黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

公認と非公認の間

電車内で自動車学校の広告を見ることは結構多くて、新しいのを見かけるたびに公認か非公認かをチェックしているのだが、非公認のを見たことは一度もない。そもそも数もあまり多くないのだろうと漠然と想像しているのだが、実際どのくらいの割合なのだろうか。
公認の学校だと、まあ通った人はご存じだろうが、決められた種類+数の学科の授業を取って、決められた数の実技教習をクリアして、あと仮免許試験と本免許試験を受けて、という形になっている。一方非公認の学校は、学科の授業はなく(あるとこもあるのかも知れない)、実技もお金払った分だけ車に乗って、行けると思ったら運転免許試験場へ行って仮免許の試験も本免許の試験も受ける、という流れになっている。一般に公認より費用は安いが、この試験場での試験は非常に厳しいことが知られている。
自分の周りでは、知る限りたった一人だけ非公認の自動車学校に通って免許を取った奴がいた。地元の友人で、一時期はよく一緒に鍋をつついたりボードゲームをやったりしたんだけど、なんせ『JUNTA』をやると「Always say no!」とか言いながら毎ターンクーデターを起こしちゃう*1ような奴で、普通の教習所で隣に座った教官に色々言われながらちまちま運転するのは奴にとっては耐え難いことだっただろうというのはなんとなく想像がつく。「だから圧倒的に自分には合ってましたね」と本人は言っていたが、そう思っても大学生の時分、周囲のほぼ全員が公認の学校に通う中で、自分だけ非公認の学校で修練を積んで運転免許試験場で所謂一発試験に臨む、というのは結構勇気の要る決断であったろうと思う。そういう点に関しては本気で尊敬すらしてたんだけど、でもまあフンタは弱かったな、奴は。

*1:毎ターンクーデターを起こしちゃう:ゲーム的には下策です。念のため。