黄昏通信社跡地処分推進室

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昭和通り口二題

「東西自由通路というのは、言葉で言うほど自由ではないものでな」――なんてことを昔シャア・アズナブルってひとが言ったとか言わないとかいう話だけど、あの秋葉原駅の西側から昭和通りまで出ようと思って東西自由通路を抜けた後道路にぶつかるところのイライラ感は意外にでかい。ちょうど正面に横断歩道がなく、南北いずれかに 20m ぐらいずれないと渡れないのだ。しかもご丁寧に中央分離帯に高さ 150cm ぐらいのフェンスが設置されていて不法横断を阻んでいる。どうしても南北には交差点と信号を設置しなくちゃいけなくて、その上そこにも横断歩道つけたら車の流れが相当悪くなっちゃうんだろう。それはわかる。わかるが、折角の自由通路を渡ったあとでフェンスにぶち当たるのがどうしても慣れないし腑に落ちない。もう何年経つんだって話だけども。
あとついでに書くと、昭和通り口から山手線/京浜東北線に乗ろうとするときもわりと腑に落ちない感あるよね。まあ、あれは構造上どうしようもないと思うけど。



ところで最近ようやく存在に気がついたんだけど、昭和通り口の先にある昭和通り中央分離帯に作られている喫煙所がディストピア感あふれてて大変イカす。横断歩道の中州から横に入っていかないと行けなくて、あの交通量の昭和通りの上下線に挟まれているにもかかわらずがっちり樹脂板の壁で囲まれている。原則を言えば喫煙者同士でも間接喫煙は発生する(これ見落としがちなところだと思う)ので喫煙所は風通しをよくしなくちゃいけないんだけど、知ったことか死ね、ついでに排ガスも吸え、と言わんばかりの造りであり千代田区の喫煙者に対する強い気持ちを感じずにはいられない。『1Q84』の冒頭の高速が1号線だったら青豆さんはいぶされて死んでいたことだろう。我々は3号線に感謝しなければならない。