黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

殿下がリツイートしていて目に入ったツイート。


政治家が死んで笑うより、″I laughed when Lennon got shot″と歌える人のほうがパンクだよね。
おれがマニックスを見たときは、ジェイムズは when Lennon got shot の部分は歌っていなかった。何回か見ているが一度も歌わなかったと記憶している。必ずしも毎回「Motown Junk」をやっていたわけでもないが、でも複数回はやっているのを見ている筈だ。
ジェイムズとしてはいろいろ思うところもあるのだろう。あの詞は多分ニッキー・ワイア/リッチー・エドワーズのクレジットになっていて、実際はリッチーによるところが大きいのだと思う(これは推測)。そしてリッチーは去り、バンドは残され、おれが見たのは早くてもさらにその数年後だった。3人はリッチーが残した曲を演じることにためらいはなかったように思える(少なくともその頃にはもう)。それでもなおその部分を口に出さずに沈黙してしまうことを選ぶほどには大きな意味を持っているということだ。それはレノンに対するジェイムズの捉え方の変化なのかも知れないし、あるいはリッチーがそう言ってのけたことの重みが日に日に強くなっていったのかも知れない。
とはいえ、かつてこう歌った奴らが居たという事実に変わりはない。その歌詞を書いた男は自らの本気を示すために前腕に剃刀で「4REAL」と刻んでみせた。そしてその男はある日「I love you」という書き置きだけを残して忽然と姿を消し、残された3人は今でもバンドを続けている。

I laughed when Lennon got shot
21 years of living nothing means anything to me
---- Manic Street Preachers 'Motown Junk'