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リオデジャネイロオリンピック雑感 (13)

  • バドミントン女子ダブルス決勝、高橋/松友ペアが優勝。最後 16-19 からの逆転は見事のひとことだった。女子レスリングや、卓球の水谷を見ていても思うけど、日本人選手もメンタル強いひと増えたよなーと思う。世界ランキング1位のペアがその実力を発揮してランク通りに優勝、というのは一昔前では中々考えにくかったような気がするのだ。
    • というのはまあ全くの印象なので実際どうだかはわからなくはある。
  • セーリング女子 470 級メダルレース。日本からは吉田・吉岡ペアがここまで5位で、今大会のセーリングで日本チーム唯一のメダルレース進出を果たしていた。英国が 28pt とぶっちぎりで金を確定させていて、2位から6位までは団子という状況。NZ、米国、フランス、オランダのうち三国に先着できればメダルに手が届くかもというような状況だった。しかしスタートで出遅れてしまい、第1マークでは首位から 30 秒少しの遅れで9位。そこから追い風で少し差をつめて、二回目の向かい風。ここで多くのチームと反対側に進路を取るとこれが大正解で、強い風を得て一気に上位に進出する。第3マークでは米国とフランスの前に出て、このまま行けばメダル圏内という位置につけたが最後の追い風で失速し、最後は米国とフランス両方に交わされて7位どまりだった。それでもなかなかわくわくするレースで、見ていて楽しかった。
  • テコンドー女子 57kg 級。日本の濱田は 176cm と同級の海外勢に引けをとらない長身で、1回戦はベンアリ(チュニジア)に 9-0 で快勝。しかし続く準々決勝で守りを固めるワフバ(エジプト)相手に攻めあぐね、3ピリオド終わっても 0-0 でサドンデスの延長戦に入る。ここでワフバのまさかの上段蹴りをもらってしまい勝負あり。ワフバが準決勝で敗れたため、敗者復活にも進めずそのままおしまいになってしまった。
  • 優勝したジェイド・ジョーンズ(英国)は身長 167cm と、周囲の同級の選手よりおおむね 7〜8cm 低いが、“ヘッドハンター”という謎の異名通り上段をばしばし決めてて超面白かった。決勝でも大事に行こうみたいな感じはまったくなく攻めまくり。途中まですごい点の取り合いで 8-7 とかになってたが、最終的には 16-7 で勝っていた。実に痛快な戦いぶりでとてもよかった。
  • 解説が岡本依子氏だったのだが、まあ口べたなのはともかく、なにを言い出すかわからないようなところがあってややはらはらした。濱田の1回戦のときに「チュニジアの選手、なにもしてませんからねえ」とか言ってたり。まあ、メダリストから見ればそうなのかも知れませんけど、そこはもうちょっとこう、ねえ……?