黄昏通信社跡地処分推進室

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『蒼のサンクトゥス』(5) やまむらはじめ 集英社/ウルトラジャンプコミックス,2007 ISBN:9784088772424

(1) の感想→http://d.hatena.ne.jp/natroun/20050303#p2
(2) の感想→http://d.hatena.ne.jp/natroun/20050608#p2
これにて完結。前巻からたたみにかかっていたので終了自体は予想通りだが、それにしては最後ちょっと打ち切りみたいな終わり方だった。おそらく作者が諦めたんじゃないかと思う。実際最後に投げ出されるように提示される設定を見ていてもまあこれ以上はあんまり面白くはなりようがなかったなとしか思えず、その意味では残念だという感じはない。「もう少し面白いねたがあればねえ」というのはつまりその作品の否定でしかないわけで、初期設定は面白かったけど尻つぼみ、というのが偽りあらざるところだ。
ところでおれこの人の絵柄結構好きなのだが、ずっと誰かに似てる似てると思ってて、今急に気付いた。かぢばあたるだ。多分そんなに似てないけど、なにか共通するところはあって、おれはその部分が好きなんだと思う。