黄昏通信社跡地処分推進室

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雨の中大声で笑う

息子初めての体育祭。天気はやや微妙だったが朝の時点では降っていなかったのでとにかく開催された。しかし「入場は一家族につき同時にひとりまで」という謎の制限で、仕方なく午前中はおれ、午後は妻という割り振りにする。午前中は30分間だけ見回りというミッションもあって、学校の外から撮影している人がいたら注意する、という任務だったのだけど、外から見る分には構いませんということになっていて、そうするとほとんど注意のしようもない。結局腕章をつけて学校の周りをぐるぐる歩いただけだった。それでもプレッシャーにはなるだろうし意味はあると思うけれど。
息子の出場する種目は100m走、いかだ流し、学年全員リレー。100m走は特筆すべきことはなし。がんばった。いかだ流しは生徒十数人が馬飛びの馬みたいに腰を折って背中を低くして横に並び、その上を長い竿を持った歩く役の生徒が進んでいって、通り過ぎたあとの馬の生徒は前方まで走って行ってまた馬になる……というのを繰り返して前に進み、折り返し地点で折り返してまた戻ってくる、という競技。知らなかったが見ていてなかなか面白く見入ってしまった。息子の組は女子が後れを取ったが男子が明らかにうまく、巻き返して2位だった。学年全員リレーは一見すると冗長そうだが、実際は案外盛り上がって面白い(これは幼稚園でも思った)。息子は練習の時にバトンを渡し損ねた上に大転倒してしまったことがあったらしかったが、本番ではうまくバトンをつなげていた。ちょうど息子のところで抜かれてしまい気の毒ではあったが、まあそこはめぐりあわせというものだろう。
雨は途中少し強くなって競技も中断したものの、少ししたら小降りになってほどなく再開できて、午前中最後の3年生の学年対抗リレーの時点ではほぼ予定通りの時刻に戻せていたのだけど、そのリレーの最中に土砂降りになり、もう本当にすごい降り具合で、それでも最後までリレーは続けられた。無責任な観客としては土砂降りの中のレースが無駄にエモかったのは否めない……のだが、さすがに転倒も続出していて気の毒だった。おれも傘は差していたが膝ぐらいまでずぶ濡れになった。雨の強い時間は意外と長く、20分ぐらいは続いただろうか。その後ふうっと小降りになったが、グラウンドは完全に水たまりになってしまい、この日はここまで、午後の競技は後日行います、というアナウンスがあった。当然のごとく平日なので妻は見られずじまいになってしまい、残念。
というわけで家に帰って妻が作ってくれたお弁当用のお昼ごはんをいただく。唐揚げおいしかった。サンドイッチもよかったです。運動会~って感じだ。