黄昏通信社跡地処分推進室

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風呂での息子との会話。

  • 日本語って勉強するのむずかしい? と聞いてくるのでそんなのは誰が勉強するかによる、もともとその人がどの言葉をしゃべれるかによって全然違う、と答えたらじゃあ中国の人だったら字が同じだから簡単? と聞いてくるのでうーん簡単かどうかはわからないけど字に慣れてるのはちょっと楽かもね、と言っておく。
    • なんとなく、「日本語はむずかしい」と単純には思わせたくない、みたいに思っている。実際、母音、子音ともに少なくて、格変化がほぼない、動詞の活用も多くはない、語順にうるさくない、など習得が容易な要素は多いはず。字の種類が無闇に多い、アクセントがなくて長短が重要、同音異義語が多い、とか習得が難しい要素もあるのだとは思うけど、世界の言語の平均に比して特に難しいことはないんじゃないかと。
  • 「おかあちゃんに聞いたんだけど、手紙って日本では、あの、人に送るやつだけど、中国語ではトイレットペーパーのことなんでしょ?」「そうらしいね」「そういうの他にある?」「えっ?」
    • というわけで「勉強」の話をした。これは日本語だと学ぶことだが、中国語だと「強いてやらせる」という意味がある。というのを知ってから漢字を見ると、確かに強いてやらせるとしか書いてない。それが学ぶこととすりかわっちゃうの本当に味わい深い。
    • あとは「本」の話。日本語では書物のことだけど、中国語では一冊二冊の「冊」に相当する言葉だよ、という。
      • このふたつがぱっと出てきただけでも、遠い昔中国語を習った甲斐はあった、のかもしれない。