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素質で限界を突き破れ――阪神ジュベナイルフィリーズ・予想

2004-12-05 5回阪神2日目11R 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 牝 芝 1600m
1 1 カシマフラワー   牝 54 松永幹夫 高市圭二
1 2 エリモファイナル  牝 54 内田博幸 大久保正
2 3 ラインクラフト   牝 54 福永祐一 瀬戸口勉
2 4 マイネデセール   牝 54 木幡初広 斎藤宏 
3 5 ショウナンパントル 牝 54 吉田豊  大久保洋
3 6 アンブロワーズ   牝 54 ホワイト 小島太 
4 7 ハギノコマチ    牝 54 藤田伸二 鮫島一歩
4 8 テイエムチュラサン 牝 54 小池隆生 小島貞博
5 9 エイシンハッピー  牝 54 幸英明  坂口正則
5 10ジェダイト     牝 54 柴田善臣 池江泰郎
6 11ミラクルコンサート 牝 54 和田竜二 川村禎彦
6 12リヴァプール    牝 54 川島信二 田島良保
7 13クロユリジョウ   牝 54 池添謙一 岡田稲男
7 14デアリングハート  牝 54 武幸四郎 藤原英昭
7 15モンローブロンド  牝 54 安藤勝己 安田隆行
8 16コスモマーベラス  牝 54 長谷川浩 中村均 
8 17ライラプス     牝 54 武豊   松田国英
8 18キャントンガール  牝 54 デムーロ 岡田稲男
馬名のリンクは、「この日記をその馬名で検索した結果」に飛ぶようになっている(ただし、エリモファイナルエイシンハッピーデアリングハートのリンクははてなキーワードへのリンク)。つまり貼られている馬はこれまでに一度以上取り上げているということだ。ない馬は未勝利勝ち、かつ500万下以上で勝っていない、ということになる。

カシマフラワー
1枠1番引いたので、いきなりおちになってしまってすみません。本命。さんざんネガティヴファクター書いておいて週末にはいきなり本命ってパターンはローエングリンの時と全く一緒だな。成長してないなおれ。さておき、早熟なスピード馬はみんなこのレースで壁にぶち当たるわけだけど、この馬は「早熟なスピード馬が若いうちに荒稼ぎ」というレベルからはちょっと逸脱していると思う。初の内枠だが、コース的には有利だし、鞍上の松永幹夫もインを捌くのは上手い。通じる力はある筈で、人気は手頃。重馬場も血統からすれば上手いだろう。ここで買わなければどこで買うのか、と。
エリモファイナル
未登場。新馬はアフリカンビートの2着で、2戦目で勝ち上がってここに参戦。父はオペラハウス、母は中央6勝のエリモセントラル、と奥の有りそうな血統。鞍上の内田博幸も今年の成績は抜群だ。しかし如何せん前走も平凡だし、アフリカンビートもあれだし。重馬場はプラス。
ラインクラフト
ファンタジーステークス見ちゃうと、軽い印とかまして無印とかにはできない。ただ断然人気だし、ファンタジーステークスとここを続けて好走した馬は案外少ない。未知の要素も多い2歳戦だし、期待値を考えると連軸にするのは多分割に合わない。馬券術としての対抗。勝たれたらそれはそれで仕方ない。重馬場は不明。レースぶりからはマイナス。エンドスウィープミスプロなので下手ではなさそうだが。
…マイネデセール
オープンを勝っているが、この馬も2戦目までに勝ち上がれなかったくち。間隔をあけてここに備えてきたようでもあるけど、距離短縮で結果を出してることもあるし、あまり期待はできない。重馬場は問題なし。
ショウナンパントル
印は白三角だけど、人気によっちゃちょっと厚く買いたい馬。器用さもあるので内枠は単純にプラスに働くだろう。重馬場はちょっと苦にしそうなので、馬場には注意。
アンブロワーズ
新聞なんかによれば仕上がっているそうだ。本馬場で追い切っててやる気満々だったのでまあ信用していいんじゃないっすかね(いいかげん)。これも先行力があるので内枠があだになることはそうそうない。重馬場はやってみなきゃわからない。多分大丈夫。
ハギノコマチ
1戦1勝。まあ平凡と言っていい内容で、特に強調はできない。ただ、1戦1勝馬が結構穴をあけるレースでもあり、正直悩ましい。買う馬に困ってる人にはお勧め。字面を見ると割と底力のありそうな血統ではあるので。重馬場は多分プラスにはならない。
テイエムチュラサン
キャントンガールが競りかけてくるという前提なら一文も要らない。マイペースでも残れるかどうか。これまでのレースでの後先で言えばこの馬>テイエムヒットベヴァーミリアン、となるのだが、それが力関係ともとても思えないしねえ。重馬場はプラス。
エイシンハッピー
キャリアは豊富。だがここ2戦はモンローブロンドに先着を許している。父がグラスワンダー、母の父が Sadler's Wells なので底力はありそうだが、ここまでは軽いレースが多くて力を出し切れていない。まだ未完成な部分も多分にあるのだろう。GIでその血が騒ぐだろうか。重馬場は上手いだろう。
ジェダイト
そういうわけで、「ジェダイト=モビーディック」派の人は買わなくていいし、「上は上、この馬はこの馬」と考えるのなら買い材料は充分にある。おれは買わない。重馬場はマイナスかな。
…ミラクルコンサート
フジキセキの仔で、新馬ラインクラフトの6着、続く福島の未勝利で勝ち上がってここへ。時計も平凡だし、買う理由がちょっと見つからない。母父がウォーニングなので重馬場は大丈夫そう。
リヴァプール
当初は先行していたのだが、ここ2戦は後方から無理矢理脚を伸ばしている。今回も後方からになりそうだが、キャントンガール次第では速目のペースになってくれそうではある。モンローブロンドを逆転するシーンはあるかも。重馬場はあまり上手ではないかも知れない。
クロユリジョウ
4戦目で未勝利勝ち上がり、次走ファンタジーステークスでスローで先行しながら9着。通じる要素は感じられない。重馬場は割と得意そう。
デアリングハート
新馬マヤノスターダムの2着で、次走京都 1600m の未勝利勝ち。父がサンデーサイレンス、母がデアリングダンジグ。半兄に Ecton Park (スーパーダービー)なんぞが居る良血。あるいはここでいきなり通用しちゃう可能性もなしとしないが……。重馬場は多分下手。
モンローブロンド
ちょっと思いきり好過ぎる気もするけど、まあ人気も考えるとこうなる。ここ2戦、もちろん悪い内容ではないのだが、恵まれた面があるのは確かだし、それで過剰人気になっているようだし。あと多分重馬場も下手っぽい。
コスモマーベラス
新馬勝ちの後、2戦目は(市)馬限定の500万下でマルカジークの2着。正直よくわからないけど、時計も相手も平凡だしまあ通じる要素もなかろうかと。重馬場は可もなく不可もなく。
ライラプス
まあ一応買う方向で。今回は前走のようなことにはなるまいし。
…キャントンガール
本当に逃げるのかどうかわからないが、まあワンペースな馬だから逃げた方がいいとは思う。だとするとテイエムチュラサンには邪魔な馬と言うことになる。

まとめるとこう:
カシマフラワー
ラインクラフト
リヴァプール
ショウナンパントル
アンブロワーズ
ライラプス
例によって馬連のみで◎から他の馬へ5点。