黄昏通信社跡地処分推進室

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山行メモ:弘法山

妻が息子の幼稚園の同級生のお母さんと話していたところそちらのおうちでも山登りをするということがわかって、なんだか一緒に行きましょうということになった。子供連れで行けるところということで弘法山が選ばれ、最終的には幼稚園つながりで総勢3家族 11 人というメンバーになった。
弘法山は一帯が公園になっていて、登山口にも駅から歩いて行ける気安さがある。秦野駅から水無川に沿ってくだっていき、河川敷の道が車道に合流したところで左に曲がるとほどなく登山口。そこからがコースで一番きつい登りで、林の中をつづら折りに上がっていく。とはいえものすごくきついというほどでもない。40 分ぐらいで登りきって、そこが浅間山(だったかな)。そこからは尾根伝いにゆるゆると進んで、ゆるい直登があって権現山の山頂に到着。ここは南から西の眺望が素晴らしく、木陰にシートをひいてお昼ごはん。山で食べるお弁当はおいしい。人懐こい猫が寄ってきて、車座に混じるような位置でじーっと座って誰かがなにかをくれるのを待っていた。
休憩後は尾根沿いの幅の広い道を東に下って行き、鞍部にある(平たい尾根なので鞍部もなにもないのだけど)東海大学前駅のほうへ下る分岐を見送り、もう一度ゆるい直登をのぼり返せばもう弘法山だ。ここには井戸があって子供たちは大いにはしゃぐ。テーブルのところでおやつを食べた。
北へ向かえば吾妻山を経て鶴巻温泉駅に出るが、今日は東南側の尾根を下って東海大学前駅を目指す。尾根道をゆるゆると下りていくと、30 分ほどで舗装道路に出た。少し長めの休憩をとって、東名高速小田急線を越えて温泉施設へ。ここでみんなでゆっくりお風呂に入り、併設されているレストランで晩ごはんを食べた。
温泉から出て駅の方へ坂道を下りながら、北西側に見える山々を眺めた。暮れなずむ梅雨前の空の下、青みがかったむらさき色に沈む山々が幾重にも重なって、その上に少しだけ厚みのある三日月が浮かんでいた。小田急線の急行に乗って、延々と揺られながら家に帰った。



行程的にわりとちょうどよく、子供たちもまあこなせていたように見受けられたのでよかった。やはり友達がいると頑張れるし楽しいのだろう。
天気というか気温が心配だったが、やはりまだ朝晩涼しいおかげもあってか思ったほどは暑くなく、覚悟していたよりも日陰があって、風もちょくちょく吹き抜けて、どうにかなった。真夏でなければ多少最高気温が高くても何とかなるものなのかも知れない。


また山に行こう。次はどこにしようか。