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WBCチェコ代表

今度いろいろあってWBCの韓国-チェコ戦というマニアックなカードを観に行くことになったのだが、チェコ代表についてちょっと調べていたら中々面白いチームだとわかった。MLB経験者はエリック・ソガードただひとり、四球団を渡り歩いた「内外野を守れるユーティリティ・プレイヤー」とのことだが要するにジャーニーマンで現在36歳、2021年にカブスとの契約が切れてからはずっとFAということだから実質的には一度は引退しているのだろう。通算815試合出場で打率.246、26本塁打、187打点、46盗塁だからピーク時でも少なくとも打撃は超一流には届かなかったというところ。あとは米国の大学生がひとりふたりいるほかはほぼ全員国内のアマチュアリーグでプレイしている。それも日本の社会人と違って(あれは海外の基準で言えばどちらかといえばプロに近いようだ)、みんな本業を持っていて週末だけ野球をやるガチアマチュアらしい。日本にたとえるなら、よく言えば独立リーグだが、本業の方も消防士とか地理の先生とか神経科学者とかファイナンシャルトレーダーとか言ってるので、どちらかというと「草野球」に近いようにも思える。それが、ヨーロッパ予選で強豪スペインを決勝で3-1で下して悲願の初出場。「トウキョウドームで野球ができるなんて信じられない」というレベルらしい。こんなの応援せずにはいられないではないか。