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NFL 2016 -- Week 14

さあ、第4クオーターだ。

Oakland Raiders (10-3) @ Kansas City Chiefs (10-3)

サーズデイナイトフットボール
レイダーズが相手のパント処理のミスもあって FG で先制するが、2Q に入ってからチーフスが三本連続のタッチダウン。ルーキー WR ヒルが 36 ヤードのタッチダウンレシーブと 78 ヤードのパントリターンタッチダウンをあげた。レイダーズは 2Q のうちにタッチダウンを一本返し、3Q にも FG を決めて8点差まで詰めるが、そこからとうとう得点することができなかった。カーが 17/41 と不調で、レシーバー陣もドロップなどでカーを助けることができなかった。まあこういうこともある、というところだが、しかし同地区の最大のライバル相手にこれか……というところでもある。
チーフスはその 2Q の3タッチダウン以外には1点も取れず、とこれはこれでまた極端な試合ぶりで、よく守ったなという印象。アレックス・スミスも自陣でインターセプト1本とファンブルロスト1回があったのだが、それによる失点は FG の3点だけだったのでまあツキもあったかと思う。
ともあれチーフスは勝敗で並ぶと同時にレイダーズをスイープしたので、地区優勝争いでは半歩リードした。残りはタイタンズブロンコス、@チャージャーズなのでまあ普通に三連勝ぐらいできそうでもある。ちなみにレイダーズは@チャージャーズ、コルツ、@ブロンコス


最終スコア:OAK 13-21 KC

Houston Texans (7-6) @ Indianapolis Colts (6-7)

3チームが 6-6 で並んでいた AFC 南、そのうちの2チームがぶつかる同地区対決。
コルツが FG で先制したものの、テキサンズはラックのインターセプトで攻撃権を得て FG で同点に。その後もテキサンズがラマー・ミラーのタッチダウン、もう一本の FG、で 13-3 として折り返す。
テキサンズは後半はタッチダウンに届かなかったが、少ないチャンスで FG を確実に重ねて差をつける。コルツもラックからヒルトンへの 35 ヤードのタッチダウンパスなどで追い上げたが、敵陣3ヤード地点でサックを受けてのファンブルロストなどがあり、差を詰め切れなかった。
これでテキサンズは地区内 4-0 となり、地区優勝争いでは少しだけ優位に立った。とはいえまだ団子には違いなく、どうなるかはなんとも言えない。コルツはラックがどうにも不安定で、ちょっとプレイオフは厳しいか。


最終スコア:HOU 22-17 IND

Denver Broncos (8-5) @ Tennessee Titans (7-6)

AFC 西で上位2チームを追うブロンコスと、AFC 南で(上の試合の)2チームと並んでいるタイタンズ
タイタンズは最初のドライブでタッチダウンをあげて、その後も前半のうちに FG を二本追加。守ってはブロンコスを無得点に抑え、0-13 で折り返し。後半は逆にタイタンズは得点をあげられなかったが、ブロンコスは敵陣4ヤードでのギャンブル失敗などもあり、10 点をあげるにとどまった。


最終スコア:DEN 10-13 TEN

Seattle Seahawks (8-4-1) @ Green Bay Packers (7-6)

パッカーズが圧勝。シーホークスはウィルソンがまさかのインターセプト5本で試合にならず。


最終スコア:SEA 10-38 GB

Dallas Cowboys (11-2) @ New York Giants (9-4)

まさかのロースコアゲームをジャイアンツが制してカウボーイズの連勝が 11 でストップ。なんとこのカードはジャイアンツのスイープとなった。とはいえまだ2ゲーム離れているので、カウボーイズの地区優勝マジックは「2」となっている。とりあえず、カウボーイズのプレイオフ進出はこの時点で確定した。


最終スコア:DAL 7-10 NYG

Baltimore Ravens (7-6) @ New England Patriots (11-2)

ペイトリオッツが 11 勝目。得点だけ見るとそこそこ競ってるけどこれは後半にペイトリオッツが珍しく2回も自陣でファンブルロスト(1回は相手のパントに足でさわっちゃったやつ)したからで、実際は完勝と言っていい内容だった。しかしこれでもまだプレイオフ進出確定ではないらしい。なんたること。
レイヴンズはこれでスティーラーズから1ゲーム差になったので、プレイオフに進むためには直対に勝つことが必須になった。少し苦しくなった。


最終スコア:BAL 23-30 NE

Other Games

PIT(8-5) 27-20 BUF(6-7)スティーラーズが逃げ切り勝ち。ロスリスバーガーは 17/31-220yds-0TD-3INT とわりと目がつぶれる感じのスタッツだったが、ベルが 38att-236yds-3TD とまる二試合分ぐらい走ったおかげで勝ち。守ってもマッコイのランを 12att-27yds と押さえこんだ。ビルズはこれでプレイオフがほぼなくなったと言えるだろう。今年も結局よくわからないチームだった。

  • ところでテイラーは6年契約で、おれはそれを聞いたとき「クレイジーバッファロー!!」とか叫んだ憶えがあるが、一年経過の時点でチーム側に選択権があるのだそうで、実質的には一年契約なのだそうだ。それはそれで、なんなのだとは思うが。

SD(5-8) 16-28 CAR(5-8)チャージャーズ、力尽きる。理論上はプレイオフもなくはないのかも知れないが流石に無理だろう。この日もリヴァーズがインターセプトを3本投げていた。またゴードンとボサが負傷退場し、怪我にたたられたシーズンに止めを刺した。パンサーズもニュートンが 10/27 とひどい数字で、まあ観てないけど凡戦だったのだろう。シーズンも終盤という感じがする。
CIN(5-7-1) 23-10 CLE(0-13)クリーヴランド・ブラウンズが最後に勝ってからちょうど一年経ったそうだ。最後に勝った相手はサンフランシスコ・フォーティナイナーズ、スタータークオーターバックはジョニー・マンゼル。遠い。遠すぎる昔だ。その次の週から 0-16、直近 24 試合で 1-23、2014 シーズンにホイヤーが 7-4 まで行った次の週からカウントすると実に 3-31 になるそうだ。パーフェクトシーズンは近い。この日はロバート・グリフィン三世がひさびさに投げたが、12/28-104yds-0TD-1INT とさっぱりで、でもまあそりゃそうだよな。怪我明けで 0-12 のチームを率いていきなり結果が出せたら化け物だ。とはいえシーズンはあと三試合、果たして勝利にまで辿り着けるか、悪い意味で目が離せない。スタッツではランが 7att-31yds とそこそこ走れていて、怪我自体はまずまず治ったと考えていいのかな。いい材料といえばそのぐらい。ベンガルズはまあ、無事に勝って、ここがおそらくプレイオフのありうる一番下のライン。
CHI(3-10) 17-20 DET(9-4):ライオンズが逆転勝ち。実に今季八試合目の逆転勝ちとのこと。ほとんど全部じゃねえかという話である。しかも 4Q にスタどんがインターセプトリターンタッチダウン喰らって逆転されて、その返しのドライブで逆転タッチダウン決めてるので自作自演もいいところだ。しかしそれにしても勝負強いのは確かで、これこそがライオンズをここまで連れてきた。久々の地区優勝もいよいよ見えてきた。ベアーズはまあ、こんなもんでしょう。
MIN(7-6) 25-16 JAX(2-11)ヴァイキングズ、どうにかこうにか勝ち。負けてたら地区優勝がなくなっていたところなので、とにかくも勝ってよかった。しかしプレイオフが厳しいのは間違いなくて、あとはなんとかして少なくともパッカーズを上回らなければならない。果たしてそんなことできるんでしょうか。ブラッドフォードは 24/34-292yds-1TD-0INT とそこそこよかった。ジャグァーズは 3Q 終わるまでリードしてたが最後は逆転負け。まあこんなもんでしょう。こんなもんこんなもんで 11 敗ってのもすごいが。
ARI(5-7-1) 23-26 MIA(8-5)ドルフィンズ、激戦を制す。先週久々に観たらあんまりひどかったんでこれでプレイオフとかねーわとか思ってたけど、カーディナルズにこの勝ち方できるんならワンチャンあるかもなあ……といいたいところだがタネヒルACL と MCL の捻挫でおそらくシーズンアウトとのこと。これは痛いねえ。チームにも本人にも痛すぎる故障だ。さすがにマット・ムーアでは厳しかろう。カーディナルズはこれでほぼプレイオフがなくなった。

  • ドルフィンズは急遽 T.J. イェーツと契約したとのこと。ムーアとイェーツどっちを使うんだろう。「ドルフィンズはともかくもプレイオフ経験のある QB を手に入れた」とか書かれてた。

WAS(7-5-1) 27-22 PHI(5-8)レッドスキンズ、ぎりぎりの逆転勝ちでプレイオフ戦線に生き残り。イーグルズは最後敵陣 14 ヤードまで迫ったが時間がなく、ウェンツがサックされてファンブルロストして終了。ここ何試合かでは一番惜しかったっぽいけどねえ。
NYJ(4-9) 23-[OT]-17 SF(1-12):なんだこりゃ……ってまあそもそもなんだこのカードって対戦なんだけどね。フォーティナイナーズは 1Q にタッチダウン2本取って今日こそという感じだったっぽいけど完全に尻つぼみで、後半は完封された。ジェッツはこの日もペティが投げて、そこそこ頑張ったのと、パウエルが 145 ヤード走ったのが効いたか。オーヴァータイムはフォーティナイナーズが先攻で、敵陣 37 ヤードまで行って 4th&2 をギャンブル失敗、そこからの返しのドライブをジェッツがタッチダウンまで運んで決めたとのこと。
NO(5-8) 11-16 TB(8-5):セインツも力尽きる。ブリーズはインターセプト3本でタッチダウンなし。最後のドライブもタッチダウンまで行ければ逆転だったが、やっと敵陣に入ろうかというところでインターセプトを喫して勝負あり。バッカニアーズはこれで五連勝。驚くほど失点が少なく、守り勝っている印象。8-5 まで来ているのはおれは初めて見た気がする。プレイオフ行けるか。
ATL(8-5) 42-14 LA(4-9)ファルコンズが圧勝。3Q までで 42-0 で、ラムズガービッジタイムにタッチダウン2本返しただけ。ゴフはタッチダウンパスはなくてインターセプトが2本、うち1本はピックシックスだったとのこと。まあ、がんばれ。ファルコンズは最後ショーブ先生が投げてたみたい。
(更新多分終わり)