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中山グランドジャンプ回顧+おれの日記

船橋法典駅に着いた時に飲み物を買おうか少し迷い、結局買わずに進んだらコカ・コーラがお茶の試供品を配っていた。これはいい流れだ。とかひとり小さなオカルトにすがりつつ競馬場へ。生姜焼き丼とフライドチキンで昼飯を済ませ、Tと合流し、馬券を当てたり外したり外したり外したりしながらメインレースを迎える。
モニタにたまたま映っていたオッズを何気なく見たら、なんとエイシンニーザンが1番人気になっていた。かつて春秋の中山大障害では大障害経験が必須だったが、近年障害馬のレベルは上がり、初挑戦で通用することも明らかに増えている。とはいえ昨日書いた通りやはり不安材料の方が多い。初めから切る心算だったが、馬券的には有難かった。
パドックは見に行くが、これはおれにとってはもう単なる儀式のようなものだ。パドックで馬の姿を見て下した何らかの判断が馬券の役に立ったことは一度もないしこれからもないと思うしそうするための努力もしなくなって久しい。だから下手するとパドックでも新聞を見ている時間の方が長い。馬体重とオッズと馬の姿が同時に全部確かめられるから居る、というか。そういう人は案外居るんじゃないだろうか。そんなことないか。誤解されないように書いておくと、馬の姿を見るのは好きである。なにを誤解されないようになのかは自分でもわからない。
オッズを改めて確認すると、外国馬2頭がかなり売れていた。大体外国馬は中ぐらいかやや下ぐらいの人気順を占めることが多いのである程度は売れるだろうと思っていたが、それにしてもちょっと売れすぎかという印象。特にアラームコールは雨の所為か人気で、馬連の 6-9 がこの時点では 10 倍強だった。流石に買うのは止めておく。代わりにバローネフォンテンを買い目に入れた。あとは昨日の印どおり。オートゼウスが単勝 59 倍とかつけていたのでにやにやしながら買う。
レースはマルカラスカルが押し切り勝ち。フォレストダンスを行かせて2番手から運び、早め早めに動いて後続を完封した内容は圧巻で、重馬場も苦にしないようだが中山大障害のコースに比すると中山グランドジャンプのコースの方が向いている印象を受けた。逆にメルシーエイタイムはこの馬としては早く動いて早々と脚をなくし、四角手前からマルカラスカルに離される一方で、最後はテイエムエースに差を詰められて2着を失いそうになっていた。重馬場をやや苦手とする上に事前にも指摘した通り中山グランドジャンプのコースが苦手なのだろう。
テイエムエースは中団から諦めないレース運びであわや2着という3着に入り、このレース一番の驚きをもたらした。おそらく重馬場も得意なのだろう。今後が非常に楽しみだ。マイネルオーパーは4着だったものの大きく離され、やはり戦前の期待から外れることのない結果に終わっている。
エイシンニーザンはそのマイネルオーパーにも及ばない5着に終わった。人気を裏切った格好だが、正直やはりかぶり過ぎていたとは思う。特にバンケットで置かれていた印象があって、中山コースが苦手なのかも知れない。オートゼウスの落馬の影響も受けていたようだし、終始リズムに乗れなかった。力を出し切れなかったのは確かだが、適性がない可能性もあるかなとは感じた。
アラームコールは大竹柵から追い上げにかかるも早々とギブアップ。やはりスピードに対応できなかったか。バローネフォンテンは見せ場もなし。競走意欲を失いかけているように思う。フォレストダンスは流石にばったり止まったが、あのペースで飛ばして完走できたことはおそらく後々への糧になる。オートゼウスは大土塁で落馬。前半からかかり通しだったので、ちょっとレースにならなかった。ハナに行かないと駄目なタイプのようだ。グライディングは2周目の向正面でスタミナが切れ、完全に諦めてあとは歩いてきた。厳しいレースになってしまった。
一応本線で当てたので、あとのレースは適当に流す。Tも当てていたので、珍しく豚汁はお互い自分で買えることになった。寒かった分いつもに増して旨かった。Mと合流して検討会をやる予定だったのだが、仕事が長引いているのか全く連絡すら来ず、上野で QMA やりながら待っていたのだが段々テンションが下がってきてそのまま解散してしまった。
寒かったけど、楽しかった。次は府中辺りで。