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[スライディングは最強]心に残るゲームたち (35-2):『スプラッターハウス』(攻略編)

回顧編はこちら→[スプラッター一発ぶっぱなせ]

設定

主人公のリックは恋人のジェニファーとデート中ひどい嵐に遭って慌てて駆け込んだ館がスプラッターハウスでさあ大変。気がつくとリックは独り倒れていてジェニファーの姿はない。そこへ謎のホッケーマスクがやってきてリックの顔にとりついてしまう。

操作

  • 8方向レバーとアタックボタン、ジャンプボタン。
  • レバー左右で左右移動。速度は一定でダッシュなどは無し。
  • レバーを上方向に入れると画面奥側を向く。壁にかかっている武器を取ったりできるが全面中でも4,5回しか使わない。鏡の前で上を向くとリックの正面姿が見られる。
  • レバーを下方向に入れるとしゃがむ。
  • 立っている時にアタックボタンを押すとパンチ。
  • しゃがんでいる時にアタックボタンを押すとキック。キックの方がリーチが短い。
  • ジャンプボタンを押すとジャンプ。空中でも多少左右方向の操作可能。向きも自由に変えられる。
  • ジャンプ中にアタックボタンを押すと1回目はジャンプキック、2回目以降はジャンプパンチ。
  • 斜めジャンプ後、着地と同時にレバーを下方向に入力しつつアタックボタンを押すとスライディング。スライディングはパンチの2倍の攻撃力があり、さらに1体の敵に2回まで攻撃が当たる。
    • スライディングする方向は、レバーを真下に入れた場合はジャンプした方向、左下もしくは右下に入れた場合はそれぞれ左および右。
    • ジャンプ中にジャンプキックを出しても着地時にスライディングを出せる。ジャンプパンチまで出してしまうとスライディングは出せない(と思う)。

得物

地面に落ちている、あるいは壁にかかっている。独特の光を発しているのでそれとわかる。

鉈、棒、斧
両手で持つ武器。持っているとパンチの代わりにこれらを振る。若干モーションが大きいが攻撃力はパンチの2倍。それぞれ当たり判定が若干異なる。
スパナ、石、槍
投擲武器。持っている時にアタックボタンを押すと投げる。投げると敵に当たるか画面外に出るまで一直線に飛んで行く(正確には画面外に出てから少し先まで飛んでいる)。貫通力はない。投げるモーションはやや大きい。攻撃力はパンチの2倍。
猟銃
銃器。持っている時にアタックボタンを押すと撃つ。撃つと、向いている方向の腰の高さに居る一番近い敵に自動的に弾が当たる。貫通力はない。弾は8発。攻撃力はパンチの2倍。

得物を持っている状態で地面にある別の得物を拾うと、持っていた得物を代わりに地面に置く。地面にある得物を拾える範囲がわりと広いので、少し進んでからもう一度拾い……というのを繰り返すと、2つの得物を持ち運ぶことができる。

1面

灰色のクリーチャーは目が赤い奴は1発で死ぬが、目が黄色い奴は2発。
背景の鎖につながれている奴が謎の液体を吐いてくる。吐く前に光るので立ち止まること。広がった液体は飛び越えてもいいがしばらく手前で待つと消える。おれは未だに待ってしまう。
蝙蝠は全部しゃがみキックで対処するとよい。キックが当たらない高さの奴はそのまましゃがんでいれば平気。
地面から槍が突き出してくる罠がある。出てくる前に「じゃきん」という音がするので立ち止まること。
脳みそ剥き出しみたいな頭の奴は少しトリッキーな動きをするので、ある程度近づいたらパンチを連打すること。2発で倒せるが、倒すと落っこちた頭がリックに向かって飛んでくるので注意。特に棒を持っていると頭を迎え撃つのに少しだけこつがいるので、危ないと思ったらしゃがむこと。
ボスは吸血蛇×たくさん。画面右端に行って、左を向いてパンチを連打する。これでだいたい倒せるが、打ち漏らした奴が地面を這ってくるので、近づいてきたらしゃがみキックで倒す。最後ひと通り収まったあとで、左側の首吊りクリーチャーの体内から一匹だけ飛び出すので注意。具体的には、画面左端に寄っていればよい。

2面

序盤は灰色のクリーチャーと脳みそ剥き出しの複合攻撃。後ろからもちょくちょく来るので注意すること。スパナは思わせぶりに落ちているが温存するようなもんじゃないので適当に投げてしまって構わない。
中盤は地上クリーチャーと、天井から首吊り死体が降りてくるシーン。鉈は必ず取ること。あまり焦らず、必要なら立ち止まって敵に対処する。特に脳みそ剥き出しが左右から来るところは注意。
最後は地下水路。入ってすぐの壁際に棒が落ちてるので必ず取ること(レバー上で取れる)。ぬぼーっとした奴が出てくるが棒なら一発で倒せる。水しぶきで出現位置はすぐわかるので先置き気味に棒を振るとよい。つうかそこまでしなくてもいいけど。
鉄球はジャンプして越える。途中で4つ来て、最後に2つ来る。最後の2つは間隔が狭いのでちょっとだけ注意。
ボスはポルターガイスト。最初は蝋燭と缶が降ってくる。右端からリックひとり分ぐらい空けたところに立ち、左へ向かってパンチを連打。左側に蝋燭が落ちたら、今度はもう少し左に動いて右へ向けてパンチ。先ほどまで立っていた辺りに缶が落ちてくるのをやりすごしたら、また右に戻って左を向く。
次は椅子。跳ねてくるが、基本的には左向いてパンチ連打で大丈夫。パンチがぎりぎり届かない距離から大ジャンプされるとちょっと危ないので、間合いは調整した方が安全。
ナイフ。右端で左向いてパンチ連打。高い位置に来たらそれで打ち落とせる。低い位置に来たときだけしゃがみキック。
ナイフが3本とも動かなくなったら、画面中央の絵が動き出す。最初は必ず左に動くので、それを追いかけるように画面の中央に行こう。そのまま左向きにパンチを連打すると、何発か入って、絵は上に逃げて今度はリックの右に回り込む。そうしたら右に向いてパンチを連打する。以下繰り返し、だが、パンチ6発ぐらいで倒せる。
最後にシャンデリアが落ちてくるので、部屋の両端いずれかに逃げること。シャンデリアにパンチを入れると 100 点入るので、稼ぎたければ内側を向いてパンチを連打するとよい。ただし、シャンデリアにつぶされるとライフがいくつあっても即死になる。

3面

この面の特定のクリーチャーは倒すと死体が地面に残り、それをゾンビ犬が食べにくる。ゾンビ犬は食べてる間は攻撃して来ない。蹴りを入れると「きゃん」と吹っ飛んで、一旦少し下がってから飛びかかってくる。蹴った位置でそのまましゃがみキックを連打していればそのまま倒せる。
肌色のぐにゃぐにゃした奴は動きは鈍いが、リックの蹴りの届かない位置で止まって謎の液体を吐いてくる。こちらから近づいていってしゃがみキックを入れること。2回蹴ると死ぬ。
前半で猟銃が出るが、手に入れたら攻撃は全部しゃがみキックにして、極力猟銃を温存すること。
鳥はしゃがめばかわせるので全部しゃがんでかわす。
橋では水たまりみたいなのが左右に動いているが、ジャンプして飛び越える。規則的に往復しているだけなので、よく見ればどうということはない。この水たまりを踏んでしまうと橋の下に落ちる。猟銃を失ってしまうのが非常に痛いので、できるだけ落ちないこと。
落ちてしまったら。橋の下では2面の水路で出てきたぬぼーっとした奴と鉄球の複合攻撃が待っている。ここでは棒がないので、ぬぼーにはジャンプキックで攻撃すること。パンチだと向こうの方がリーチが長いので。ここを抜けると、結局上で橋を渡り切ったのと同じところに出る。
後半は首吊りクリーチャーが出る。謎の液体を吐いてくるのでうかつに近づかないこと。1匹目は手前に石が落ちているので石を投げて倒す。もちろん猟銃は拾い直す。
もう少し進むと鳥が飛んでくる。その辺りでしゃがむと、茂みの陰に石が落ちている筈。鳥をよけようとして勝手に拾ってしまうことも多いと思う。そうしたら、石と猟銃を持ち換えながらちまちま進む。小川があるので、石を持って小川ぎりぎりに立ち、右に向かって投げる。そうすると、首吊りクリーチャーの2匹目にぎりぎり当たる(音がするのでわかる)。石が当たらなかったら、2匹目に猟銃を撃って構わない。
最後、首吊りクリーチャーの3匹目が出るので、これには猟銃を撃ってよい。ただし途中で死んだり橋の下に落ちたりしていると猟銃がないので、その場合は液体を避けてから近づいてジャンプキックもしくはパンチで倒す。
猟銃の2丁目が出るので、猟銃2丁を持ち換えながら進むと、ほどなくボスに出くわす。
ボスはチェーンソー男。耐久力 20 発のタフガイだ。つまり猟銃なら 10 発当てれば倒せる。猟銃が2丁ある場合は、弾数の少ない方を先に持つ。猟銃を持ち換える瞬間だけ隙ができる。チェーンソー男は時々画面右端で壁ジャンプしてきて近くに来るので、持ち換える瞬間にそれが来るとちょっと怖い。だから、最初の銃で2発以上当てたら、適当なタイミングで2丁目に持ち換えてしまおう。あとは適当に撃っていれば倒せる。
猟銃が1丁しかない場合は、なんとしても1発も撃たないで8発持ってくること。8発全部叩き込んだら、左の方に下がって、チェーンソー男が右の方へ行くタイミングを見計らい、右ジャンプから右向きスライディングを放つこと。運が好ければ2発当たって倒せる。当たらなかったら左へ戻って同じことを試みること。
チェーンソー男を倒すと、リックはその死体の傍らを通り過ぎて館に入っていく。土砂降りの雨の中、チェーンソーは主が倒れても動いていて、「ジーーッ」という音を立て続ける。

4面

スタートしてすぐの壁に銀の槍が3本かかっている。これも惜しくはないのでどんどん取ってばんばん投げつけよう。
ジャンプする灰色赤目が登場する。こいつらはジャンプだけで移動し、決して歩かないので、くぐるのは難しくない。着地に合わせて槍をブッ刺すと気持ちいい。
床に穴があいているので落ちないように。最近久しく落ちてないので下がどういうステージだったか正直憶えていない。
床で刃が回転している。2本で1セットなので、1本目の刃の手前で止まって待つ。蝙蝠が来るのでしゃがみキック。ここは一見強制スクロールだが、立ち止まったままリックが画面左端まで来るとスクロールは止まるので心配せぬこと。刃のタイミングを測って進み、軸を飛び越えて、少し待ってジャンプして次の刃の範囲へ進む。すぐに2本目の軸を飛び越えて、最後にジャンプで右へ抜ける。確かすぐ蝙蝠が来るのでしゃがみキックを打つこと。
もう1セット刃が来る。ほぼ同じ要領で抜けられる。タイミングが1セット目と違うので、少し急いで飛び越えるといい。
鏡の部屋ではレバーを上に入れるとリックの正面姿を見ることができる。別に嬉しいもんでもないが。
ミラーリックは鏡の前を通過すると鏡を割って登場する。どの鏡から登場するかは決まっておらず、半強制スクロールで画面が一定の位置まで進んだ後に最初に通過した鏡から出現する。常に右端に居れば、4枚目、9枚目、14 枚目、辺りの鏡から出現する。逆に左端付近に居れば1枚目から出てくる。とかそういう感じ。出現する鏡の手前から右へジャンプして着地時に左へスライディングを打つと2発当たって倒せる。全部の鏡でそれをやってればどれから出てくるとかすら気にしなくていい。スライディングに失敗したらジャンプキックやパンチで無理矢理倒そう。スライディングの姿勢でジャンプしてくるインチキくさい攻撃が超つよい。
ボスは木の十字架。周囲を死人の首みたいなのが5,6個ぐるぐる回っていて、それが時々すうっとリックへ向けて飛んでくる。首はいくら倒しても復活するので十字架だけを殴るべし。
斧が出るので拾った方がいいが、微妙に扱いづらいので注意が必要。打点が低く、近くに攻撃判定がないので、中段から頭の高さに上がりながら飛んでくる頭に対処しづらい。危ないと思ったらしゃがむ方が安全だ。十字架は画面の左端と右端を半円状の軌道で往復しているので、リックを中央付近に置いて左右に少しずつ動きながら斧の先の方で十字架を殴るイメージ。
十字架を倒すと祭壇みたいなところに出て、オルガンの演奏が響き渡る。意味はわからないんだけど、とても印象的なシーンで、メロディを全部憶えてしまった。曲が終わると女の悲鳴が響き渡り、バタバタと物音がする。べたべたな演出だが、この後の不穏な展開を示しているシーン。

5面

最初の部屋 (1) には跳ねる椅子が登場。棒が落ちているので拾って殴ること。耐久力が2発なので、棒なら1発で倒せる。やみくもに振り回さずに1脚を1振りで仕留めるように。
床があちこち抜けている部屋 (2)。傾いている床のところではリックが下に滑ってしまうので、落ちないように注意。また、床が抜けている下の水たまりみたいなところには手首みたいな奴が住みついていて、一定間隔でジャンプしてくる。床は / \ / \ という順に傾いていて、ただ立っていると低い方へ滑っていってしまう。/のところは普通に右にレバーを入れ続けてジャンプすればよい。\のところはそのままジャンプすると手首にぶちあたってしまうので、着地したらすぐ真上ジャンプして手首をやり過ごし、次に着地したらまたすぐ右にジャンプして次の床に進む。手首は倒せるので、平らな床に立ってる時はパンチで倒しておくとよい。
この部屋の脳みそ頭はちょっと変な動きをするので、油断せずパンチを連打すること。最後は上りのはしごと下りのはしごがあるが、上に進む。
次は幽霊の部屋 (3-上)、上空の幽霊が厄介。頭蓋骨を落としてくるのだが、左右方向の動きがひたすらトリッキーで倒しづらい。後ろの壁にかかっている絵からは顔が飛び出してくるので油断せぬこと。あと床の穴が多くて地味に辛い。最初の方の穴に落ちるのと中盤以降の穴に落ちるのとで行き先が違う。稼ぐつもりがなければせめて中盤以降の穴に落ちること。ただし穴に落ちないのが多分一番楽。最後も上下に分かれているが、上に進むこと。
上に進むと衣裳部屋 (4-上)。また鏡があって、ミラーリックが計3回出てくる。4面と同じ。
次の部屋は1面のボスとほぼ同じ、吸血蛇×たくさん (5-上)。ただし強制スクロールで右に進み続けているのが結構厄介で、個人的には中々ノーダメージで抜けられずに苦しんでいる。なにかコツがあったら知りたい。画面右端に張り付くと、部屋の出口に近付いたところで操作不能になると同時に無敵になるのでちょっとだけ楽できる(気がする)。ただ、無敵になっても何故か吸血蛇が噛みつくので、足首に吸血蛇を何匹もぶら下げたまま部屋を出る羽目になることもしばしば。ここを抜けるとボスの部屋へ。
(2) から下に行く、あるいは (3-上) 前半の穴から落ちると水路の部屋 (3-下)。2面の水路で出てきたぬぼーさんと鉄球の組み合わせ。
(3-下) を抜ける、(3-上) 後半から落ちてくる、あるいは (3-上) の最後から下りてくるとゾンビマスターの部屋 (4-下)。ひたすらリックに向かってくるゾンビと、それを操っている魔術師の死霊みたいな奴との組み合わせ。ゾンビは2種類いて、顔がしっかりしてて動きがきびきびしてる奴は耐久力が2発、頭がつぶれてて動きが遅い奴は耐久力が3発。ゾンビマスターは空中でふらふらしているだけだが、一定の間隔で呪文を唱える。呪文の「ハーッ!」という掛け声がかかると、倒れていたゾンビが全部復活してしまう。地上のゾンビを捌きつつ、ゾンビマスターにジャンプキックを当てよう。マスターはダメージを受けると一定時間無敵になって画面の反対側に移動する。また追いかけていって、呪文を唱え終わらないうちに蹴る。この繰り返し。途中画面外からゾンビが補充されるが、上手くスライディングなどを使って素早く倒す。復活されてしまったら、ゾンビの対処を優先すること。この部屋からは (5-上) と (5-下) に行けるが、上の方がましだと思う。
座敷牢の部屋 (5-下)。特別な敵は出ず、灰色クリーチャーとゾンビ犬と幽霊の組み合わせだが、意外なほど難しい。特にやっぱり幽霊が強く、幽霊に気を取られていると地上の敵にやられるという感じ。ここを抜けるとボスの部屋へ。
ゾンビマスターが結構強く、これとやり合うかやり合わないかという選択がまずひとつ。避けるなら延々と上を選べばよいが、(3-上) と (5-上) はそこそこ難しい。ゾンビマスターを避けないなら、(2) から (3-下) を選ぶといいと思う。


(1)→(2)→(3-上)→(4-上)→(5-上)→
   ↓  ↓ ↓    ↑
   →(3-下)→→(4-下)→(5-下)→
5面のボスはなんとジェニファー。会った時はソファに寝かされていて、リックに気付くと立ち上がって「Oh, my darling」とかなんとか言う。しかし身体を改造されてしまっていて、その後すぐに醜い姿に変身して襲いかかってくる。
画面の中央で待つ。ジェニファーがジャンプしてくるので、落ちてくるところにパンチを入れる。大ジャンプと小ジャンプがあるが、見ていれば区別は容易。殴ると画面端まで吹っ飛んでから着地して爪を伸ばしてくる。爪は画面中央まで届くので、少しだけ下がってよける。よけたら中央に戻って、以下繰り返し。
6回殴ると、ジェニファーが元の姿に戻って一回正気を取り戻す。すぐにまた変身して、襲ってくる。上記と同じ方法で対処する。
もう6回殴ると、またジェニファーは元の姿に戻って正気を取り戻す。すぐにみたび変身して襲ってくる。
三度目の変身では、ジェニファーは大ジャンプ小ジャンプに加えて「ステップ」を使ってくる。これが強い。「ぴょん」と跳んですぐに爪を伸ばしてくる。これも素早く反応すれば殴れるらしいのだけど、一度でも出遅れて爪で刺されてしまうと殆ど終わってるので、おれは三度目の変身の後はスライディングで突っ込んで、1ダメージ覚悟で重なったままパンチキックを連打して倒すことにしている。この方法でもまれにダメージを受けずに倒せることもある(条件不明)。
追記(2018-07-20):今更ながらこつがわかった。画面中央、ぎりぎり爪が届かない距離で待って、毎回「ステップ」を待つ。相手が動いたらとにかく一歩踏み出す。ステップだったらそのまま殴る。小ジャンプだったらちょっとだけ戻って向き直って殴る。大ジャンプだったら後ろを向いて戻って殴る。踏み出すところまではオートマチックにして、そのあとの動きを切り替えるようにすると、相手がどう動いてきても対応できる。


6面

おそらくは屋敷の地下、体内を思わせるステージ。
この面はシーンの区切りがなく、ボスまで延々とひと部屋で敵も一種類しかいない。この辺りは実に上手い演出で、緊張感のある面をラスト前に持ってきている。
天井や床から、灰色の卵が泡のように膨らみながら現れて、一定の大きさになると天井や床を離れて漂い始める。ふらふらと向きを変えながら空中を漂った後、地上に下りたところで今度は孵化して灰色のエイリアンっぽいクリーチャーが出てくる。
エイリアンはジャンプのみで地上を移動する。リックに少し離れたところからしがみついてくる能力があって、しがみつかれたらレバーをがちゃがちゃやらないと離してくれない。しがみつかれている間は一定時間ごとにダメージを受ける。反応が早くレバガチャも素早くできればノーダメージでふりほどけることもある。リックの手足がぎりぎり届かないぐらいの距離からジャンプしてくるときが特に厄介で、早めに一歩詰めてしゃがみキックを当てに行くか、パンチ連打で倒せることを祈るかの判断が難しい。
卵もかなり厄介で、特に天井から落ちてくる奴が一旦頭上へ回り込むようにして真上近くから下がってくるのがかなりきつい。軌道にはいくつかパターンがあるので、早めに見切ってジャンプパンチするなり地上で迎え打つなりスライディングを狙うなりしなくてはならない。
ひとつひとつ潰していては中々進めないが、どんどん進むとしまいには囲まれてしまう。どちらかというと慎重寄りに進んで行った方が個人的にはよかった気がした。
ともあれこんなステージだから抽象的なことしか書きようがないが、結構このゲームそのものの地力が要求された。
ずっと右に進んで行くと、通路は行き止まりになっている。その壁際の低い位置に、葡萄色の脈動するかたまりがあって、そいつがボスだ。特に攻撃はしてこないが、道中と同じように床と天井から際限なく卵が出てきてふわふわ飛んでくる。それを捌きながらひたすらボスに打撃を入れる。30 発ぐらいで倒せる。断末魔の悲鳴を上げたあと、はじけて謎の液をまき散らすのだが、その液に攻撃判定があるので、悲鳴を聞いたら画面左の方へ逃げること。
この面は永久パターン防止の壁みたい奴が出るのがすごく遅い。時間だけはまったく気にしなくていい。

7面

いよいよラスボスだ。
館を出て、林の中を進んで行く。火のついた丸太が降ってくるのと、全身炎のドラクエ2のフレイムみたいな奴が登場するが、どちらも倒せないので避けるしかない。フレイムみたいな方は攻撃すると逆にダメージを受けるのでかいくぐること。丸太はジャンプ、フレイムはくぐる。丸太は落ちてきたあとはただ転がるだけだし、フレイムは決まった軌道でジャンプ→着地を繰り返すだけなので(どうでもいいけどこいつの軌道は典型的なデコジャンプだ)、落ち着いて見ていればそれほど難しくもない。
ただし、最後林を出る直前の2本の丸太だけは間隔が狭い。1本目を少し手前から跳んで、うまく間に降りるようにすること。
そんなわけでラスボス。空き地に枝を組み合わせただけの十字架が立っている。なぜかリックのマスクから白い何かが飛んでいき、十字架の根本に潜り込む。すると、十字架の下から巨大な頭がせり出してくる。
このボスもひたすら頭を殴るしかない。頭自体は攻撃してこないが、画面左右端から巨大な手が現れて、リックをはたこうとしてくる。動きがもっさりしているので、タイミング良くジャンプすればかわせる。
十数発殴るとボスの頭は一旦地面の下に引っ込んでいく。頭が引っ込んでいる間も手はもそもそと攻撃を続けてくる。少し経つと、また頭がせり出してくる。
ここでの最大の敵は、ボスの頭がせり出してくるときに巻き上げる土くれだ。土くれは空中高く飛んで画面外に飛び出し、数秒おいて画面内に降り注ぐ。手が来ていないときならまあ避けられるが、それでも夢中で殴っていて反応が遅れたりすると間に合わなくなりがち。手が来ているときだと殆ど運任せになってしまう。
手が出てくるタイミングだけは完全にパターンなので、上手く調整してよけよう。
頭がひっこむまで殴るのを4〜5回繰り返すと倒せる。


これで攻略は終わり。簡単なゲームではないが比較的覚えゲーで、ものすごい反射神経とかレバー捌きとかは要求されない。6面は難しいけどそれでも卵の軌道は何種類かしかないし、エイリアンもすごくトリッキーな動きをするわけではない。ラスボスも、ここまで来れればまあ勝てるぐらいの強さだ。
見た目も操作感覚もとっつきやすいゲームではない。でもよく作られていて、独特の爽快感があり、やりこむとちゃんと上手くなる。単純に面白いゲームだと思う。だからといって今更始める人も居なかろうけど、なにかの参考になれば嬉しい。



続きに過去のレトロゲームエントリ一覧。
(番外編6) [頭と指先を鍛えよう!]:渋谷会館の思い出

(35-1) [スプラッター一発ぶっぱなせ]:『スプラッターハウス』(1988)(回顧編)

(番外編5) [R-TYPE 7面ボス]

(34) [川が汚れちゃ困るんだよ]:『Dr. トッペル探検隊』(1988)

(33) [タイマン勝負!]:『ギャラクシーファイト』(1983)

(番外編4) [聖地と呼ぶにはあまりにも]

(32-2) [帽子に花を咲かせましょう]:『WIZ』(1985)

(32-1) [手はグーで飛んでくる]:『魔法使いウィズ』(1986)

(31) [長えよ]:『野豚の異常な食欲 またはいかに私は心配するのをやめて蛸を愛するようになったか。』(1984)

(30) [Merry Merry Christmas]:『ザ・グレイトラグタイムショー』(1992)

(29) [ワルシャワ条約機構の悲哀]:『SUPER大戦略』(カードゲーム)(1989)

(28) [半魚人]:『ヘビースマッシュ』(1993)

(27) [キャノンボール]:『ポンピングワールド』(1989)/『スーパーパン』(1990)

(番外編3) [語れるほどは知らないんだけど (1)]:『ラフレーサー』(1990)/『エスケープキッズ』(1991)/『ホットロッド』(1988)

(26) [シャッターチャンス]:『フォトバトール』(2001)

(25) [スパイアンドスパイアンドスパイ]:『シークレットエージェント』(1990?)

(24) [銃と弾丸]:『ガンバレット』(1994)

(23)
[たくさんあるぜ]:『タントアール』(1993?)/『イチダントアール』(1994)

(22) [おれたちゃ義賊(まあ、たぶん)]:『ボナンザブラザーズ』(1989)

(21) [文字だけのインベーダー]:『コズミックレボ』(1984)

(20-2) [なつがくればおもいだす]:『超絶倫人ベラボーマン』(1988)(小ねた集)

(20-1) [全力でぶったたけ!]:『超絶倫人ベラボーマン』(1988)

(19-2) [あがけ、最後まで]:『ぺんぎんくんWARS』(1985)(攻略編)

(19-1) [競技の名はドジボール]:『ぺんぎんくんWARS』(1985)(回顧編)

(番外編2) [MTJ 氏のこと]

(18) [おまえはワイドだ]:『オメガファイター』(1989)

(17) [かみさまおねがい]:『高田馬場アドベンチャー』(1983?)

(16) [力を合わせて]:『ゲイングランド』(1988)

(15) [麻雀に似たなにか]:『スーパーリアル麻雀P4』(1992)

(番外編1) [ファミコン版との違いを教えてやる]:『ツインビー』(1985)

(14) [幻のライバル]:『キャメルトライ』(1989)

(13) [Ready Go!]:『プラスアルファ』(1989)

(12) [終わりなきゲーム]:『ギガンテス』(1990)

(11) [追っかけっこ]:『ポリス&ギャング』(1983)

(10) [今度は縦スクロール]:『イメージファイト』(1988)

これより古いバックナンバーは現在再掲載の準備中。