黄昏通信社跡地処分推進室

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入院 (7)

相変わらず夜中は断続的に眠ったり目覚めたりしつつ、朝。管が入ってると喉を刺激されて起きがちで、そこはちょっとつらいところではあった。右の鼻の穴から入れてるせいか身体の右側を下にした方が寝やすく、普段やらない側だったのでなかなか新鮮だった。
朝、術後初めてご飯の匂いをいい匂いとおもう。わずかに食欲のようなものも出て来たようだ。よしよし。
職場に電話する。喉に管が通ってると話しづらい。後輩と課長と話す。とはいえ心配かけましたとぐらいしか伝えようがない。一応お願いしなければならない業務の話はしておくが、メールも送ってあるしこちらも口で言うべきことはあまりなかったりする。
月曜日なのでシャワーに入れるとのことだったが、季節柄(とあと多分代謝が落ちてるので)かゆいとかべたべたするとかいうことが全然ないので、この日はもう拭くだけにした。
看護師さんが鼻の管の長さを測定している。なぜ? と思ったら抜いてしまう人がいるのだとのこと。寝ている間に無意識に引っ張って、なんてこともあるのであらかじめ測っておいて定期的にチェックするらしい。へえー。おれの場合は逆に 4cm ほど中に入っていたのでちょっと外から引っ張られた。あんまり入りすぎても良くないみたい。それはそうだろうな。
この日は義母が来てくれて、しかもわざわざうちに寄っておれのノート PC まで持って来てくれた。ありがたい限り。LAN ケーブルも持って来てもらったのでようやくインターネッツにつながれるわいと思ったら考えてみりゃ MacBook Air は LAN ポートねーじゃんなー。これはぬかったわい。あわてて妻に連絡して、USB-LAN アダプタを買ってもらう。
ワセリンが届いたので尻に塗ってみる。うむ、快適……とは違うが、守られた感じがする。これは頼んでよかった。いやまあファミマとかで売ってるんだろうけど。