展開だったようだ。ヴァイキングズはこの日もキーナムが投げた。16/30-219yds-0-0 だから悪くなかったが、WR/RB 陣がファンブルロスト3つとぼろぼろだった。まあ忘れよう、こんな日もある……と言いたいところだが、RB クックが ACL 断裂でシーズンアウトになってしまった。怪我は忘れてどうにかなるものじゃないからつらいところだ。
CAR(3-1) 33-30 NE(2-2):二年前のスーパーボウルの顔合わせ。ここはパンサーズが雪辱を果たした。おたがい 30 点以上取る殴り合いで、ペイトリオッツは 4Q に 14 点取って追いついたが最後は力尽き、パンサーズがタイムアップ FG を決めて勝ち。ペイトリオッツはとにかく失点が多いのが気になる。
JAX(2-2) 20[OT]23 NYJ(2-2):俺たちのジェッツがオーヴァータイムの末2勝目。パウエルとマグワイアでランが 256 ヤード出たらしいが、前者は 75 ヤード、後者は 69 ヤードのタッチダウンランがあって、まあそれ抜かしても 100 ヤード超えてるならやはり地上戦は圧倒したと言えるか。ジャグァーズは 4Q にファンブルリターンタッチダウンと FG で同点に追いついたが、OT では実におたがい3回ずつ攻撃した挙げ句に FG 決められて負けという、まあなんというか……。ボートルズも 15/35 と冴えなかった。
SF(0-4) 15[OT]18 ARI(2-2):レギュラータイムはおたがい FG 4本ずつ決めて 12-12。オーヴァータイムはフォーティナイナーズが先攻で、7分半使って 73 ヤード進んだが FG どまり。返しのドライブでカーディナルズタッチダウンにたどり着いて逆転勝ち。フォーティナイナーズ、いい加減持ってないにもほどがあるという感じになってまいりました。カーディナルズは今季2勝が両方オーヴァータイム。
PHI(3-1) 26-24 LAC(0-4):イーグルズが逃げ切り勝ち。チャージャーズはまたしても 4Q に差を詰めたが届かず。リヴァーズも 22/38-347yds-2TD-0INT とすごいスタッツを残しているのだが。イーグルズはぬるぬると 3-1。全然注目されていないがこれで NFC 東地区の単独1位になった。
NYG(0-4) 23-25 TB(2-1)ジャイアンツも全敗を守った。4Q に一旦はタッチダウンで1点差のリードとするものの、ツーポイントが決まらず、最後は FG でもう一度逆転されて終了。
OAK(2-2) 10-16 DEN(3-1):レイダーズは連敗。カーが 3Q にサックされて背中を傷め、途中交代したとのこと。
(更新おわり)