『フラジャイル』、なんとなくここ二ヶ月ぐらい「あれ？終わるの？」みたいな雰囲気があったけど別にそんなことなかったな。単に箸休め的なエピソードだったからか。今回取り上げられている、職種、職階や経験にとらわれず自分の意見を言うこと、そして出された意見は誰に出されたかにかかわらずフラットに扱われなければならないこと、という原則は医療現場では口を酸っぱくして叩き込まれる。で、なんでこれをおれが知ってるかというと、事務職員ですら受けることが義務になっている研修にそれが入ってたから。それはすごく尊くて理想的であるべき姿なのだけど、たぶん完全に徹底するのは不可能なほど難しいんだよね。今回のエピソードではこれは本題ではないと思うけど、中々に重いテーマだと思う。
『スキップとローファー』、先日もほめちぎったところであるが今月もすごかった。本当にどうってことない球技大会のエピソードを解像度高く掘り下げてからのこれである。具体的なところはもちろん読んでほしいが、今月だけ読んでもおそらくこの良さは伝わるまい。それが難しいところでもあるし、反面連載漫画の素晴らしいところでもある。この漫画を現在形で味わえるというのは本当に素晴らしいことだと思う。
