ゆうべの話なんだが（じゃあゆうべ書けよ）、『これは凄い！名馬十番勝負』(ISBN:4169110595)を超今更ながら観る。恥ずかしながらＴＴＧの有馬記念を初めて観たのだが、あれは凄い。テンポイント＝鹿戸明が前のトウショウボーイに外から内から並びかけてプレッシャーをかけて、最終的に差し切ってしまうのだが、ちょっと普通競馬ではあり得ない駆け引きで、しかもその２頭で決まる辺りが恐ろしい。ＴＴＧではグリーングラスが一番好きだが、このレースを見ていると最後は邪魔するなと思ってしまう。実況は杉本清ヴァージョンもあると聞いたのだが、これは違った。二周目三四角でグリーングラスをスピリットスワプス（High Spirit Swaps）と間違えっぱなしで、正直質の高い実況とは言えない。
あと、ミスターシービーの菊花賞は何回観ても理解不能だ。本当に凄い、信じがたい。とはいえ流石に何度も見たので脇に目をやると、二周目向正面でハナを奪っているのがドウカンヤシマ（鞍上は大塚栄三郎）だったりとか、最後内を突いてあわや２着だった馬がリードホーユー（この１月半後に有馬記念を勝つ）だったりとか、いろいろ小ねたにも気付けて面白い。
