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妻の実家へ向かう途中、とりあえず特急に乗ってから、急行に乗り換える心算で電車を降りた。と、来る筈だった急行が遅れているというアナウンスがあった。電車の順番を入れ替えるのでその次に来る予定だった各駅停車が先に来るという。ただし二駅先で急行が結局追い越すことになる、とも伝えられた。
５分以上待つことになるのでややがっかりしつつ待っていると、続いてのアナウンス。急行がさらに遅れたため、その次の特急を先に通すという。となると急行が各駅停車を追い越す見込みは薄い。次に来た各駅停車に乗り込んだ。案の定二駅先では特急の追い越しのみで、とうとう目的の駅まで各駅停車が先に着いた。
完璧なアナウンスではなかったかも知れないが、状況をある程度把握することができて、それを基に正しい判断を下すことができた。刻々と変わる状況下で刹那の情報を伝えることにはリスクも伴うだろうが、なによりもストレスが少なくて済んだ。何が起きているかわからないということは、基本的にはそれだけでストレスなのだろう。個人的には待たされること以上に嫌かも知れない。