Arizona Cardinals (4-2) @ Minnesota Vikings (4-2)
4勝2敗同士の対決。しかも前週はどちらも敗れていて、おたがい踏みとどまりたい一戦。
先手を取ったのはヴァイキングズで、ピーターソンが走りまくってあっさりタッチダウン。返しのドライブではカーディナルズが攻め込むがレッドゾーンまで行ってファンブルロストしてしまう。助かったヴァイキングズだったがその2プレイ後にポンダーがインターセプトを喫する。右へロールアウトしながら TE ルドルフへのショートパスで、まあ正直投げなくてよかったし単純なコントロールミスでつまり完全にポンダーの所為だった。結局カーディナルズがタッチダウンをあげて同点になる。
そのさらに返しのドライブ、ここもヴァイキングズはピーターソンのランにポンダーのパスを少々絡め、相手の反則にも助けられてじわじわと敵陣深くに攻め込み、最後はパーシー・ハービンへのショートパスからランアフターキャッチでタッチダウン。これで再び 14-7 とリードした。
前半終了間際、ヴァイキングズは自陣の深い位置で時間的にもほぼ得点は無理そうな状況から何故かタイムアウトを使ってまで攻撃を継続し、それをまたポンダーが逃げながら無理矢理投げてインターセプトされるというおよそ考えられる最悪のプレイコール/プレイを繰り広げたが、これは幸いカーディナルズのフィールドゴールが失敗してことなきを得る。結果的に見ればここで失点しなかったことが実に大きかった。
後半最初のドライブでヴァイキングズはインターセプトリターンタッチダウンをあげてリードを 21-7 に広げる。しかし後半は全く攻撃が機能せず、スリーアンドアウトに次ぐスリーアンドアウトで、殆どなにもできなかった。ディフェンスはそこそこ頑張り、カーディナルズの WR フィッツジェラルドに仕事をさせず、最後の最後にタッチダウンを1本返されるにとどめた。21-14 でヴァイキングズの逃げ切り勝ち。これ以上無いほどの ugly win だったが、だからこそ勝てたのは大きいと言える。
New York Jets (3-3) @ New England Patriots (3-3)
ペイトリオッツがオーバータイムの末逆転勝ち。ジェッツが最初のドライブでタッチダウンまで行って面白くなるかと思ったら返しがキックオフリターンタッチダウンというがっかりな展開。その後ジェッツはセイフティなんかもあったりして、それでも前半は 10-16。ジェッツは 4Q で 10 点ビハインドだったが諦めず、サンチェスが渋太くドライブを進めてタッチダウン。さらに次のドライブでもよく攻め入ったのだが、3rd&4 からスティーヴン・ヒルの痛恨のドロップがあって攻めきれずフィールドゴールで同点止まり。次のキックオフでペイトリオッツはファンブルロストしてしまい、ジェッツは絶好のチャンスを得るがここも形としてはスリーアンドアウトでフィールドゴールどまり。結果的にはこの2回の逸機が効いてしまった。残り 1:37 でペイトリオッツはきっちり追いついて、オーヴァータイムの先攻でもあっさりフィールドゴールまで辿り着いて、返しのジェッツのドライブを止めて勝ち。
- サンチェスは今日はよかった。28/41-328yds-1TD/1INT というスタッツもさることながら2回のタッチダウンに届いたドライブはどちらも実によかった。展開的にも 4Q では完全にモメンタムをつかんでいたと思えただけに、なんとか勝ちたかった。
- ブレイディは 26/42-259yds-2TD/0INT。結構いい数字だし、ところどころすげえいいパスもドライブもあったんだけど、反面あっさり止まってしまうドライブもあって、まだ絶好調とはいかない様子。
Detroit Lions (2-3) @ Chicago Bears (4-1)
マンデーナイトは同地区対決の動物対決。
守備に自信を持つ両チームの対戦は案の定ロースコアゲームに。といっても前半はターンオーバーも絡めてベアーズが一方的に攻め立てたのにカトラーの調子が微妙だったりフィールドゴールブロックされたりとかで得点に結びつかない、という感じだったけど後半に入ってもライオンズは肝腎なところでターンオーバーを繰り返し、ほとんど最後の最後まで得点できなかった。残り 29 秒でやっとタッチダウンをあげたがオンサイドキックは流石に決まらず終了。カトラーも最後まで調子が上がらず、結局 7-13 というコメントしがたい得点でベアーズが勝った。ディフェンシヴなゲームと言えば聞こえはいいが、正直なところ結構な凡戦。まあこういう試合もあるというところか。