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北京オリンピック (9)

  • スノーボード男子ハーフパイプ。リアルタイムで見ていたわけではないのだが、平野歩夢の二本目のランはトリプルコーク1440を含む素晴らしい内容で、素人目には絶対にトップに立ったと思えた演技だった。しかし結果は僅差の2位。最終的には本人曰く「その怒りを三本目にぶつけて」もう一度トリプルコーク1440を成功させて金メダルにたどり着いたのだが、なかなかに肝が冷える展開ではあったと思う。レポートを見ると、ジャッジ6人中4人が平野歩夢よりスコッティ・ジェームズの方を高く評価している。うーん。ジェームズには6人ともが91~94点をつけていて、わりと納得できるスコアなのだが、平野歩夢には89~96点とばらつきがある。そして全く同じ構成のランを成功させた三本目では、ジャッジ全員が95点から98点をつけている。そこまで違ったものだろうか。毎回毎回ジャッジに説明をさせるわけにはいかないだろうが、メダル争いでこういうことがあるとちょっとまずいようには思う。ともあれ三度目のオリンピック、今回限りで引退を表明していたショーン・ホワイトに引導を渡す金メダルで、ひとつの時代の節目になったことは間違いなさそうだ。
    • ほかの日本勢は平野海祝が9位、戸塚優斗が10位、平野流佳が12位(/決勝12人)。まあ決勝に4人進んでひとり金メダルなら大成功だが、わりと極端に分かれてしまった。