黄昏通信社跡地処分推進室

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卒業!

というわけで、息子の卒業式。起きたときは鼻水がどばどば出たけれど、幸い少ししたらだいたいおさまり、咳もちょっと出た程度。これだったらなんとか行かせられるかなという感じ。
少し遅れておれと妻も出発。卒業式は最初は児童ひとりにつき保護者もひとりまで、それを超える人は別室で映像を見てね、という運用の予定だったのだけど、事前の説明会の時にそれに意見を表明した保護者の方がいらしたらしいんだよね。ほかの学校ではふたり入れる運用のところもある、もちろん学校ごとの判断はあってもいいけど、なんとかもう一度考えてはもらえまいか、というようなことを言った人がいたらしくて。それで、小学校がもう一度検討した結果、体育館にふたり入れることに変わった。この件について妻が自分は最初から半ばあきらめてしまっていて、学校がそう決めたなら仕方ないと思ってしまっていた、というようなことを言っていて、それはおれもまったく同じだったなと思ってちょっと反省した。いや、学校にもいろいろ事情はあるし、先生も(一般論として)大変だし……、みたいなことをいろいろ考えると中々学校に要望を伝えること自体今は難しくなってしまっている。でもやっぱり、せめて両親ぐらいは、っていうのは正当な要求の範疇だと思うし、学校の事情を斟酌してもなお伝えるべき要望であったように思う。こういうのの峻別って難しいすな。
ともあれ、おかげでふたりで卒業式を見られて、とてもよかった。covid-19のおかげで定番の送る言葉的な奴はできず、代わりにひとり一言ずつ壇上で今後の抱負を述べる、というコーナーが新設されていたのだけど、息子がそこで「先生方いろいろなことを教えてくれてありがとうございました」と言っていて、それはよかったなと。みんなけっこう「支えてくれてありがとう」的なもう少し抽象的な言葉が多くて、その中で具体的な言葉があったのはよかったし、すごくシンプルだけど先生がしてくれることって突き詰めればやっぱり教えてくれることに尽きるわけで、そこにフォーカスしたのはよかった。あとは、みんな思い思いにハレの服装をしてくるわけだけど、そのヴァリエイションが大変絶妙で、これは狙ってできるようなもんじゃないと思うのだが、けっこうな多様性があって楽しかった。眼福。
いやーしかし卒業か。早かったな。こないだまで行くのを渋る息子を連れて一緒に学校まで行ってた気がすんのだが、それもたぶん一番近くて三年前とかだし。本当に年々歳月が過ぎるのは早くなっていく。子供たちはどんどん成長してたくましくなっていって、親はため息をつくばかり。