黄昏通信社跡地処分推進室

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入院 (6)

初の週末。起きた時、初めてはっきり良くなり始めた感じがあった。昨日より体調がいい。これはものすごく大きな変化だった。手術日以来水、木、金と日々状況は変わっていたが辛さの種類が変わるだけで前進している感じはこれっぽっちも感じられなかった。これはすごく精神衛生によかった。
まだ熱が出るときは出たが、元気な時間も増えてきたのでベッドを起こして新聞など読み始めてみたりする。
便はまだ柔らかく、ちょっとした拍子で漏れてしまうのでアテントはけちりながらも結構いっぱい使う羽目になった。そして流石に尻が厳しくなってきてがさがさするので、妻にワセリンを頼む。ワセリンは安いし塗りすぎても悪いことがひとつもないのだそうでこういう時は何も考えずにワセリンをべたべた塗るのがよい。ということにおれの中ではなっている。
この日は父母そろって見舞いに来てくれた。ありがたい。父が先に帰った後も母はもう少し残ってくれて、またけっこうしゃべる。母とこんなに話したのは本当にひさしぶりだと思う。
夜少し熱が上がって、看護師さんにお願いして解熱剤入れてもらったけどやっぱりちょっとぼうっとした。少しはしゃぎすぎたな。