黄昏通信社跡地処分推進室

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文部科学省内で出世していって事務次官を目指すギャルゲー「メクストキング」というねたを考えたことがある。異動する先々で非常勤の女の子と仲良くなるのが出世の鍵であり同時にギャルゲー要素でもあるわけ。でも出オチタイトルのわりにはどっちの知名度も微妙なので(日本国民の何割が文部科学省の略称が mext であることを知っているのだろうか)それ以上細かいことを考えるのは諦めた。

フィクションに向いている職業ということでは土地家屋調査士を個人的に(しつこく)推したい。すでにこんな導入も考えている。


あなたが――これを読んでいるあなたが、いま居るところは、誰のものだろうか?
あなたが座っている、あるいは立っている、歩いている、その下にある土地は、誰のものだろうか? 


あなたが一戸建ての自宅にいるなら、そこはあなたの土地かも知れない。その家が借地権付きの土地に建っているなら、地主のものかも知れない。
あなたが自宅のマンションに居るなら、土地は区分所有者の共同所有になっているかも知れない。
アパートに住んでるなら、大家さんのものかも知れない。


電車に乗ってる? なら、鉄道会社のものかな。
その電車が道路と交差する陸橋を渡っているところだったら? その道路が国道なら国の土地、県道なら県の土地、市道なら市の土地、などなど。


川を渡ってるところだったら? 
海を渡ってるところだったら?
河川敷で寝転がって読んでたら?
素晴らしい国立公園で読んでたら?


心配することはない。あるいは、期待しすぎてはいけない。あなたが日本国内に居るのであれば、あなたの居る土地は必ず誰かのものだ。そういうことになっているのだ。


これからする話は、その、土地の持ち主と、その境目に、主に関わる話だ。そして、その制度に密接に関わっている職業に就いている人の話でもある。


土地家屋調査士
導入してどうするかは、まだ全く考えていない。