帰りに例によってスーパー覗いたら鯨の刺身が半額になってて旨そうだったので買った。大変おいしかった。２回連続の当たりであり実に素晴らしい。このところ食べてる奴は馬刺しに近い感じで臭みとかあんまりない*1。鯨も種類とか部位とかによっていろいろらしい（当たり前だが）。近所のスーパーに出てる奴は輸入物が多い気がする。
国際司法裁判所の判決が出たが、調査捕鯨自体が「いつか壊されるべき枠組み」だったのだろうことは素人目にも明らかで（そして、ちょっと調べた限りではおそらくそれは正しいだろうと思われる）、責められるべきがあるとすればこんな場当たり的なことを続けてきたことそのものであろう。将来を楽観視はできないが、肝心なことから目を背けることが否定されたことはある種の幸運であるのかも知れない。そうはいっても、鯨食を愛する者としては、この長い商業捕鯨禁止期間の間に日本から鯨を食する文化が確かに失われつつあるということにはいささか釈然としない思いは残る。あと 10 年経っても、おれは仕事帰りにスーパーで鯨を買って食べられるだろうか。
*1:って言う奴は大体その臭みが気にならないか慣れきってるかどっちかだよな
