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NFL 2018 -- Week 1

今年からの変更点は「キャッチ」の定義(成功の判定基準)とヘルメットヒット、あとキックオフ周りのもろもろについて。キャッチについては倒れこみながらのキャッチに関するルールが削除されて、むしろ直感的なルールになった。ヘルメットヒットは「いかなるプレイであってもヘルメットの頭部を向けて相手に接触したら反則」となり、これは特にディフェンス側に厳しくなった。キックオフについてはかなり大きく変わっていてひとことで説明するのは難しい。事例が出てきたら書きたいと思う。





さあ、開幕だ!

Atlanta Falcons (0-1) @ Philadelphia Eagles (1-0)

開幕戦は昨季のチャンピオンイーグルズと、そのイーグルズにディヴィジョナル・プレイオフで敗れたファルコンズとの再戦。イーグルズはウェンツの復帰が間に合わず、スーパーボウルを制したバックアップ QB であるニック・フォールズがここも先発。ファルコンズは今年もマット・ライアンが不動のエースということになりそうだ。
試合は直前の雷雨で 45 分ほど遅れて開始。最初のドライブでファルコンズはするするとレッドゾーンまで攻め入るが、残り1ヤードの 4th&Goal でギャンブルするも左サイドへのフリーマンのランはいささか素直すぎて、オフェンスラインも押し込めず結果的にはロスで終わってしまった。返しのイーグルズの攻撃はスリーアンドアウトで、ファルコンズはその返しにようやく先制する。しかしここも残り3ヤードまで行きながら TD をあげることはできなかった。
このあとも前半はおたがいぴりっとせず、FG を一本ずつ決めておしまい。6-3 で折り返し。


後半先に得点をあげたのはイーグルズ。自陣 37 ヤードといういいポジションからの攻撃で、敵陣に入ってからスペシャルプレイを繰り出す。フォールズからクレメントへハンドオフして、そのクレメントが左から走りこんでくるアゴラーにバックトスアゴラーが右サイドへパスを投じるのだがレシーバーはフォールズ!という昨季のスーパーボウルスペシャルプレイを思い起こさせるプレイで 15 ヤードゲインする。これでモメンタムを得たイーグルズは最後アジャイーのランまでつないでタッチダウン。6-10 と逆転に成功した。
ファルコンズは 4Q、パントのマフで得たチャンスをインターセプトで潰すが、返しにフォールズもインターセプトでおつきあい。再び敵陣からの攻撃を得たファルコンズが今度はタッチダウンまで持っていって 12-10 と再逆転する。コールマンの9ヤードタッチダウンランだった。
4Q 残り5分を切って、イーグルズはスプロールズのパントリターンと相手のフェイスマスクで自陣 46 ヤードの好位置からの攻撃を得る。ここからスプロールズへの短いパスと、アジャイー、クレメントのランと三人の RB をフル活用してごりごり進み、最後はアジャイーがタッチダウンラン。ツーポイントも決めて、12-18 とみたび逆転して残り 2:19 とする。
ファルコンズは最後のドライブ。ライアンが中央のフリオ・ジョーンズへ強引なパスを通して、ランアフターキャッチで一気に敵陣へ。その後サックを浴びて 3rd&17 となってから、またもフリオ・ジョーンズへのパスで 1st ダウン。そんなこんなで 10 ヤード地点での 1st&Goal、残り 0:24 までこぎつけたが、ここからライアンのパスがことごとく通らない。相手の反則で5ヤード進んで残り1秒からほんとに最後のパスを投げたが、エンドゾーン左端でジャンプしてボールを取ったジョーンズは、インバウンドに着地することはできなかった。


ライアンが 21/43、フォールズも 19/34 と両 QB が冴えず、両軍合わせて反則は 26、どちらのチームも罰退距離が 100 ヤードを超えるという、まあ正直しょっぱい試合だった。開幕戦って必ずしもいい試合にならないけど、これはまあまあひどかったかな。
ライアンはインターセプトを喰らったパスとか投げ捨てたパスとかがところどころかなり強く投げてそうなのに短い、というシーンがあって、ちょっと肩が心配。それに比べるとフォールズは普通にノーコンだったんだけどそれはそれで心配ではある。
ちょっと両チームとも今季どうなのかなという感じだった。少なくともいい滑り出しとはいいがたい。


最終スコア:ATL 12-18 PHI

San Francisco 49ers (0-1) @ Minnesota Vikings (1-0)

ヴァイキングズ、今季初戦。昨季三人の QB を擁してカンファレンス・チャンピオンシップまで駆け上がったヴァイキングズは、しかしその三人を全員放出してカーク・カズンズをレッドスキンズから獲得した。一方、フォーティナイナーズは昨季途中から加入して 5-0 だったジミー・ガロポロが新たに四年契約を締結し、名実ともにエース QB となった。
先手を引いたのはヴァイキングズ。最初の攻撃こそパントだったが、二本目のドライブで FG を決める。ドラフト五巡で指名したルーキー K カールソンの初ゴールとなった。さらに 2Q に入ってからはカズンズが加入後初のタッチダウンパスを決める。敵陣 22 ヤード地点での 3rd&3、ここはファーストダウンを狙うかと思いきや、左サイドライン際を駆け上がったステフォン・ディッグズにここしかないというパスを決めてタッチダウン。これは素晴らしいパスだった。
そこまではガロポロを押さえてきたヴァイキングズだったが、三本目のドライブでフォーティナイナーズもがらっと戦法を変えてくる。プレイアクションを連発し、TE キトルへ続けてパスを通して敵陣へ。タッチダウンまでは行けなかったが FG を決めて 3-10。
返しのドライブ、ヴァイキングズはカズンズがミドルパスを二本通し、続くクックのランも出そうだったがボールを掻き出されてファンブル、ターンオーバーとなってしまう。
フォーティナイナーズは続く攻撃では今度はアルフレッド・モリスのランを多用して前進する。これが驚くほど止まらず、ガーソン、キトルへの短いパスも絡めて残り1ヤードまで攻め入られる。絶体絶命だったが、次のモリスのランでリンバル・ジョセフが値千金のファンブルフォース。こぼれたボールをハリソン・スミスがセーブして、無失点でこのドライブを止めた。
返しのドライブでは敵陣まで進むも FG 圏には届かず、3-10 で折り返し。


後半はパントを一本ずつ蹴ったあと、ルーキーのビッグプレイが飛び出す。自陣 20 ヤードからのガロポロの右サイドへのパスを CB ヒューズがインターセプト。そのままリターンタッチダウンになった。やや不用意なパスという印象だったが、この直前のキトルへのパスがワイドオープンでロングゲイン確実だったのにキトルの完全なドロップでインコンプリートになっていて、ここは気の毒でもあった。ヒューズはそれをきっちりピック6にしたのは見事のひとことで、これで 3-17 となる。
フォーティナイナーズは返しのドライブの最初のプレイでガロポロが右サイドの RB ユーズチェックへパスを通し、ランアフターキャッチも含めて 56 ヤードゲインしたが、後が続かず FG どまり。6-17。
ヴァイキングズはすぐさま突き放す。カズンズからシーレンへの二本のパスを中心にテンポよく攻めると、一旦フォルススタートで下がったものの、最後は 11 ヤードのパスをカイル・ルドルフに通してタッチダウン。この日ここまで一度もターゲットにしていなかったルドルフへのパスだったが、ここもエンドゾーンの奥ぎりぎりへ絶妙のデリバリーで、ルドルフは試合後に「このために大枚払って来てもらったんだからね」なんて言ってたらしいけど実際身も蓋もなく言えばそういうことだろう。6-24 までリードは広がった。
フォーティナイナーズもおとなしくは終わらない。キトルが今度こそ 36 ヤードのロングゲインを決めて敵陣に入ると、そこからは短いパスをつないでレッドゾーンに侵入する。サックで下げられた次のプレイ、ガロポロはまたプレッシャーを受けながらもうまくポケットから抜け出し、左へロールアウトしてエンドゾーンの奥へ投げ捨てる。と思いきや、そこに猛然と WR のペティスが走り込んで来て、エンドゾーン奧で見事にキャッチ! これは敵ながら見事だった。
この後はヴァイキングズの攻撃がだんだん機能しなくなり、カズンズも手詰まりになっていく。その中で残り 2:54 の 4th&1 で見せたハードカウントはうまく決まり、まあこれ見え見えすぎてよく通用したなと思うのだけど、残り時間を削る役に立った。
しかしフォーティナイナーズもガロポロがコントロールに苦しみ、4Q に入ってからさらに二本インターセプトを放ってしまう。二本目はハリソン・スミスがうまく狙った感じでするするっとレシーバーの前に入ってボールを奪い取り、勝利を決定づけた。


ヴァイキングズはとにかくカズンズがよくて、特にタッチダウンパス二本はどちらも芸術的とすら言えるパスだった。復帰した RB ダルヴィン・クックも好調で、オフェンスは及第点以上というところだろう。ディフェンスは少し喪失ヤードが大きかったようには思われ、いささかの不安は残ったけれど、ターンオーバーを四つ奪って 16 点に抑えたのだからこれ以上を求めるのも酷というものだ。
フォーティナイナーズは最終的にはガロポロのインターセプト三つで自滅した格好だが、そこまでは結構やれていたし、モリスの1ヤードでのファンブルロストがやはり悔やまれる。ディフェンスは失点 17 で、試合の後のほうになるほどカズンズを苦しめていたことからもこちらもかなり力はありそうな感じがする。負けたとはいえ、内容としては悪くない。


最終スコア:SF 16-24 MIN

Kansas City Chiefs (1-0) @ Los Angels Chargers (0-1)

AFC 西の同地区対決。この試合の前まででチーフスが8連勝している。
チャージャーズが先攻でスリーアンドアウトのあと、タイリーク・ヒルがいきなりパントリターンタッチダウンを決める。左サイドライン際を駆け上がる素晴らしい走りで、チャージャーズは出鼻をくじかれてしまった。さらに 1Q のうちにヒルはもう一本タッチダウンを決める。マホームズからの短いパスを受けてから再び左サイドを駆け上がり、エンドゾーンへ飛び込んだ。相変わらず常人離れした足の速さである。チャージャーズも FG 二本とエクラーのタッチダウンレシーブで追い上げて、17-12 で折り返し。


3Q にチーフスは一気に突き放す。最初のドライブをマホームズがトーマスへのタッチダウンパスで締めると、次のドライブではリヴァーズがインターセプトを喫する。敵陣 26 ヤードまで攻め込んでからのロングパスだったが、パーカーにするりと入られてしまった。そこで得た攻撃権をふたたびマホームズタッチダウンまで持っていき、31-12 までリードを広げた。
チャージャーズは 4Q に入ってからリヴァーズが今度はキーナン・アレンにタッチダウンパスを通す。リヴァーズらしいよく見えているパスだった。ツーポイントを決めて 31-20 として、返しのチーフスの攻撃をスリーアンドアウトに仕留め、さあ追い上げようというところだったがコルクイットのパントがかなり伸び、慌てたジョーンズが自陣6ヤード地点で一旦拾ったボールをこぼしてしまう。このボールをチーフスにリカバーされ、2ヤード地点からの攻撃はあっさりタッチダウン。逆に 38-20 とリードを広げられてしまった。
このあとチャージャーズは自陣からドライブを伸ばしてタッチダウンを返して再びツーポイントを決めるが、その次の攻撃でスタージスが 48 ヤードの FG アテンプトを外してしまう。10 点ビハインドで1分強ではさすがにどうしようもなく、そのままチーフスが 38-28 で逃げ切った。
チーフスは二年目で満を持してエースに据えたパトリック・マホームズが期待通りの活躍で、15/27 はやや悪いが 4TD/0INT は素晴らしい。まずはいい滑り出しになった。
チャージャーズはチーフス相手の連敗を9に伸ばしてしまった。いきなりヒルにリターン TD をもらったのはついていなかったし痛かった。点差ほどは負けていない印象だが、今年も負けスタートになってしまった。


最終スコア:KC 38-28 LAC

Chicago Bears (0-1) @ Green Bay Packers (1-0)

パッカーズが大逆転勝ち。前半ロジャーズがうまくレシーバーを見つけられず攻撃がとどこおり、2Q には左膝を負傷してロッカーまで引き揚げ、その間に投げたデショーン・カイザー@元ブラウンズがインターセプトリターンタッチダウンを喰らうなど悲惨だった。ベアーズはトラビスキーのタッチダウンランと、FG 一本も追加して 17-0 として折り返す。このマッチアップで 17 点リードして折り返すのは何十年ぶりだとか。
しかしロジャーズは怪我から戻ってくると 17/23-273yds-3TD-0INT という数字を後半だけで叩き出し、見事に試合をひっくり返した。左膝はかなり痛そうで、ボールを投げた後足を引きずるシーンも何度も見られたが、しかしパスは通っているという場面もまた何本もあった。20-17 まで追い上げた 4Q、残り二分強で中央のランドール・コブへミドルレンジのパスを通すと、マンマークだった DB がカットしようとして倒れてしまう。あとはコブがエンドゾーンまで走りぬくだけだった。
最後は充分な時間とタイムアウトふたつを残してベアーズのラストドライブだったが、トラビスキーもさすがにそれを再逆転まで持っていく力はなかった。スタッツは 23/35-171yds-0TD-0INT で、可もなく不可もなく。ベアーズファンからすればもう一皮剥けてほしい、というところだろう。

  • 試合中に VIP ルームが抜かれた時に日本語実況で「ロジャーズのガールフレンドダニカ・パトリックさん」とか言っててびっくりした。あれ?スーパーモデルか誰かとつきあってたんじゃなかった?と思ったけど別にスーパーモデルじゃなかったし去年までだったみたい(Wikipedia による)。ダニカ・パトリックの名前をこんなところで聞こうとは。



最終スコア:CHI 23-24 GB

New York Jets (1-0) @ Detroit Lions (0-1)

まさかのジェッツ圧勝。ルーキー QB サム・ダーノルドは最初のパスでインターセプトリターンタッチダウンを喰らう最悪の滑り出しだったが、浮き足立つところもなく短いパスをよく決め、要所では思い切ったロングパスも通したりと堂々たる戦いぶりだった。まだ一試合では本当になんとも言えないが、とにかく期待を抱かせるには十分だった。
対するスタどんは7点もらっておきながらコントロールが悪く判断もいまいちでインターセプトの山(4本)を築いた。3Q 頭に一旦は同点に追いついたのにそこから 31 点続けて失ったのはあり得ないひどさだった。まあこれはスタどんが悪いわけじゃないけど。そこらへんから地元のお客さんはぞろぞろ帰り始めるしチーム全体覇気がなくなっちゃうし開幕戦としては最悪のひとこと。今季から HC に就任したマット・パトリシアにとっても悪夢のような試合だった。


最終スコア:NYJ 48-17 DET

Los Angels Rams (1-0) @ Oakland Raiders (0-1)

マンデーナイトフットボールその2。西海岸だから時間ずれるのはわかるんだけど両方マンデーナイト扱いなのか。これは唯一 NHK-BS でやってたのでそっちで観た。
レイダーズは大枚をはたいてかつてのヘッドコーチで、昨年までは ESPN の名物解説者だったジョン・グルーデンを呼び戻した。驚くべきはその契約で、10 年で総額一億ドル、途中トレードはなし(前回のヘッドコーチ時代の最後にグルーデンはトレードでバッカニアーズに出され、そこでスーパーボウルを制した)という条件とのこと。解説者とはいえ現場を離れて九年、いきなりヘッドコーチに復帰して果たしてどれほどやれるのか。
ラムズは一昨年ドラフトしたジャレッド・ゴフが二年目の昨季にブレイク、11-5 でチームを久々のプレイオフに導いた。二年目の NFL 最年少 HC ショーン・マクベイともども今年も活躍が期待されるチーム状況だ。
レイダーズは最初のドライブで幸先よく先制する。マショーン・リンチ 32 歳がビーストラッシュでごりごり進み、最後も残り 10 ヤードの 2nd&10 から中央を突破し、一旦は止められたもののオフェンスラインに押してもらって団子状態のままエンドゾーンへなだれこんだ。グルーデンも会心のガッツポーズ。
ラムズもすぐにタッチダウンを返す。ミッドフィールドからといういいフィールドポジションの攻撃で、パス二本でレッドゾーンに入る。次のプレイでノーバックフォーメーションからガーリーが左から右へジェットスウィープのように走り、そこへゴフがボールをトス。ガーリーはそのまま右サイドラインまで駆け上がってタッチダウンを決めた。
この後レイダーズが二本、ラムズが一本 FG を決めて 10-13 で折り返し。
後半は一方的な展開になった。最初のドライブでふたたびザーラインの FG が決まってラムズが同点に追いつくと、クーパー・カップタッチダウンレシーブで逆転、さらに FG 二本にとどめはピーターズのインターセプトリターンタッチダウンと一方的に得点を重ねた。レイダーズは後半オフェンスが機能せず、突き放される一方だった。
ラムズは前評判通りの強さで、二季連続のプレイオフへ向けて好スタートを切った。レイダーズはこの試合に関してはカーが最終的にインターセプト3本と足を引っ張ってしまった。


最終スコア:LAR 33-13 OAK

Houston Texans (0-1) @ New England Patriots (1-0)

観そこねた。DAZN の見逃し配信、72 時間はさすがに厳しい。
一応スコアは7点差なのだが、スタッツ見るとテキサンズはウォトスンが最初の1プレイ目でファンブルしてたりパス成功率が 50% しかなかったり 4Q のほぼ最後にやっと一本返してたりという感じで点差以上の完敗というやつかなという感じ。
ペイトリオッツはレシーバー不足を戦前から言われていて実際その通りだったが、グロンカウスキーにボールを集めるというゴリラ戦術で乗り切ったもよう。こちらもインターセプトありファンブルありとわりと甘い戦いぶりだったようだが、それでも快勝するのは流石というべきか。

  • コーダレル・パターソン(元ヴァイキングズ)、いまペイトリオッツにいるのな。調べてみたらレイダーズからトレードされてて、「パターソン+ドラフト六巡」と「ドラフト五巡」でのトレードだったらしい。ほとんどただじゃん、それ。



最終スコア:HOU 20-27 NE

Other Games

BUF(0-1) 3-47 BAL(1-0):レイヴンズばか勝ち。ビルズはネイサン・ピーターマンが先発したものの 5/14-24yds-0Td-2INT であえなく引っ込められてルーキーのジョシュ・アレンが投げたがそっちも 5/16-74yds とかだったようだ。再建のシーズンというやつだろうけど、それにしても。
PIT(0-0-1) 21(OT)21 CLE(0-0-1):われらがクリーヴランド・ブラウンズ、一昨年 12 月からの連敗を 19 で止める……が、勝利はあげられず、実に微妙な感じに。4Q に入って 21-7 を追いついてオーヴァータイムに持ち込んで、それで勝てないあたりまあ実にブラウンズ的である。スティーラーズロスリスバーガーインターセプト3本ファンブルスト2回とぼろぼろで、これで負けてたら確実に戦犯だった。ブラウンズはテイラーが投げて 15/40-197yds-1TD-1INT、ランは 8att-77yds。この分なら今季何勝かはできそうかな。なるべく早く勝ちたいところ。
CIN(1-0) 34-23 IND(0-1)ベンガルズが敵地で白星スタート。4Q は 17-0 で一気に逆転勝ちしている。ドルトンは 21/28-243yds-2TD-1INT で及第点。ラックは二年ぶりの実戦復帰だが 39/53-319yds-2TD-1INT と投げまくった。いきなり大丈夫かとも思うがこれだけ投げられるなら逆に大丈夫と考えてもいいのだろうか。ちなみに二年前にオフシーズンにスノーボードやってて右肩怪我したことを公表したとか。個人的にはオフには好きなことしていいと思うというかしててほしいと思うけど、実際こういうことあるのは厳しいよね。
TEN(0-1) 20-27 MIA(1-0)ドルフィンズが幸先よく開幕勝利。タネヒルタッチダウンふたつとインターセプト2本で、どう評価すべきか微妙なところ。タイタンズはマリオタが先発したけど途中肘の怪我かなにかで下がったそうで、そこからはギャバートが投げた。ふたりともタッチダウンなし、インターセプトはマリオタが二本、ギャバートが一本。
JAX(1-0) 20-15 NYG(0-1):ジャグァーズが地味ーに勝ち。まあ守り勝ったと言ってよろしいかと。しかし最後に点が入ってから 10 分以上無得点でそのまま試合終了というのも珍しい。ボートルズは 18/33-176yds-1TD-1INT とまあこんなもんという数字。フォーネットが 2Q にハムストリングを傷めてアウトというのが少し気になる情報かな。
TB(1-0) 48-40 NO(0-1):大空中戦を制したのはバッカニアーズ。しかしこれ、フィッツパトリックが投げている。相変わらず先発運が太い男だ。だが 21/28-417yds-4TD-0INT というスタッツは完璧と言ってよく、パッサーレイティングももう少しで満点で(156.2)、おそらくキャリアハイだろう。わからんものだ。セインツは最後タッチダウン二本返してるので点差以上の負け。ブリーズも 37/45-439yds-3TD-0INT とすさまじい数字で、これで負けるんじゃやってられないだろう。セインツはたまに守備がまともになっても翌年になると元に戻ってしまうのは謎だ。スクルトかよ。
WAS(1-0) 24-6 ARI(0-1):カズンズを失ったレッドスキンズはアレックス・スミスを獲得。これはなかなかいい動きだと思う。一方カーソン・パーマーが引退したカーディナルズはサム・ブラッドフォードを獲得。結果はごらんの有様。レッドスキンズにはエイドリアン・ピーターソンも加入してて、この日は 26att-96yds と相変わらずの馬車馬ラッシュ。頑張ってほしいものです。
DAL(0-1) 8-16 CAR(1-0):おたがいパントを6本ずつ蹴る守備的な試合。こうなるとパンサーズに有利で、ちょっとずつリードを広げて反撃を 4Q のタッチダウン一本に抑えた。
SEA(0-1) 24-27 DEN(1-0):二転三転した試合を制したのはブロンコス。両軍、というか両 QB 合わせてインターセプト五本という荒れた試合で、特にウィルソンの二本はけっこう珍しいのではないだろうか。ブロンコスの QB はケイス・キーナムで、すっかりジャーニーマンの風格だがこの日は 3TD-3INT と評価が難しい。
(とりあえずここまで)