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NFL 2012 -- Week 6, part 3

Denver Broncos (2-3) @ San Diego Chargers (3-2)

前半は完全にチャージャーズのペース。フィールドゴールで先制すると、キックオフで2回連続ブロンコススペシャルチームがファンブルしたのを両方カバーし、それぞれタッチダウンに結びつける効率のいい攻撃を見せる。さらにタッチダウンを1本加えて 0-24 で折り返し。
ところが後半、突然ブロンコスが目を覚ます。最初のドライブでタッチダウンを決めると、インターセプトリターンタッチダウンで2本目。さらにチャージャーズにろくな攻撃をさせないまま3本目のタッチダウンを挙げると、4Q に入ってからペイトン・マニングの絶妙なタッチダウンパスでついに逆転する。あまりのことにどう反応していいかわからなかった。
チャージャーズは逆転される前後からがっくりきてしまい、フィリップ・リヴァーズも 4Q だけでインターセプトを3回献上。最終的には 35-24 と後半は完封負けだった。この負けはショックだろう。ブロンコスはこれで同地区のチャージャーズと並び、レイダーズとチーフスがぼろぼろなので星勘定的にはトップに並んだことになる。
ペイトン・マニングは伝説に新たな1ページを加えたことになる。まあ「マニングの3分 27 秒」とかに比べればインパクトは弱いけど、それにしたってそうそうできることじゃない。スタッツも 24/30-309yds-3TD/1INT と素晴らしく、ブロンコスに来てからのベストゲームとなった。

Green Bay Packers (2-3) @ Houston Texans (5-0)

全勝のテキサンズが不振のパッカーズを迎えた一戦だったが意外なほど大差になった。この日はロジャーズが昨季を思い出させる絶好調でばんばんパスを通し、実に6本ものタッチダウンパスを決めた。それもディフェンスは届かないがオフェンスはぎりぎり届くところへの正確なパス。テキサンズもそれなりには得点を重ねたがとても及ばなかった。42-24 でパッカーズの勝ち。とうとうパッカーズが目覚めたという印象で、ここからばりばり勝ち始めるに違いないと思わせる完勝だった。

  • テキサンズは最後イエイツが出ていたらしい。2/5 でインターセプト1本と、ひどいドライブになってしまったようだ。同じ2年目のドルトンやポンダーぐらいにはやれる力がある QB だと思うけど、使われないのは辛いよね。

Other Games

今週の bye はジャガーズ(1-4)、ベアーズ(4-1)、パンサーズ(1-4)、セインツ(1-4)。ジャガーズとパンサーズは有難いだろうけど、セインツは多分やりたかっただろうな。

  • KC (1-5) 10-38 TB (2-3):チーフスは QB キャセルが怪我でブレイディ・クインが先発したとのこと。しかしそういうの関係なさそうな負け方。
  • CIN(3-3) 24-34 CLE(1-5):ブラウンズは今季初勝利。なんと昨年 11 月以来の勝利らしく、ブラウンズ・スタジアムはお祭り騒ぎだったとか。ベンガルズは連敗。先週今週とドルトンが安定性を欠いているのは気がかりなところ。
  • OAK(1-4) 20-23 ATL(6-0)ファルコンズは唯一全勝を守った。今年はとにかく勝負強く、これをポストシーズンまで持ち込みたい。マット・ライアンには勝負の年になりそうだ。
  • DAL(2-3) 29-31 BAL(5-1):レイヴンズも安定の強さ。しかしこの日はキックオフリターンタッチダウンが1本あってこの僅差なので幸運もあったというべきか。最後はカウボーイズが猛追して残り 36 秒でタッチダウンを決めて、2ポイントコンヴァージョンに失敗しながら次のオンサイドキックを決めて、最後 51 ヤードの逆転フィールドゴールを狙うところまで行ったらしい。これは見たかったな。
  • BUF(3-3) 19(OT)16 ARI(4-2):ビルズオーヴァータイムで地味に勝つ。カーディナルズは4連勝から2連敗なので踏ん張りどころ。
  • NE (3-3) 24-23 SEA(4-2):今週最大のアップセットがこんなところで起きていた。ペイトリオッツもらしくないシーズンだが、それ以上にシーホークスが力をつけている。新人 QB ラッセル・ウィルソンは残り 1:27 から逆転のタッチダウンパスを決めた。Week 3 のあのパッカーズ戦のヘイルメリーといい、実に勝負強いクオーターバックだ。
  • MIN(4-2) 26-38 WAS(3-3)ヴァイキングズ負けたー。1Q で3回 10 ヤード以内まで行きながら全部フィールドゴールどまりだったのが最後まで響いたようで、グリフィン三世に 76 ヤードのタッチダウンランを決められたりしてこの日は完全に引き立て役。これで NFC 北地区は試合がなかったベアーズが単独首位になった。《思案》ポンダーは 35/52-352yds-2TD/2INT、あとファンブルロストがひとつ。インターセプト1回とファンブルがそれぞれ相手のタッチダウンにほぼ直結してしまったのは痛かった。まあでもそう悲観したものでもない。