これ 08-16 の項に書いてたので、こちらに移動。(2016-08-23)
- テニス男子シングル三位決定戦、錦織が勝っていた! 夜中たまたまちょっと観て、第2セットで 4-2 だったのでそのまま勝ったのかと思ってたらフルセットになってて驚いた。その上で勝ったのだから素晴らしい。この競技でのメダル、しかもナダルを下してというのは、偉大な一歩と言って差し支えなかろう。
- セーリング男子 RSX 級メダルレース。RSX 級というのはいわゆるウインドサーフィンのことらしい。
- ええと、セーリング全般に共通するルールとして、10 レース(レーザー級、470 級、フィン級)もしくは 12 レース(前掲以外の級)行って、一番着順の悪かった1レースを除いた着順を合計して、上位すなわち合計が小さい 10 チームがメダルレースに進出する。で、メダルレースは着順二倍で計算して、最終的な着順の合計が一番小さかったチームが金メダルを得る。
- で、男子 RSX 級は開始の時点で金銀メダルが確定済。このシステムだと充分あり得る展開で、興行的にはつらいところ。そして金確定のオランダのファンリエセルベルゲが圧勝していた。12 戦して順位点が 25 とかなので、ちょっと別格の強さ。
- 解説によると「これぐらい風が吹くとちょっとこの人に勝てる人がいない」のだそうで、五輪は二連覇となった。
- そしてセーリング女子 RSX 級メダルレース。こちらは9位までメダルのチャンスがある大混戦だったうえに、上位のふたりが序盤から遅れてメダルの行方が最後までわからず、観てて面白かった。最後少し凪いでみんな帆をうんしょうんしょってしてゴールしてて大変そうだった。
- 銅メダルとったエルフチナが、それがわかったあとざぶんと海に飛び込んで金メダルのピコンのボードに上がって、抱き合ってわちゃわちゃはしゃいでたのがなんかよかった。
- オープンウォータースイミング女子。これは確か北京で正式採用されたんだけど、その時から「川で 10km 泳ぐの? 中国にそんな泳げる川あるの?」と思って気になってた。その時は気がついたら終わってて、ロンドンでももちろん観れず(ハイドパークの池でやったんだそうで、それはそれで観たかった)、今回初めて観られてちょっと嬉しい。でも地上波でわりといい時間にやってたから、観た人多かったかもね。
- 今回の舞台は、コパカバーナがあるので、もちろん海。海かー。水温は 21 度(セ)とかなり低いが、解説によるとそれぐらいなら平気らしい。まあこれだけ泳げば平気かも知れないけど、体力は使うだろう。
- 超長距離なのでゆっくり目のピッチですいすい泳ぐものかと思っていたらさにあらず、接触上等で早いピッチでざぶざぶ泳ぐ。人でぎうぎうのチームボート、釣竿みたいなので行う給水、と観ないとわからないものはいろいろあるもので。
- 距離のわりには着差が小さく、原理的には「脚を余した」人が多かったはず。スローペースだったのか、だいたいこんなもんなのか。コースの特性を考えると早仕掛けは難しいものなのかも知れない。
- 2位と3位は文字通りタッチの差だったのだが、後に見たら2位入線のフランスのミュレが失格になっていた。調べたけど disqualified としか出てなくて、詳細はわからない。
- これによるとそのタッチの時に3位のブルニを妨害した、具体的には頭を水に沈めた、ということらしい。→http://www.lemonde.fr/jeux-olympiques-rio-2016/article/2016/08/15/jo-2016-natation-aurelie-muller-medaille-d-argent-du-10-km-en-eau-libre_4983033_4910444.html
- 英語だと Marathon Swimming なのか……。