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NFL 2013 -- Week 15, part 1

今週は2本だけ。観戦記が全然追っ付かんので。

San Diego Chargers (7-7) @ Denver Broncos (11-3)

サーズデイナイト。
チャージャーズが意地の勝利をおさめる。最初のドライブでブロンコスがあっさりタッチダウンを挙げたときには今日も簡単には止まらないかと思わせたが、そこからチャージャーズの守備が頑張り、途中4回連続のスリーアンドアウトを喰らわせるなどブロンコスの攻撃をシャットアウト。オフェンスも今季得意とするショートパスを中心に刻んで刻んで時間を使うスタイルで 3Q までに 14 点をリードする。
4Q にようやく反撃を開始したブロンコスは 4th&6 のギャンブルなども決めつつタッチダウンに辿り着き7点差まで詰め、さらに攻撃権を得たところで自陣でマニングがボールを投げようとした腕に手をかけられてインターセプトを喫してしまう。残り時間的にもこれはほぼ致命的で、あとはおたがいにフィールドゴールを1本ずつ決めて試合終了。27-20 でチャージャーズが勝った。
ブロンコスは地区優勝が決められず。一方チャージャーズはぎりぎりプレイオフ戦線に生き残った。残りは1枠、レイヴンズとドルフィンズからは1ゲーム差なので、依然として厳しい状況には違いないが。

New England Patriots (10-4) @ Miami Dolphins (8-6)

ドルフィンズペイトリオッツ相手の連敗を7でストップした。タネヒルがオフェンスを牽引し、ディフェンスも最後エンドゾーンにまで迫られながらインターセプトで幕を引いた。ドルフィンズにしてみれば会心の試合だったろうし、タネヒルはキャリア最高のパフォーマンスだった。ドルフィンズは一応地区優勝の可能性を残し、プレイオフ戦線にも生き残った。ペイトリオッツは地区優勝までマジック1で足踏み。

Green Bay Packers (7-6-1) @ Dallas Cowboys (7-7)

Destinyーー
この単語が脳裡をよぎった人は少なくなかった筈だ。持って生まれた何かが、彼にあんなボールを投げさせるのか。試合の展開そのものから言えば前半 3-26 と殆ど何もできなかったパッカーズが後半一変したマット・フリンによって5つのタッチダウンを挙げて大逆転したという内容であり、やっぱりフリン爆発力あるなとかカウボーイズざるだなとかいう話になるべきだが、しかしロモの果たした役割も小さくはない。36-31 とリードした残り4分強からのドライブで、サックを避けた後厳しいパスを投げようとしてインターセプトされて、返しのドライブで逆転タッチダウンされる。さらに今度は1点差を追うその次のドライブでサイドライン際に投げたボールをインターセプトされて敗戦をクリンチする。これなんて判定はインコンプリートで、ツーミニッツ過ぎてたのでチャレンジはできない、慌ててロモは次のプレイを始めようとするけどマカーシーがタイムアウトをコールして、そのタイムアウト中にレヴューが始まるという。ディテイルも含めて極めて GOE が高かった。
そんなわけでパッカーズは地区優勝争いに踏みとどまり、カウボーイズは折角イーグルズが負けた(ミネソタにだぜ!)のにおつきあいとなった。

Arizona Cardinals (9-5) @ Tennessee Titans (5-9)

この試合なんとなく見てたんだけど終盤がすごく面白かった。前半は点の取り合いで逆転、逆転という感じだったのだけど、3Q からはカーディナルズのペースになって 4Q の残り 6:13 の時点で 34-17 の3ポゼッション差となる。流石にこりゃ無理だろと思いながらも見ていたのだが、まずはフィッツパトリックのパス一本槍でタッチダウンを返して 34-24 の残り 3:12。オンサイドキックは失敗し、タイムアウトを3つ使い切ってパントを蹴らせて残り 2:42。このドライブでは残り6ヤードまで攻め込みながら 4th&2 となったところでフィールドゴールを選択する。この時点で残り1分切っていて流石に消極的過ぎると思ったのだが、決まって 34-27、さらに今度はオンサイドキックがまんまと決まって残り 47 秒で自陣 46 ヤードからのドライブ。これがまたフィッツパトリックが冴えまくってロングパス2本とスパイクで残り8ヤードまで攻め入り、最後はプレストンへタッチダウンパス。3分強で本当に3ポゼッション差を追いついてしまった。
しかし残念ながらタイタンズはここまで。オーヴァータイムでもコイントスに勝って先攻を選んだまではよかったものの、まるっきりのコミュニケイションミスでインターセプトを喫してしまう。返しのドライブで自陣深くまで入られてフィールドゴールを決められた。37-34 でカーディナルズの勝ち。今季の力で言えば順当な勝利ではあったけど、プレイオフもほぼなくなった地元のチームが最後に意地を見せて試合を面白くしてくれた。まあお客さんほとんど帰っちゃってたらしいですけど。

Baltimore Ravens (8-6) Detroit Lions (7-7)

レイヴンズがタッチダウン無しで勝利。最後はなんと 61 ヤードのフィールドゴールジャスティン・タッカーが叩き込んで 18-16 と逆転し、そのまま逃げ切った。ライオンズは 4Q 残り3分を切ってからスタフォードがタッチダウンパスを決めて逆転したが、ツーポイントコンヴァージョンはジョンソン頼みで決められず 15-16 止まりで、結果的には最後のフィールドゴールで勝ち越しを許すこととなった。まあツーポイントなんてどっちにしてもそうそう決まるものではないのだけど。