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「姉さんにはえろう失礼言うたわ」――天皇賞・秋:結果

4回東京8日11R 第130回 天皇賞(秋)(GI)
サラ系3歳以上 2000m 芝・左 牡・牝(指) オープン 定量 曇・稍重
1 7 13ゼンノロブロイ   牡4 58kg ペリエ  1:58.9     498Kg +6(1)
2 2 4 ダンスインザムード 牝3 54kg ルメール 1:59.1 1.1/4 466Kg -8(13)
3 4 8 アドマイヤグルーヴ 牝4 56kg 武豊   1:59.3 1.1/2 464Kg-12(9)
4 3 5 ツルマルボーイ   牡6 58kg 蛯名正  1:59.3 クビ 464Kg +6(3)
5 5 10ローエングリン   牡5 58kg 横山典  1:59.5  1  484Kg +4(6)
ラップ 12.6 - 11.4 - 11.8 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 11.9 - 11.4 - 11.4 - 12.3
上がり 4F 47.0 - 3F 35.1
単勝 13 340円 馬連 04-13 8,210円
結構色々なところで馬場状態と騎手のコース取りがこの結果を招いているように言われているが、まあ確かにその通りではあると思う。特に Brain Squall


東京は先日の改修の際に水はけの悪い3、4コーナーの内側に排水溝を埋め込んである。そのため去年のJCや今日のように朝まで豪雨でも当日に晴れていると急激に内側が乾いて、やたら内側が伸びるようになることがある。
という指摘は面白い。
ただ、ペリエルメールが馬場状態をどこまで読んでいたかにはちょっと疑問が残る。単に普段のスタンス通りインを突いたんじゃないだろうか。逆に日本の騎手は通常の道悪のセオリー通り外に回した、ということでは。馬場を知っているからこそ嵌まった陥穽、とまで言うとちょっと正当化しすぎではあるかな。所謂ローカル巧者の大西や芹沢が乗っていたらどうしただろうか。

ゼンノロブロイ(1着・…)
快勝。無印にしといて言うことじゃないけど、なんだかんだ言ってこの馬が一番強かったんじゃないでしょうか。距離も合っているようだし、スローペースも向いたのだろう。強襲を受ける馬場じゃなかったのも味方したかも知れない。
ダンスインザムード(2着・…)
難しい馬ですなあ。今日も発汗があったみたいだし、使ったこと自体はどうなんだとは今でも思うけど、この結果は認めなくちゃいけない。とらっくばっく競馬から辿ったら、この馬に印を打ってる人が(たしか複数)「牡馬相手の速い流れが向くかも」というようなことを書いていて、純粋になるほどと思ったんだけど、終わってみると流れ自体はスローだったな。直線ももたれてローエングリンの後ろに入りそうになったりしてた。この先もむらに活躍を続けるのだろう。
アドマイヤグルーヴ(3着・…)
日本人最先着。ってそういうことじゃねえか。これだけ離されるとやはり力の差はあるのかとは思える。武兄の乗り方は素直に巧騎乗、でよかろう。なんか最近叩かれがちだけど。
ツルマルボーイ(4着・△)
位置取りが悪すぎた。その割にはいいところまで来ているので、まあ力は出せていたと考えるべきか。そんなに馬場も苦にする方じゃないと思っている。
ローエングリン(5着・◎)
単騎でスローの逃げ。おれの予想とは違ったけど、絡まれもしなかったし自分のペースで行けたのだし、展開的に大きな有利を得たのは間違いないところで、それでも足りなかったのだからこれはもう仕方ないと言う外ない。もう少し速いペースで行っていれば、とは勿論思うが、それでも残れていたか、というと難しいように思う。
ナリタセンチュリー(6着・△)
一頭だけ外から伸びた馬。とはいえ完敗ではあり。スローだったのはよかったと思うのだが。
バランスオブゲーム(9着・○)
好位に控えたがそれっきり。全くらしさも好いところもなかった。外枠がよくないなんて話もあるらしく(参照→競馬予想コラム『蛸坊主の赤鉛筆』: バランスオブゲーム −天皇賞・秋−)、今後は少し気をつけた方がいいのかも。つっても今更しょうがないか。
シルクフェイマス(10着・▲)
殆ど競馬をしなかった、というかできなかった。体調なのか馬場なのか展開なのか、まあおそらくどれもちょっと以上ずつ、ではあるのだろうが、こうネガティヴファクターが多いと決め付けるのは難しい。残念な結果だった。
テレグノシス(11着・△)
スローでも大外回して末脚勝負ってのは青写真通りだったと思う。距離が未知数な馬でもあり、変に普段より前につけるよりはこの方が正解だった。んだけど、いかんせん馬場が、というところか。気の毒ではあったが、内を突いても好走までは行ってなさそう。
リンカーン(12着・△)
後方のまま。展開も向かなかったが、こんなもんなのか。安藤勝己によると、追っても殆ど反応してくれなかったとのこと。
ダイワメジャー(17着・…)
ノド鳴りらしい。前走惨敗の後獣医に診せたら「喘鳴症の一歩手前かも」とか言われたらしく、今回全く駄目だったら立て直す心算だったのだそうだ。そういうことは先に言ってくれ、とは思うが、逆に不安材料があっても使ってみたら大丈夫で勝っちゃうことなんかもあるだろうし、まあ難しいところではある。