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G-Engine で Netrunner が使用禁止に

又聞きなんだけど、この話を知ったときにまず思ったのは「え、今更?」だった。G-Engine の話を聞いた時には権利関係はなんとかなってるもんなんだと思ったし、先日例会の時見せてもらった実物は、画像まで使っていて中々できがよく、時間と環境が許せば導入したいな、とぐらいには考えていた。
まあ MTG に例えれば MWS よりやや性能が上ぐらいの対戦ツールで金取ってたことになるわけで、ウィザーズ/ハズブロとしても流石に黙って見過ごすわけにもいかないだろう。商売人として当然の態度だし、これを見逃してくれというのはおこがましいを通り越して盗人猛々しい。というか権利関係まるで無視でやってたんだとしたら、G-Engine の中の人は何を考えていたのかちょっと不思議ですらある。
とはいうものの、Netrunner で対戦するための数少ない現実的な選択肢のひとつが失われたことは痛い。ここはなんとか G-Engine の中の人に頑張って頂いて、ユーザーがウィザーズにお金を払う形になってもいいから再び対戦ができるようにして欲しい。今更 Netrunner をやろうなんて人には、それだけの負担をする覚悟はあるだろうから。
そして、これはやっぱりおこがましくなってしまうけど、ウィザーズ社にはそれぐらいは許容して欲しい。商業的には失敗だったかも知れないけど、Netrunner は本当にクールなゲームだ。リチャード・ガーフィールドが「自分がデザインした中で最高のゲームだ」とまで言ったゲームをこのまま埋もれさせてしまうのはなんとも惜しい。どんなに細々とでもいいから、この世の中に生きている形で残して欲しいと思う。