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NFL 2011 -- Week 11

最後のバイウィーク。スティーラーズ(7-3)、テキサンズ(7-3)、コルツ(0-10)、セインツ(7-3)がバイ。好調のチームが多い。

Carolina Panthers (2-7) @ Detroit Lions (6-3)

ネコ科対決。落ち着かない立ち上がりで、最初の3シリーズが全部インターセプト。めまぐるしく攻守が入れ替わるが正直見ちゃいられないという話で、ライオンズはさらにその次の攻撃もファンブル→ターンオーバーとなる。パンサーズは流石にそれに乗じて 10-0 とリード。ここでライオンズはタッチダウンを1本返すが、直後のキックオフでパンサーズはキックオフリターンタッチダウン。さらにタッチダウンを1本あげて、この時点で 17 点のリードとなった。しかしライオンズもここから大反撃。前半を終えないうちにタッチダウンを1本返すと、後半に入ってからも立て続けにタッチダウンを奪ってついに逆転する。パンサーズも諦めず、キャム・ニュートンのこの日2本目のタッチダウンランから2ポイントコンヴァージョンも決めて同点に追いつく。もう読んでる人居ないと思うけどこの時点で 4Q 残り5分の 35-35 です。これは面白くなってきやがった、と思ったのだけど、その返しのドライヴをライオンズ QB スタフォードがいくつか好いパスを決めてタッチダウンに持ち込み、わりとあっさり再びリードする。
でもまだ2分以上ある。ニュートンならまだなんとかしてくれるかも知れない。
……1プレイ目でインターセプトされて、今度こそ終了。とどめのタッチダウンまで挙げて、ライオンズが 49-35 で勝ち。

Kansas City Chiefs (4-5) @ New England Patriots (6-3)

マンデーナイト。やっぱマンデーナイトって微妙なカード多いっすよな。チーフスは QB キャセルが手の怪我で今季絶望となり、殆ど実績のないパルコを起用。この日が初スターターとなった。しかしペイトリオッツというのはいかにも相手が悪い。24/37、230 ヤードで3インターセプトというほろ苦い内容となった。ペイトリオッツはブレイディが 15/27、234 ヤードで数字はよくなかったがそれでもタッチダウン2本。今シーズンのメインオプションとなっている両 TE グロンカウスキーとヘルナンデスへそれぞれ4本ずつパスを通し、グロンカウスキーがタッチダウンを2本挙げた。2本目などはコーナーポストの側、タックルされながらもジャンプして完全に身体が上下逆になり後ろ頭から地面に落ちる、という凄いプレイで観ているこっちがぐえって言った。大丈夫だったみたいだけど。34-3 でペイトリオッツの勝ち。

Cincinatti Bengals (6-3) @ Baltimore Ravens (6-3)

AFC 北の同地区対決。ここは激戦区で、この試合で勝った方が今週バイのスティーラーズに星で並ぶという状況になっている。2位以内に入れればワイルドカードには手が届きそうだが、反面2位に入れなければどうしようもないわけで、中々に厳しい状況だ。
試合はアウェーのベンガルズがルーキー QB ドルトンのコントロールの下先制タッチダウンをあげて 7-0 と先制。しかしレイヴンズも流石というべきか、堅い守りで追加点を許さないままフラッコのロングパスを絡めて 2Q までにタッチダウン2本で逆転する。ベンガルズは後半最初のレイヴンズのドライヴをゴール前2ヤードで止めてフィールドゴールに止め、返しのドライヴでタッチダウン。これで 14-17。しかしここからが若さというべきか、3Q 終了から 4Q 頭にかけて、ドルトンはたて続けにインターセプトを許し、しかもそのどちらをもタッチダウンに結び付けられてしまう。14-31 となるが、それでもベンガルズは諦めない。返しのドライヴでドルトンがロングパス一本通してまず 21-31。その返しはスリーアンドアウトに仕留め、次のドライヴでも残り9ヤードからのタッチライン際へのパス、WR グレシャムお手玉しながらもボールを掴み、両足を交互にエンドゾーンに踏み入れた……ように見えたのだが、タッチダウンのコールはレイヴンズのチャレンジで無情にもリバース。フィールドゴールで 24-31。
最後のドライヴでもベンガルズは残り7ヤードまで迫るが、セカンドダウンでサックを受けそうになったドルトンは必死にボールを投げ捨てたのが明らかにインテンショナルグラウンディング。17 ヤードを残り2プレイでは詰められず、31-24 のままレイヴンズが逃げ切り勝ちを収めた。

その他

  • うおおおジェイカトラー右手骨折だとおおお終わったベアーズ終わった。
    • まったくちゃんと書いたことなかったんだけど、NFL のここまで見た QB の中でもっともひいきにしているのがベアーズのジェイ・カトラーだったのです。鋭いパス、俊敏な逃げ足、パス・プロテクションが弱くても文句ひとつ言わず淡々と投げる姿。今季好調なベアーズを支えているなあという印象を持っていた。大変ショックなニュース。
    • 怪我は親指の骨折(と BS の放送では言っていたが NFL 公式のニュースだと骨折とは書いてないっぽいな)で、手術するとのこと。ただ、怪我をした状況が、4Q で自らのパスをインターセプトされた直後に、ラッシュしてきた相手にタックルした時に傷めた、というもので、得点が 31-20 だったことを考えると完全に余計な怪我だったなという印象。まあ、てめえのパスインターセプトされたらそいつに向かってって止めるぐらいの闘志がなければ、クウォーターバックなんてつとまらないのだと思うけど、ね。
  • マイアミ・ドルフィンズ3連勝である。ビルズ相手に 35-8 とかの完勝。3試合連続で対戦相手にタッチダウンを許していないそうだ。最強過ぎる。ちなみに3連勝は 2008 年以来だって。
  • ヴァイキングズは 21-27 で負け。QB《思案》ポンダーは 19/33、211 ヤード、2TD、3INT。2Q に 3TD まとめて取られたのが最後まで響いた模様。「ディフェンスが頑張ってくれたのに、僕のプレイ選択が誤っていたので負けた、この敗戦の全責任は僕にある」とはポンダーの弁。RB ピーターソンも途中で負傷退場(骨には異常なしとのこと)しており、ミネアポリスには寒い冬が来そうだ。2-8 は 1962 年以来の記録だそうです。
  • カウボーイズは OT の末レッドスキンズに 27-24 で勝ちこれで 6-4。よーしうむうむよーし。
  • パッカーズは勝って 10 連勝、フォーティナイナーズも勝って 9-1。この辺は負けねえなほんと。
  • ブロンコスは 17-13 でジェッツに勝ち。いやー面白いすねティーボウ。見たわけじゃないけど、今週も 9/20 で 104 ヤード、とても勝てる数字ではないのだが最後の最後のドライヴで自分のランだけで 58 ヤード稼いで逆転タッチダウン。このシーンだけは映像見たんだけど別に足速くなくてディフェンスを引きずるみたいに前進している。おれの思う「勝てる QB」像とはおよそ真逆で、だからこそ今一番観たい。ブロンコスの試合 NHK では中々やってくれないけど、そろそろどうすかー。
    • →12-16 にベアーズ@ブロンコスやるらしい。カトラーが怪我してなければなあ……。